今回は、長崎の田舎にお住まいの自営業さんが、騒音アパートで完全防音に成功したグッズについてご紹介してみます。防音イヤーマフと高級耳栓は騒音に効果的で、実践して騒音対策に成功したそうです。しかし、寝ている時は装着しづらく、寝る時の騒音が原因で、体調不良になり、安い木造アパートから引っ越したそうです。安い木造アパートには、絶対、住まない方が良いとのことです。

静かな木造アパートに外国人が現れる

30代前半の5月、ゴールデンウィークも始まって家で仕事をしていました。世間はゴールデンウィークで休みですが、私は自営業のためまとまった休みもなく、自宅でいつも通り仕事をしていました。その頃、私の住んでいたアパートは2階建てで、40戸ほどのボロい木造アパートでした。場所は長崎の都心部から離れた、田舎の地域だったので、家賃も格安でした。

外観もこじんまりとしていて人気もなく、私を含め数人ほどしか住んでいなかったと思います。しかし、そんな人気のない物件でも一つだけ気に入っているとこがありました。それはいつも静かで、周りに気を使う事もなく、自由にできた事です。しかし、そんな平穏な日も、このゴールデンウィークを境に崩壊することとなったのです。

その日もいつものように朝からPCに向かってキーボードを叩いていたところ、何やら外が騒がしいのに気づきました。日本語ではなく外国語でした。何事かと思いベランダから覗いてみると、正確に数えてはいませんが20人~30人の外国人がずらりとアパートの前を占領していました。はじめは観光だと思ってベランダの窓を閉め、再び仕事に戻ったのですが、1時間ぐらいたってもずっと聞き取れもしない言語で話しているのです。

その声の声量が凄まじく、普段はイヤホンで音楽を聴きながら仕事しているのですが、音をかき消すほどの声が聞こえてくるのです。早く何処かにいってくれないかなと思っていたのですが、一時するとアパートの階段を大勢で上がってくる音が聞こえました。もしかして、ここに住むわけじゃないよね….しかし、その予想は的中しました。

騒音アパートで完全防音に成功

そして、この日を境に静かだったアパートから騒音アパートへと一変したのです。これは後から聞いた話ですが、フィリピンから派遣で仕事をしにきたらしく最低でも3年はこのアパートに居座る予定だったようです。そして、住み始めて初日お国柄か周りに気を使わない性格なのか、とにかくうるさいのです。

朝の5時には洗濯機と大声、何よりも耐えがたかったのが2階の足音でした。どんなに疲れて寝ていても、毎回必ず起されるほどの騒音です。このままでは支障が出ると思ったので、自分が実践した騒音対策はまずカナル型のイヤホンで大音量の音楽を聴くということです。これで声はかき消せたのですが、足音は聞こえてきました。

この頃には、すでに数週間経っており、異常なほど音に敏感になっていたのかもしれません。微かに聞こえる音にもイライラして、カナル型のイヤホンでは満足できず完全防音を目指しました。そして次に実践したのは、防音イヤーマフと高級耳栓です。防音イヤーマフとは、銃などを撃つときにでる銃声を防音保護するための本格的な保護具です。

そして、耳栓をした上から、この防音イヤーマフを装着すると、やっと完全防音に成功しました。しかし、この装備でも欠点があったのです。防音イヤーマフは通常の音楽を聴くヘッドホンの2回りほど大きく、寝るときに装着できないということです。起きている時はいいのですが、寝ている時は必ず足音で起され結局これも根本的な解決にはなりませんでした。

体調不良で引っ越しを余儀なくされる

そして、とうとう体調も崩し、このままでは本当に気がどうにかなると思った私は生まれてはじめて、不動産にクレームをいれました。電話をかけてみると、女性の社員がでて事の経緯を話しました。しかし、その女性社員は親身になって話しを聞いてくれる様子もなく、私はこれはダメだと思いました。

案の定、騒音は続き、本当に注意してくれたのかどうか疑うほどでした。そして、とうとう体を壊し、心療内科へ行き、先生から「そこから逃げないと取り返しのつかない事になりますよ」と言われ、その時、お金もなかったのですが、親に頭を下げ、お金を借りて家を引っ越すこととなりました。

その期間2年です。その間も不動産に10回以上は電話していると思います。今回、一番効果があったのが、防音イヤーマフに耳栓をするとほとんどの音はシャットアウトできます。もし騒音で悩んでいる方は一度試してほしいと思います。(防音イヤーマフはアマゾンや楽天で売っています。)そして、どうしても無理だと思ったら、なんとしてもそこから引っ越して下さい。騒音というのは、音の暴力です。そして、この件でわかった教訓は、安い物件の木造アパートには、絶対、住まないということです。