今回は、茨城県にお住まいの20代後半会社員さんが、東南アジア系の外国人の騒音で眠れないので、騒音を放置する管理会社と仁義なき戦いを行った体験談をご紹介してみます。騒音対策として、「騒音計を使って騒音の記録を取る」、「管理会社の対応もボイスレコーダーで録音して記録する」、「騒音に悩む他のアパート住人に協力してもらう」、「法律のプロである弁護士に相談」、などを行い騒音問題を解決したそうです。
東南アジア系の外国人の騒音で眠れない
現在、茨城県在住の20代後半の会社員の男性です。私が騒音トラブルに遭遇したのは、都内の大学に進学し一人暮らしをしていた時の話になります。通学していたキャンパスが変更されることに伴い、私も大学の近くに引っ越すことにしました。アパートの家賃は安く駅にも近いよさそうな物件を見つけました。
一方で、その物件は壁が薄く隣人の生活音に関して一抹の不安がありました。そのことについて管理会社に尋ねてみたところ、これまで騒音によるトラブルが起きたことはないとのことでしたので、その話を信じて契約を交わしました。しかし、騙されたと気づくのに一週間もかかりませんでした。
深夜にもかかわらず大音量の音楽を流し続けたり、酒を飲んで集団で騒ぐ住人がいたのです。騒音の原因は入居している東南アジア系の外国人のようでした。注意しようにも、こちらの言葉が通じないようで、ラチが明かないのです。管理会社に相談しても、「他からは苦情が出てきていない、神経質すぎる。」と一蹴されてしまいました。
どれだけクレームを入れても、トラブルに巻き込まれるのを嫌い会社の責任はないと押し通す気のようでした。騒音のため眠れない日々が続き、ストレスがたまって絶えずイライラするようになっていました。こうなったら徹底抗戦するしかないと腹をくくり、法律に詳しい大学院に通う先輩に相談を持ち掛けました。
騒音をボイスレコーダーを使って記録
先輩からは、騒音計を借りて日々の騒音量を記録しておくこと、管理会社の対応をボイスレコーダーを使って録音しておくことを進められました。騒音計は、役所に訴えれば貸してくれるとのことでしたので、さっそく役所に出向いて騒音計をレンタルしました。次の日から、騒音量をエクセルを使って日々記録していきました。
不思議なもので、あれだけ苦しめられた騒音が、記録を取り出した瞬間から聞こえてくるのが楽しみになってきました。また、管理会社を訪れ再びクレームを入れました。相手は高圧的な態度でこちらを追い出しにかかりましたが、それもばっちり録音させてもらいました。相手を追い詰めるための証拠がどんどん手に入り、あの頃の私は悪魔のような顔をしていたと思います。
他のアパートの住人に聞き込みをしてみたところ、同じように騒音問題を訴えていた人がいたことも知りました。その人からは、管理会社に対して反撃する時が来たら、証人として協力してもらう約束も取り付けました。
管理会社と騒音問題で対決
そんな日々を一か月ほど過ごし、証拠が十分に集まり遂に反撃の機は熟しました。以前相談した先輩から弁護士を紹介してもらいました。弁護士さえ味方につけたらこちらのターンです。管理会社に対し、今後も騒音対策の措置をとらないようなら訴訟も辞さない旨を通知しました。勿論証拠として、騒音記録と管理会社の横柄な対応記録も突き付けました。
管理会社は慌てふためいてましたね。担当は青い顔をして必死の形相で謝罪をしてきました。早急に騒音問題に対処するから裁判沙汰だけは勘弁してほしいと頭を下げてきました。結局、管理会社が全費用を負担しアパート全室に騒音対策を施すことが決まり、すぐに工事が行われることになりました。
また、騒音の原因だった外国人には厳重注意を与え、次にトラブルを起こしたら退去させることも決まりました。その後、アパートは今までの出来事がウソのように静かな空間になり、無事に卒業までそのアパートで過ごすことができました。騒音に悩まされた日々は辛かったですが、泣き寝入りしないで本当に良かったと思います。
もし、管理会社や隣人と騒音トラブルになったら、絶対に法律のプロに相談した方がいいですね。最初はなめてかかってきた相手も、プロが出てくると押し黙ります。相手を完全に論破した時は、半沢直樹になったような気分で痛快でした。