今回は、大阪にお住まいの40代主婦さんが、突然始まった隣の騒音を撃退したお話をご紹介してみます。生活音ではない騒音は、アパート・マンションに住んでいるとやはり気になるようです。今回の事例では、大家さんに相談と直談判で、騒音問題が解決したようです。

床を叩く打撃音が隣の部屋から突然始まる

私は大阪在住の40代の主婦です。私が騒音に悩まされたのは、今から10年ほど前のことで、結婚をして住みだしたハイツでのことです。私も夫もそれまでは実家暮らしだったので、一から家電を買い揃えて住みだした新居でした。ハイツといってもメゾネットタイプの間取りで、3部屋しかなかったので隣人は2組だけでした。私たちの部屋は一番奥で、隣(真ん中の部屋)は夫婦二人暮らし、一番手前は女性の一人暮らしでした。

私も当時は仕事をしていたので、家にいる時間も短くほとんど隣人と会うこともありませんでしたが、住みだして2ヶ月ぐらいした時から隣の部屋の騒音に悩まされることになりました。騒音といっても音楽やテレビの音などではなく、部屋の床などを金槌でたたくような音が時々するというようなものでした。

最初は家具か何かを組み立てているのかと思いましたが、夜の8時くらいで、それも1回ではなく時々急に始まるので私も夫もびっくりしました。最初の数回は何か作っているんだろうと思い、特になにもしませんでしたが、あまりにも頻繁にドンドンと音がするようになったので夫は隣との壁をたたいてアピールするようにしました。

が、それでも音がやむことはなかったので、大家に相談することにしました。大家は私たちが住んでいるハイツの隣に住んでいて、家賃も毎月手渡しをしていたので、家賃を渡す時にそれとなく相談してみました。大家はそういった苦情は今までなかったようで、どう対処したら良いのか迷っていましたが、一度その夫婦に話をすると約束をしてくれました。

大家さんに相談と直談判で問題解決

それから数日後、大家が直接注意をしてくれたようですが、その後も変化はなく前にも増して音がうるさくなってきたような気がしたので、もうこれは直接文句をいうしかないと思い、夫と一緒に直接注意をしに行くことにしました。それまで隣人とはほとんど会ったことがなく、時々ゴミ捨てなどで見かけた時にはおとなしそうな夫婦という印象しかありませんでした。

まさかこの隣人が騒音トラブルを起こすとは思いませんでしたが、勇気を出してこれまでの騒音について話をしました。対応した男の人は見た目はおとなしそうですが、うちはそんな音を出していないと言い張り、全く相手にしてくれませんでした。隣の部屋からの音は確かで、絶対に何かをたたいている音がしているにも関わらず全く悪びれる様子もないので、この人に話しても無駄だと直感で思いました。

もう一度大家に相談してみましたが、大家の話も聞かないということで、対処に困っていると言われてしまいました。このまま何年も騒音に悩まされるのはかなりのストレスとなるので引っ越しも検討しましたが、まだ住み始めて数ヶ月ということもあり、引っ越し費用や礼金などのことを考えるともったいなく、どうしようか迷っていたところ、隣人が引っ越すことになったと挨拶にきました。

突然のことだったのでかなり驚きましたが、子供が生まれるのでもう少し広いところに引っ越すことにしたと言っていました。その際、騒音については何も言ってきませんでしたが、引っ越してくれるのに文句を言ってこじれさせてもいやなので、特に苦情はその時には言いませんでした。

もちろん彼らが引っ越してから騒音で悩まされることもなくなり、毎日快適に過ごすことができました。集合住宅なので、ある程度物音がすることは仕方がないと思いますが、普通の生活音ではない音はやはり騒音としか感じられません。私たちの場合は隣人が引っ越すということで問題は解決しましたが、あのまま引っ越さずに住み続けていたら、どうなっていたのかわかりません。できれば、大家にきちんと対処してもらいたかったと思っています。