今回は、20代フリーターさんが、近所の家のエンジン音と除雪作業の音がうるさくて悩んだ騒音体験談をご紹介してみます。騒音元の隣人と騒音問題について直接話し合うことで、騒音を軽減できたそうです。直談判の秘訣としては、直してもらいたい部分をしっかりと伝えることも大切ですが、押し付けすぎずこちらが譲歩すべきところは我慢するといったバランスが大切なのだそうです。
隣家の生活音全般がうるさい
20代フリーターです。北海道に住んでいます。私が悩んでいた騒音被害は「隣家の生活音全般」です。これでは漠然としているため特に迷惑だったものを具体的に挙げますと、車のエンジン音や乗り降りする際のドアを閉める音、冬季に使用する除雪車の騒音といったものです。
私は人よりも神経質で特に音に関して敏感なので、少し気にしすぎているのかと思っていました。しかし、私の家族も隣家の騒音について私と同意見であり、病気で聴力が多少低下している母でさえも顔をしかめる時があります。
特に車に関しては本当に迷惑を被りました。いい加減分別をわきまえていてもおかしくはない年齢の夫婦と小学生のお子様一人で構成された家族ですが、子供以上に両親が騒音に無頓着であり、騒音を発していることに自覚がありませんでした。
自家用車の音がうるさい
まずは車のエンジン音です。不快で、品のない重低音が昼夜を問わず響いており、主人の勤務時間が不規則ということもあって我々が就寝している時間にも平気で騒音を垂れ流していました。おまけにドアの開け閉めも非常に乱暴で「ドスン」という騒音と共に振動が私の家にも伝わって来るので、何度も夜中に目が覚めました。
あまりにもうるさく目が覚めてしまいますが、一度だけ寝坊しそうになったところを騒音で叩き起され助かったこともあるので、その時はなんとも言えない気分になりました。
運転も非常に乱雑であり、過去に私の家を囲う塀に衝突したことがありました。隣人ということと誠意を持って謝罪をしてくれたこともあり大事にはしませんでしたが、一連の騒音を聞いている限り、反省の色は伺えません。
除雪作業がうるさい
また、私の住む地域は冬になると雪がそれなりに積もります。前述のように主人は仕事の時間が不規則であり、夫人は病気を持っているため日中除雪をする人がいません。なので、自宅の駐車場という限りなくわずかなスペースの除雪をするため、主人が会社から除雪機を持ってきて、夜中に突然除雪を始めることが毎年あります。
業者が道路の除雪をする際も交通量が減少する夜間に行う場合が殆どなため、除雪車の騒音や地面を伝わる振動というものには地域柄慣れているつもりですが、真隣で行われると話は別でした。多く雪が積もった時はその分振動も大きいため「地震か!?」と思って飛び起きると隣家の除雪だったということもよくあります。
逆に隣家の除雪かと思ったら本当に地震だったケースもあり、紛らわしいことこの上ありません。
騒音を抗議すると決まる
隣人にも家庭の事情があるのは重々承知していますが我々も眠れない、目が覚めるといった実害を被っている以上、抗議せざるを得ませんでした。子供が騒ぐのはある程度仕方のないものだと思っています。実際、私も子供の頃は外で騒いで遊んでいたわけですし、多くの人がそれに目をつむってくれていました。
なので、今度は私が目をつむる番ですが、やはり40代にもなった夫婦が平気な顔をして騒音を垂れ流しているというのは納得ができません。私と私の家族以外にも、この家庭の騒音には迷惑を被っていたようですが、女性や老人ばかりで中年男性相手に騒音を注意することに抵抗がありました。
実際に騒音を注意したところ近所トラブルに発展したという事件は多く報じられており、我々も他人事ではありませんでした。しかし、だからといって我々が騒音に悩まされ、ストレスを貯め続けるのは余りにも理不尽なため、近所を代表して若い私が直談判することにしました。
騒音に対して直談判
私をはじめとした周辺住民の署名をいれた警告文をポストに投函することが初めは提案されましたが、それでは無視されてしまう可能性やトラブルに発展する可能性があるので、やはり直接話すことにしました。この時、何かあった場合は被害届けを出すつもりでいたので、しっかりと証拠を収めるためにもスマートフォンで録音しました。
初めは「忙しいのはわかりますが、夜間はもう少し配慮していただけますか」と、かなり柔らかめに提案しましたが、相手も「いや、こちらも事情があるので」と引き下がりません。だからといってこちらも「はい、そうですか」と引き下がるわけにもいかないので、実際にこういった被害を被っている、周辺住民もこう思っているということを伝えました。
夫人のことや小さい子供のこともあるので、あまり責めるようなことをしたくない気持ちもありますが、だからといって騒音を垂れ流していいわけではありません。その人の心掛け次第で減らせる騒音もあるわけですし、少しでもいいので我々が迷惑に思っていることを理解していて欲しいという思いでした。
騒音減少
それが伝わってくれたのか、私と隣家の主人はそれ以降顔を合わせても挨拶さえしなくなりましたが、騒音は確実に減りました。どうしても時間の都合がつかずに夜間に除雪を行うことは度々ありますが、それはもう仕方のないこととして諦め、夜中に叩き起されても寛大な気持ちで耳栓をして眠るようにしています。
隣人の騒音を直接伝えることで、解決する上で、直してもらいたい部分をしっかりと伝えることも大切ですが、押し付けすぎずこちらが譲歩すべきところは我慢するといったバランスが大切なのだと思いました。