今回は、40代自営業さんが、隣の部屋のテレビの音がうるさくて悩んだ体験談をご紹介してみます。耳栓とヘッドフォンの二重使用が、強力に騒音をシャットアウトしてくれるそうです。また、騒音主に何度も苦情を言いに行くなど騒音対策には根気強さも重要だとのことです。

隣の部屋のテレビの音がうるさい

私は熊本県在住の40代自営業者です。住んでいる建物は鉄骨造2階建てのアパートで、鉄筋コンクリート造の建物と比べると音が響きやすい構造だと言えるでしょう。このアパートに引っ越すときは、音が響きやすいことは承知していたのですが、急いで部屋を探していたなど諸々の事情によりこのアパートを選ぶことになりました。

実際にどんな被害があったかというと、それは夜中などに隣の部屋からテレビの音や音楽が聞こえてくるというものでした。音の大きさは、明らかにうるさいと思えるもので、耳栓をしていても音が響いてくるレベルでした。特に低音がうるさく、テレビで男性が話している声などがよく響いてくる感じです。

また、テレビの場合は人の話し声と区別がつきにくいケースがありますが、途中で効果音やBGMのような音が流れてきたので、ああこれはテレビだなということが分かったというわけです。そこで直接苦情を言いに行こうかと思いましたが、しばらくは状況を把握するために様子を見てみることにしました。

耳栓とヘッドフォンの二重使用で強力防音

しかし、様子を見るにしても、何かしら騒音対策をしないとこちらが参ってしまいます。それで私が取った騒音対策は、先ほども言った耳栓をする方法と、もう一つはヘッドフォンで音楽を聴くことで騒音を紛らわすという方法でした。

耳栓とヘッドフォンという方法は、別々にやってもそれなりに効果はありますが、私が取った方法は、耳栓をした上でヘッドフォンを使うという2重体制なので、別々に行うよりも強力に騒音をシャットアウトできます。私は普段、自宅で仕事やネットをするときは、動画サイトで音楽を聴きながら行っているので、ヘッドフォンを使った騒音対策はとても自分に合っていました。

耳栓についてはドラッグストアの他、100均でも売られており、価格も100円~数百円程度とリーズナブルな騒音対策グッズだと言えます。音を遮断する性能については、数百円程度するドラッグストアのものと100円で買える100均のものを両方使ってみたのですが、それほど違いはないように思えました。

そんなこんなで、1ヵ月程度は様子見のために騒音を我慢していたのですが、隣の部屋の騒音は一時的なものではなく普段からのものだということが分かりました。そして、耳栓とヘッドフォンという騒音対策にも限界があります。ですので、丁度音がうるさいときを狙って、直接苦情を言いに行くことにしました。

騒音対策には根気強さも重要

時刻は夜中の11時ぐらいで、恐い人だったら嫌だなと少し緊張しながら騒音を出している部屋をノックすると50代ぐらいの男性が出てきました。その方はメガネをかけており、真面目で優しそうな方だったので少しホッとしたところで、騒音の件を話しました。すると音が響いているという自覚はなかったようで、今後気を付けますということを言ってもらうことができ、その日は騒音が収まりました。

しかし、騒音問題というのは、1回苦情を言うだけではなかなか収まらないもので、何日かするとまたテレビの音が隣から響いてきます。多少は音が小さくなったものの、まだ結構響いてくる音量だったので、再び苦情を言いに行きました。

すると今度は、騒音の主に少し嫌な顔をされてしまったのですが、言うべきことは言っておかないと騒音は改善されないと思い、壁が薄いので音が響きやすいといった具体的なことを話して納得してもらうようにしました。その後も2回ほど苦情を言いに行かなければならなかったのですが、根気強く苦情を言いに行ったお陰で、何とか静かにしてもらうことが出来ました。

今でも多少音が響くことはありますが、以前よりは随分ましになったため、どうしても響くときは、耳栓やヘッドフォンで対処しているという状況です。