今回は、関西にお住まいの30歳会社員さんが、毎日行われる隣人の夫婦喧嘩の騒音に悩まされた体験談をご紹介してみます。騒音の解決策としては、ノイローゼになったので引っ越したそうです。警察に通報もしたようですが、騒音元夫婦は、警察の常連さんだったらしく、騒音問題は解決しなかったそうです。家賃が安い物件は、いわく付きの部屋である場合があり、注意が必要とのことです。
毎日行われる隣人の夫婦喧嘩がひどい
関西在住の30歳女性で会社員をしています。私が騒音被害を受けたのは、結婚をしてマンションで新婚生活を送ってから間もなくのことでした。夫との新しい生活にワクワクしていたのもつかの間、毎夜のように隣の部屋から騒音が聞こえました。耳を済ましていると、どうやら夫婦喧嘩をしているようでした。
隣人の方には引っ越した際に挨拶をしているので顔は知っていました。隣人の方も家族で住まれており、私たちより少し年上で4歳の子供がいました。挨拶をした時はご夫婦はすごく穏やかそうで、子供も元気いっぱいに挨拶をしてくれました。私達が住んでいる階は3階で、部屋は二つのみでした。ですから隣人の方が良い人で気さくな方だったので、私も夫もホッとしていたのですが。
はじめは「夫婦喧嘩くらいあるよね。」と特に気にしていなかったのですが、毎夜のように行われるとさすがにこちらも心配になりました。たまに隣の奥さんと顔を合わせることがありますが、いつもにこやかで、激しい喧嘩をするような人には見えませんでした。でも深夜になるとまたドタバタが始まります。
引っ越してきて間もないのに、まさかこんなことに悩まされるとは思ってもみませんでした。しかもいつも真夜中なのです。1時か2時頃になると、奥さんのキーキーという声と、食器が割れるような音、旦那さんの怒鳴り声が聞こえました。一体、毎日何が原因でこうもバトルが繰り広げられるのか不思議でなりませんでした。
子供の安否が気になる
また、私は子供の安否がとても気になりました。泣き声は聞こえてこなかったので、寝ているのかなと思いましたが、こんなに激しく言い争っていてスヤスヤ眠れるのかな・・・と心配でしかたありませんでした。もしかしたら布団にくるまって泣いているのではないかと思うと、他人の子供でも気になってしまいました。
夫も夫婦喧嘩はまだしも、子供は大丈夫だろうかと心配をしていました。もし何か異変があれば、その時はチャイムを鳴らしに行こうと言われ、私も強く頷きました。住み始めてしばらくすると、夜中に争う声がなくなりました。やはり一過性のものだったんだと夫と胸を撫で下ろしました。夫婦喧嘩くらいどこにでもあるからね、私たちも気をつけようと。
しかし、平和な時間は長くは続きませんでした。また、真夜中になると激しい言い争いの声が聞こえ始めたのです。しかも、今回は子供の泣く声もしました。私も夫もどうしようか迷いましたが、翌日もそのまた翌日にも子供がワンワン泣く声がしたので、これはただ事ではないと警察に相談することにしました。私達が変に介入して余計にこじれることを防ぐため、やむなしに警察に電話をしました。
いわく付きの部屋だった
しばらくすると、警察が来たのか、争っていた声はやみ、子供の泣き声だけが響いていました。それからしばらくはまた喧嘩はありませんでした。今度こそ大丈夫だろうと思っていましたが、甘かったようです。2週間も経たないうちにまた喧嘩が再開されたのです。これには私も夫もお手上げでした。
子供の泣く声が再びしたので、また警察に通報すると、警察から「あの家は常連なんですよ。」と困ったように言われました。子供に虐待痕などがあれば保護できますが、見ている限りただの夫婦喧嘩のようなので・・・とも言われました。
私はその時にやっとわかりました。新居をこのマンションに決めたとき、立地条件がとても良いのに家賃が安かったことや、不動産の方があまりすすめてこなかった理由が。この部屋は「いわく付き」だったのです。子供のことは心配でしたが、毎日の怒号のおかげで私がノイローゼっぽくなってしまったので、再び引っ越しをすることになりました。
荷物を積んでいるとき、隣の奥さんが「寂しくなります。」と穏やかな口調で言いましたが、私はにこやかにこたえることはできませんでした。