今回は、30代専業主婦さんが、隣りの家のベランダでの夜中の通話に悩まされた騒音体験談をご紹介してみます。騒音対策として、「騒音元から離れた場所で眠る」、「カーテンを厚みがあるものに替える」、「寝る時に耳栓をする」、など行ったそうです。また、夜眠れない対策として、医療機関で睡眠導入剤を処方してもらうことで、一定の睡眠時間を確保することができるようになったとのことです。

ベランダでの携帯電話の話の内容が筒抜け

現在30代の専業主婦であり、かつて三重県内の賃貸アパートに10年ほど住んでいたことがありました。アパートは最初はとても静かな環境な上に住民のマナーもとてもよく、安い家賃ながら安心して暮らすことができていました。しかし、住んでから約1年半経過した頃、隣にかなり派手な雰囲気の若い夫婦が引っ越してきてから、約3年ほど騒音に悩まされてきました。

引っ越してきたその日から、車を駐車場にきちんと停めなかったり、通路に荷物をほったらかしにするなどして、迷惑なことをしそうな人だということがある程度わかったのですが、その後、自分の体調までも悪くなるような騒音を出してくるところまでは予想できませんでした。騒音の内容に関しては、主に女性の方が夜中にベランダに出てきて誰かと携帯電話で話をしているものでした。

ベランダに出てくるのは旦那に話の内容を知られたくなかったからだと思われるのですが、こちらには話の全内容がしっかり伝わっていました。なので、普段は全く関わりもなく、ほとんど見かけない人だったのですが、年齢が自分よりも3歳年下ということや元々水商売の仕事に就いていたということ、今誰かに対して借金をしていることや生まれた子どもの父親は夫ではないかもしれないということ、そして、子どもは女の子で、その名前も知っているほど連日ベランダで電話をしていて個人情報が筒抜けだったのです。

夜眠れなくてパートを退職

隣の女性が誰かと電話をする時間は連日夜中の2時から3時であり、元々寝つきが悪くて眠りの浅い私は彼女の声が聞こえるとすぐに目が覚めてしまい、通話が終わった後でも全く寝付けない状態で朝を迎えることがほとんどでした。そのようなことから私は慢性的な睡眠不足になってしまい、自律神経失調症を引き起こして、数年勤務していた午前中のパートタイムの仕事に行けない状態になり、退職してしまいました。

隣の騒音によって、経済的損失を被ったことからどうにか騒音問題を解決したいと思い、アパートの住宅管理会社にも毎晩騒音に悩まされているということで一応話はしておきました。しかし、その連絡をした後もずっと女性の夜中の電話は続いていたことから、特に相手側に注意したという様子もなく第三者を通じての解決は難しそうだと思いました。

これだけ体調不良になっていることから、当初は夫と相談してすぐに引越しをすることも考えたのですが、夫の両親からは、あと数年したら夫の実家周辺に新居を建てるつもりだという話が出ていたことから、もうしばらくはこのままアパートにいるよう命じられてしまい、そのまま住み続けることにしました。

賃貸物件での騒音対策

仕方なく賃貸物件で騒音対策として、できることはほぼ全てやるようにしました。まず、寝室に関しては今まで隣の家に面している側の部屋を使用していたのですが、ベランダと距離を少しでも離して夜中の通話が聞こえないようにと、今まで寝室にしていた部屋の隣の部屋で寝るようにしました。

隣のベランダと離れた距離は約1m程度とそれほど大きな差はありませんでしたが、少し離れたという安心感があったことから精神的な負担はかなり減りました。また、アパートの窓には、雨戸が設置されておらず、ガラスもかなり薄いものだったことから、カーテンを新たなものに替えることにしました。

今まではインテリア重視でカーテンを選んでいたのですが、今後はとにかく厚さ重視ということで、デザインは無視して購入しました。さらに寝る時は耳栓を使用し、当時、自律神経失調症の治療で通院していた医療機関で睡眠導入剤を処方してもらうなど睡眠を妨げられないような状況を自分で作っていくことにしました。そのような多くの対処をしてようやく一定の睡眠時間を確保することができました。