今回は、50代フリーライターさんが、近所のカラオケの騒音に悩まされた体験談をご紹介してみます。近所のカラオケ店から離れた場所に、一時的に引っ越したり、家を防音リフォームしたりすることで騒音対策をしたそうです。お金に余裕がある人には有効な対策だと思います。

近所にできたカラオケ店がうるさい

私は50代で職業はフリーライターで、中部地方に住んでいます。以前、引越しをした時は、家の周りの環境も良く、家の裏は田んぼの状態でした。しかし、次第に家の周りの環境が変わっていきました。

しばらく田んぼだった裏も更地になり、自然豊かな環境がなくなっていきました。さらに更地だったところにカラオケ店ができ、一気に騒音に悩まされることになりました。

そのカラオケ店はなぜか、各部屋に窓が付いていて、利用者が窓を開けることができるようになっていました。宅地専用の土地ではなかったので、何が建ってもおかしくはなかったのですが、まさかカラオケ店が建つとは思ってもいませんでした。

毎晩、カラオケ店からかなりの騒音が聞こえてきました。何度か苦情の電話を入れたりしましたが、それでも解決には至りませんでした。毎晩、騒音で眠れない状態になってしまうと、疲労が溜まり、日常生活にも支障が出てきます。そこで私は思い切ってまずは騒音から非難するために、少し離れた住宅街のアパートに引っ越すことにしました。

アパートに引っ越し

アパートは一軒家に比べるとかなり狭いので、物を置くスペースがありません。そこで、必要な生活用品だけをアパートに持ち込み、あとは必要になったら、家に取りに来るという状態で暮らすことになりました。

数年間、そのような生活を送った後に、このような生活を続けるわけにもいかないと思い、家を建て変えることにしました。以前の家はまったく防音対策をしていなかったので、かなりの騒音に悩まされました。

家を建て直し防音対策

その為、新しく建て直す家は防音対策をきっちりと行うようにしました。そのおかげで再び家に戻って生活しても、以前のように酷い騒音に悩まされることがなくなり、ようやく安眠を確保することができました。

また、数年アパート生活をしているうちに、以前よりもかなり利用者が減り、毎晩カラオケの音がするようなこともなくなっていました。

家を新しく建て直したことで、新たな建築基準で建てたことが、後に功を奏しました。それは大地震が来た時になんとか家が持ちこたえることができたことです。

もし、以前の家にそのまま住んでいたら、かなりの被害を受け、もしかしたら半壊以上の大被害を受けていたかもしれません。そう考えるとカラオケによる騒音は災難でしたが、大地震による災難に対しては被害を少なくすることができました。

家の防音対策は重要

今後もさらに家の周りの環境が変わっていくと思います。家を建てる時に住み心地の良い環境でも、必ずしもそれがずっと続くとは限りません。

周りの環境によって家が住み良くなるか、そうでないかは大きく変わってしまいます。特に騒音に関しては隣家だけではなく、いろいろな騒音が予想されます。

初めからそれらを予測して引越しをするのは難しいことです。しかし、何らかの対策があれば、騒音の被害に遭うことも減らせるのではないかと思っています。

最初は他の場所へ新たに家を建てるか買うかなどをして、もっと環境の良い場所への移動も考えました。しかし、この場所は環境が良くないとしても、利便性は非常によく、土地の評価額は上がっている場所です。仮に将来的に住めなくなったとしても、不動産としての価値があり、資産運用できるかもしれないと考えたからです。

いつまでも続くものはない

どんな場所でもデメリットだけではなく、メリットもあります。目の前の問題だけに注目するのではなく、先を見通して長い目で判断していくことが大事だと思っています。

騒音の種類にもよりますが、絶対に動かせない騒音の場合は泣き寝入りをするしかないかもしれません。しかし、それ以外の場合は騒音自体がやがて無くなる日がやってきます。

今回の場合もカラオケ店は永遠に続くわけではなく、いつかは閉店する日がやってきます。そのため、いつか騒音がなくなった時に後悔しないような選択をしていきたいと思っています。