今回は、関東にお住まいの40代男性自営業さんが、騒音を出している認識がない若者に騒音を気づかせた体験談をご紹介してみます。善良な人なら、騒音を注意することで、改善してくれるケースもあるようです。今回は、貼り紙をすることで問題は解決されたようですが、善良な人なら、直接話をしても聞いてもらえるのかもしれないです。

若い大学生の男性の騒ぎ声が耐えられない

自分は40代の男性で、職業は自営業です。住んでいる地域は関東で、以前に同じマンションに住む住民の大声に悩まされたことがあります。自分の部屋の斜め下には若い大学生の男性が住んでいました。そしてほぼ毎晩友達が来ており、遅くまで騒いでいたのです。彼は引っ越してきたばかりでした。

またもしかすると初の一人暮らしだったのかもしれません。そのためテンションが上がっており、毎晩友達と騒いでいたのだと思います。夜中なのに大声で歌を歌ったり、ふざけて水を掛け合っていたのか、「冷めてーよ」という叫び声が頻繁に聞こえてきました。最初のうちは一時的なものだと思い、我慢していました。しかし、このような騒ぎ声が毎晩聞こえてくるために、とうとう耐えられなくなり、行動を起こす決意をしました。

管理人に叫び声を相談

自分が住んでいるマンションには近隣住民に対する苦情を用紙に書き、それを管理人室のポストに入れるシステムになっています。それで自分は毎晩騒ぐ住民がいること、そして、その住民の部屋番号を書いてポストにいれました。しかし、叫び声は毎晩聞こえてきます。改善された様子が見られないために、自分は直接管理人室に赴くことにしました。

管理人の話では自分以外の住民から同じような苦情は出ておらず、そのため注意はできないというのです。また基本的には住民間の問題は住民同士で解決するものだと言われ、結局何もしてくれませんでした。ここで管理人との関係を悪化させてもしょうがないと感じ、彼にこれ以上お願いすることは止めました。

ドアに貼り紙することを決意

そこで自分は騒ぎ声がうるさい住民のドアに貼り紙をすることにしたのです。しかし、何と書いてよいのかがわからず、かなり悩みました。ソフトな口調で書いてしまうなら効果がないのではないかとか、強い口調の文章にすると彼が怒りだすのではないかなどと考えてしまったのです。迷った結果、「毎晩の騒音に近隣住民が悩まされています。改善されない場合はしかるべき処置を取らせていただきます。」という文章を書きました。

そして、彼が学校に行っている間にこの紙をドアに貼り付けてきました。もちろん自分の名前や部屋番号は記していません。この貼り紙を見てもバカ騒ぎを止めないのであれば、さらに強い口調の文章を書き、ドアに貼り付けようと決めていました。しかし、その晩、騒ぎ声は聞こえてきませんでした。大きな笑い声などが聞こえてくることはありましたが、貼り紙を見た後は明らかに態度を改めた感じがします。このとき以来、これまでのように夜遅くに大声で騒ぐことはなくなったのです。

善良な人なら騒音を出していることに気づかせることで問題解決

先にも触れましたが、彼は一人暮らしが初めてだったのだと思います。そのためマンションでの生活の常識などを全く知らなかったのでしょう。恐らく自分の貼り紙は彼をドキッとさせたことと思います。自分たちの騒ぎ声が外に漏れており、それが住民に迷惑をかけていることが分かったからです。

この男性とはエレベーターの中で何度か顔を合わせたことがあります。向こうから挨拶することはありませんでしたが、こちらから挨拶をすると笑顔で「こんにちは」と返してきました。自分が見ている限りでは、決して悪い人ではなさそうでした。今回の件を通して、近隣住民に迷惑をかけていることに気づかない人もいるという事実を知ることができました。

当時自分は30代半ばで、それなりの経験を積んでいました。そのため集合住宅ではルールを守ることに加え、大声を出すなどの迷惑行為を避けることは常識だと思っていました。しかし、若者の中には経験不足ゆえに周りのことを考える余裕がない人もます。このような人には親切な仕方で周りに迷惑をかけていることを知らせることができると感じました。