今回は、関東にお住まいの20代主婦さんが、隣の部屋の飲み会の騒音がうるさいので、管理会社に連絡して解決したお話をご紹介してみます。管理会社に、騒音問題を連絡する時には、騒音元に自分が出している騒音を注意されているのだと気づかせることが重要なポイントだというご意見です。今回のケースのように、管理会社が迅速に対応してくれる場合、有効な方法だと思います。

隣の部屋の飲み会の騒音がうるさい

20代主婦、関東在住です。とある大学近くのマンションに住んでいた時のことです。隣の部屋に住んでいた方が大学生と思われる若い男性だったのですが、その方のお部屋から1か月に2、3回程の頻度で、夜にひどく騒がしい音が聞こえてくるときがありました。音というのは、主に複数の男性・女性の大きな話し声と笑い声です。隣の方のお部屋で、大勢での飲み会が開かれていたのだと思います。

この騒音は長期にわたって定期的に発生していました。冬の寒い時期であればこちらも窓を閉め切っていたので、少し音が聞こえるくらいで済んでいました。しかし、問題は夏場でした。エアコンが、苦手だった私はよほどの猛暑日でない限りエアコンをつけず、窓を開けて過ごしていたのですが、そんな日は、隣からの騒音がダイレクトに響いてきます。

隣のお部屋も窓を開けた状態で飲み会を行っていたのか、時折、話している内容すらはっきり判別できるほどの聞こえようでした。その飲み会は毎回深夜2、3時ごろまで続いていたので、寝る時間になると私は仕方なく窓を閉めて、音を遮断していました。窓を閉めると当然お部屋が暑くなってしまうため、嫌々ながらもエアコンをつけてなんとかしのいでいました。

管理会社に騒音問題を連絡

しかし、ある日ふと「なぜ私は何も悪いことをしていないのに、わざわざ窓を閉めて嫌いなエアコンの風に当たらなければならないのか」、「なぜ私が我慢しなければならないのか」と怒りが沸点に達し、隣の方の行いを変えてもらうべく動くことにしました。マンションの管理会社に「隣の方が時々複数の方をお部屋に入れて飲み会を行っているようなのだが、うるさくてかなわない」と連絡を入れたのです。万が一、逆恨みされたりしては怖いため、隣の部屋の方に直接注意するということは考えませんでした。

管理会社は「すぐに対応をとらせていただきます」と真摯に答えてくれました。その言葉通り管理会社の対応は素早く、2、3日も経たない内にポストに「騒音に関する注意喚起」の紙が配られていました。その紙の内容自体は、「住民の方から、騒音に対するご意見が出ております。自分の部屋で発生する音は別の部屋の方にも聞こえているものなので、日常生活での音や声には十分気を付けましょう」というシンプルなものでした。エントランスの掲示板やエレベーター内など、目立つ場所にその紙を貼り付けてくれていました。

これでどうなるかと様子見の状況だったのですが、効果があったのかそれから3週間ほどは騒音がなくなりました。飲み会の音が静かになったというよりも、お部屋での飲み会自体を行わなくなったのか、と思うほどにしんとした日々が続き、安心しておりました。しかし、そんな日々は長く続かず、ある日、再び隣の部屋から騒がしい声が聞こえてきました。

管理会社に騒音問題への具体的な注意喚起を依頼

騒音のレベルは以前と何ら変わっておらず、堪忍袋の緒が切れた私は、再び管理会社に連絡を入れました。この時、私は管理会社に、「隣の方は、以前の『騒音に関する注意喚起』の紙について、自分自身のことだと認識していない可能性があるから、もっと具体的に注意喚起してほしい」と強くお願いしました。するとやはり管理会社の対応は早く、後日新たな「騒音に関する注意喚起」の紙が配られ、各所に貼り付けられていました。

その内容は、「住民の方から、大人数での飲み会の音・声が騒がしいという意見が入っております」という非常に具体的なものでした。また、「これ以降もこういったご意見が続くようであれば個別に連絡を取らせていただき、場合によっては然るべき措置をとらせていただくこともあります。」という厳しい文面でもありました。この紙の内容に大きな効力があったのか、これ以降は隣の部屋の騒音に困らされることはなくなりました。