今回は、関西地方にお住まいの30代男性会社員さんが、静かでお気に入りのアパートが爽やかな雰囲気の大学生が引っ越してきて以来、騒音アパートになった体験談をご紹介してみます。うるさいことを直談判すると余計うるさくなったので、騒音をボイスレコーダーで録音し、管理会社に訴えることで問題を解決したそうです。静かな生活が台無しになった騒音体験だったとのことで、次のアパート探しは、壁の厚みなどを考慮して選んだそうです。

静かでお気に入りのアパートだった

私は関西地方に住む、30代の男性で会社員をしています。今から5年ほど前に、当時付き合っていた彼女と2kのアパートで同棲していました。山の上にある静かな環境でしかも角部屋。部屋からの見晴らしがとても良く、少し不便な環境ではあったものの、とても気に入って住んでいました。

不便な環境という事もあり、アパート全体の入居者が少なく、しばらくの間、隣の部屋は空き部屋のままでした。しかし、半年後、ついに入居者が入るようになりました。どんな人だろうとドキドキしていましたが、爽やかな雰囲気の大学生で、引越しの挨拶もキチンとする好青年でした。いい人が隣に来てくれて良かったとホッとしていましたが、その安堵感も1日にして崩れ去りました。

朝までドンチャン騒ぎ

引っ越しが完了したその日の夜に、引っ越し祝いに大勢の友達が部屋に来ていたようで、朝までドンチャン騒ぎ。アパートの壁はとても薄く、隣人の声は丸聞こえで、大声で歌ったり、テレビを大音量でつけるなどやりたい放題でした。まあ初日だから多目に見る事にしようと思っていましたが、ドンチャン騒ぎはその後も毎日のように繰り返されました。

部屋の間取りが縦に2つ並んだ状態なので、騒音から常に逃げ場がない状態で、夜眠れない日々がしばらく続きました。5日ほど我慢しましたが、このままでは不眠で体調を崩してしまうと思い、ある日の夜に騒ぎ出したタイミングで壁をドンドンと叩いてみました。するとあれだけ騒がしかった騒音がピタッと止み、急に静かになりました。

私達が迷惑している事に気付いてくれたとホッとしていましたが、それから1時間ほど経過すると、まるで何事も無かったかのように再び騒ぎが始まりました。最初は大声で騒ぐ程度だったのですが、そのうち歌うようになるなど、どんどんエスカレートするようになったので、今度は窓を開け、隣の部屋に向かって「うるさい!何時やと思ってんねん!」と一喝しました。

すると、その日の夜は静かになりなりましたが、また日にちが経過すると何事もなかったように騒ぎ始めるようになりました。もう我慢の限界だと感じ、隣人が帰宅するタイミングを待ち、直接話をする事にしました。私は「もう少し静かにしてくれへんか?夜の9時くらいまでやったら、俺らも我慢するけど、それ以降は寝る時間帯になるから静かにして欲しい。」と訴えかけました。

管理会社に訴える

すると隣人は開き直った様子で「なんなんすか!お宅もたまにうるさい時ありますよ。俺だけに言わんといて貰えますか!」と言って部屋に帰っていきました。その後は、まるで私達に嫌がらせをするかのようにどんちゃん騒ぎはエスカレートするようになり、最後の手段として、騒音をボイスレコーダーで録音し、管理会社に訴えかけました。

管理会社からは「これは酷いですね。分かりました。何とかします。」と返事を貰い、それからすぐに騒音は治るようになりました。その後、管理会社から「とりあえず今回はイエローカードを出すという形での対応となりました。もし次にこういう事が、あった場合は強制退居となりますから、また何あればいつでも相談してください。」と報告がありました。

その後、しばらくすると隣人は居づらくなったのか、自分から退居して行きました。おかげで静かな生活を手に入れる事が出来ましたが、また次に隣の人が引っ越してくると同じように音に対しての配慮が必要だと考えると住みやすい所ではないなと考えました。気に入っていた場所だったので、少し残念でしたが、私達も退居する事となりました。その次に探すアパートは最初に騒音がないかや壁が厚いかなどを重視し、それからは騒音に悩まされる事もなく、快適な同棲生活を送れるようになりました。