今回は、20代専業主婦さんが、学生向けアパートの宅飲み騒音で眠れなくて悩んだ体験談をご紹介してみます。警察に110番通報して騒音問題を解決したそうです。騒音問題でイライラしていたので、騒音元に復讐したい気持ちはわかりますが、連絡するなら警察の前に、管理会社だと思います。また、管理会社に何度も騒音問題を連絡しただけでも、騒音元から逆恨みされるケースもありますので、警察に通報はリスクが高いかもしれないです。

右隣の電話音左隣のギター音が気になる

私は現在20代の専業主婦ですが、数年前は北海道の大学に通っていた大学生で、アパートに一人暮らしをしていました。学生向けのアパートでしたから、借りている人は皆学生、その上築20年以上経ったアパートですから色々とガタがきていました。冬なのにカメムシは部屋の中で飛び始めるわ、常にジメジメしていて部屋の角の壁紙はかびるわ、もう思い出しただけで寒気がするほどひどい部屋でした。

貧乏学生でしたから、それでもそこに住まざるを得ませんでした。騒音は日常茶飯事で、左隣の人はギターをかき鳴らして自分の歌声を響かせていたし、右隣の人はときどき電話で誰かと電話をしているようで、話声がよく聞こえてきました。左の方が迷惑なような気もしますが、数十分もすればやめるし、夜遅い時間に演奏をすることもなかったのでさほど迷惑には感じませんでした。

問題だったのは右隣の人です。右隣の人は、おとなしい雰囲気の女性で、電話の話し声もボソボソあはは…くらいのもので、最初の頃はそんなに迷惑ではありませんでした。こちらも電話で話したり、友人と部屋で話をしたりすることがあり、お互い様だと思っていました。でも、あるときからおかしくなり始めたのです。

あるときから急に彼女の家で、宅飲みが催されるようになったのです。最初は、ちょっとにぎやかだな、楽しそうだなくらいにしか思っていませんでした。アパートでの宅飲みなんて大学生ならだれでもやっていましたし、自分も友人の家で騒いだことがありますから。しかもこのオンボロアパート、遠くの部屋のどんちゃん騒ぎも聞こえるくらいです。大して問題ではありません。

宅飲みの騒音が我慢の限界を超える

しかし、どんどんどんどん彼女の部屋の宅飲みの騒音はエスカレートしていったのです。キャッキャウフフ…くらいの話し声はいつの間にか、ギャハハハ…という下品な高笑いに変貌し、宅飲みの時間は2時間から3時間、4時間、5時間…いつからか朝方まで騒ぎまくるようになっていました。

私もレポートやらゼミの課題やらでオールすることが多々ありましたが、普通に寝ている時にうるさくされることもあって、眠れないこともありました。数週間以上、彼女たちの下品なだみ声のせいで眠れない日々が続き、とうとう私の堪忍袋の緒が切れました。真面目に課題をこなし、ゼミ活動も積極的に頑張っていた優等生である私にとっては、毎日毎日キリギリスのように遊びくさっている彼女たちがどうにも許せないという負の感情さえわきあがってきていたので、私はできる限り隣人を追い詰めてやろうと考えました。

警察に110番通報

また、いつものように飲み会が始まりました。始まったのは夜中の1時です。おそらくどこかで飲んで、その後、飲み足りないということで彼女の部屋に集まったのでしょう。このアパートはおんぼろではありますが、大学の目の前なので、たまるのには丁度いいですしね。朝方の3時になってもギャーギャー続いたので、私は携帯で110番に電話をしました。

「どうなさいました?」と聞いてきた警察の方に、洗いざらいぶちまけました。「毎晩毎晩隣の部屋のアパートで飲み会が開かれて迷惑しています。今も、こんな時間なのに騒ぎまくっていて眠れません。ちょっと行って注意していただけませんか?」そして、とどめの一言「未成年の人もいるみたいなんですよね」を添えておきました。

住所と自分と相手の部屋番号を告げて、わくわくしながら待っていたら、数分で警察が到着。ピンポーンと聞こえるチャイム。隣の彼女が「こんな時間に誰だよぉ」と怒鳴りながらドアを開けると同時に警察の怒声が…(笑)水を打ったように静まり返るアパート。その後、彼女の部屋で宅飲みが行われることはなくなりました。うるさい隣人には警察をけしかけるのがおすすめです。