今回は、関西の賃貸マンションにお住まいの30代主婦(在宅ワーカー)さんが、上階の子供の騒音に我慢できず最終的に引っ越したお話をご紹介してみます。それなりに善良な人であれば一度注意されると騒音の改善策をとってくれるケースもあるようですので、何度注意しても騒音が改善されないなら、引っ越しするのが最善策かもしれません。

上階の子供の騒音が我慢できない

30代主婦(在宅ワーカー)、関西の賃貸マンションに在住。上の階の方の騒音(足音・子ども用おもちゃの楽器やピアノ等の楽器、床を叩いたりなにかが当たる音)に数ヶ月悩んでいました。上階には、同年代くらい(30代くらい)の夫婦と1~2歳くらいの子どもが一人住んでいることは知っていましたが、マンションの方とはどの方も「会ったらあいさつをする程度」の関係で、上階の方も後姿をみたことがあるくらいでどのような方なのかは知りませんでした。

なので、直接言うのは怖いし、正直「子どもがいるとある程度は仕方がないかな?」とも思っていたので、しばらくは我慢していました。しかし、上階の方は日中は母子が常に在宅している(保育園などには行っていない)ようで、私も在宅ワークや家事で家にいることが多かったので、朝子どもが起きてから子どもの活動時間はずっと、時に夜まで、走り回る足音、何かを頻繁に落とすようなコツコツ音、おもちゃやピアノの楽器音などが頻繁に気になる状態でした。

管理人に相談

まず、私たちがしたことは、管理会社のポスト(集合ポスト)に匿名で「子どもの足音等対策をしてほしい、ある程度は仕方がないがお互い気持ち良く過ごしたい」という旨の手紙を入れておくと、管理人の方がマンションの掲示板にやんわりとした掲示「下階や近隣の方に配慮した生活を(といった内容)」を貼ってくれました。しかし、そこから何日か経ってもいっこうに変化はありませんでした。

しばらくして、今度は管理人の方に「もう少し静かにしてほしい」という旨を伝えてもらえるよう頼みました。もちろん、意図的な騒音ではないので「お互い様ですが、お子さんがいらっしゃるのである程度は仕方ないと思いますが」といったことも話しておきました。そして、管理人の方が直接話しに行ってくれたようですが、そこで上階の方の対応(管理人の方にあとで聞いた)に少し驚きました。

「子どもがいるから仕方がないのをわかっているならもう少し我慢してほしい。また、(管理人の方いわく薄手のものではあったが)マットやカーペットをわざわざ敷いて音対策をしている。対策をしてほしいと(我が家が)望むのであれば、直接家を見に来てもらっても構わない。家内(対応していたのは旦那さん)も子どもに静かにするよう一生懸命しているが、なにせ小さい子にそれがわかるわけがないし、子どもに静かにしろというのはずっと閉じ込めておけということなのか」と少し怒っていたようでした。

騒音への理解は得られず

理不尽に感じましたが、一応気にかけてくれていることや対策されていること、子どもを静かにさせるのは難しいこともわかるので、それから何度か目立つ掲示をつくってもらったりしながら生活していると、ある日を境に静かになりました。しかし、ここでまた驚くことに…。上階の旦那さんは「下階(我が家)が文句を言うから家内と子どもは、しばらく里に帰ってもらった、これで文句ないだろう」といった話を管理人の方にしていたようです。しかし、あとから知るのですが、本当の理由は…。奥さんが2人目を妊娠していて出産が近づいたので、上の子を連れて里帰りをされたようでした。

たしかに数ヶ月は静かかもしれません。しかし、今度戻ってこられた時には足音は倍になるでしょう。なにより、元々妊娠していたことになるし、きっと里帰りも予定通りだったと思いますが、その一連をまるで我が家のクレームのせいにされたこと…。お互い直接会って言い合ったり話し合うことはありませんでしたが、賃貸ですので防音等の改装もできないし管理人の方も「一応(マットで)対策されていますし、夜は静かなようですので…」とこれ以上言えないという感じだったこともあり、我が家もちょうど身内の都合等で引越しも検討していたので、この一件(上階が現在里帰り出産中、旦那さんが開き直っている)を知ったタイミングで、本格的に引越し先を探し、引っ越すことになりました。引越し先は防音がしっかりしている物件を選びました。