今回は、30代専業主婦さんが、引っ越した先のマンションの上階の子供の騒音がたいへんうるさかった騒音体験談をご紹介してみます。イヤホンや耳栓で騒音対策しても振動については対処しきれず、管理会社に相談しても対応してもらえず直接交渉した結果ある程度静かにしてもらえるようになったそうです。騒音元の人柄が良い場合は、直接交渉も有効な解決手段だと思われます。「子供は元気が一番!」とは言うけれどやはり耐えられないものは耐えられないということでしょうか?
のどかな場所に引っ越し
私は30代の専業主婦です。約一年前に、主人の転勤のために、のどかな場所に引っ越してきました。
海が近く、お子さんやお年寄りものんびり過ごせる近郊都市。
静かで過ごしやすく、空気のおいしい場所で、日の光がたっぷり入るマンションに住居が決まったときは、これからの快適な毎日を想像してわくわくしていました。
引っ越し作業が完了し、まわりのお部屋に挨拶を、と夫婦でお菓子を手に、おとなりさん、下階、とご挨拶を済ませ、最後に上階のお部屋のインターホンを押すと・・・
「はぁーい!!ちょっと待ってくださーい!」と大きな女性の声。そしてバターン!!と勢いよく開いたドアの向こうには、ぴりぴりした表情の女性と、2~3歳くらいの男の子と、5~6歳くらいの女の子。
後ろでわぁわぁ走り回っています。思わず「大変なところすみません」と謝ってしまいました。
するとそのママさんが「すみません!子供いるんですけど20時には寝かしますから!20時には!」と連呼されました。
夫婦で「大変そうなママだったね・・・」と部屋に戻りました。引っ越しでこちらもバタバタしていたので、その当日は気づきませんでしたが、その上階さんの物音が凄まじかったのです。
上階の生活音が大変うるさい
翌日から、朝6時からドン!ドン!とジャンプする音が響いてきます。起きがけで子供たちの体力が絶好調なのでしょう。
そして昼時は、お昼御飯でテンションが上がるのか、イスをギーギーと引きずる音。それをママが直すのか、ギー!!と強く鳴る家具の音。
そして15時にはお気に入りのテレビがあるのかリズミカルに鳴る足音。
晩御飯でまた子供たちの走り回る足音。夜中は旦那さんの閉じるドアの「がらがらがら バタン!」という大きな音。1日通してなりまやない生活音。
マンション暮らしをしていた主人も「これはうるさい。たぶんイスの足カバーもしてないし、防音マットもひいてないね」とイライラ気味。主人は平日は仕事に出ているので、部屋にいた私が毎日その音を体感していました。
資格取得のために部屋で勉強をしていましたが、部屋の家具がガタガタ揺れるほどの音のせいで、イヤホンや耳栓をしててもぐらぐら揺れてしまい、全く勉強が進まない!これは管理会社に言うしかない、と電話してみました。
管理会社に相談
管理会社担当は「日中は生活音の範囲なのでガマンしてもらうしかないのですが、苦情があったとのことで注意換気としてマンションの見えるところに告知します」といい、翌日はロビーなどに「お子さんがいる方も音に注意を」という貼り紙がされました。
これで少しおさまるかな、と思ったのが甘く、一向に騒音はかわりません。改めて管理会社に連絡すると「実はその上階の部屋は、マンションの持ち主の知人の方なので、我々から直接注意できないんですよ」とのこと。
そんなことあり!?「私はその関係性は知らずに契約してますし、その縁故のせいでこちらは我慢するしかないのですか?」と聞くと「こちらも暇じゃないんですよ」との言葉。これには驚きました。
直接交渉
あきらめていたのですが、あるとき、あまりに音が大きくて、テレビがガタガタ揺れるくらいの走り回る音が響いたときがありました。何分も続き、止める気配も感じられません。もう限界だ、と思い、私は上階に向かい、インターホンを鳴らして、直接相談しにいったのです。
「◯◯です」とインターホン越しに名乗ったときに、察しがついたのか「すいません~止めます!」とママがドアを開けて、謝っていただきました。「ごめんなさい、部屋で仕事もしておりますので」とお話し、それからお子さんたちが長い間走り回ることはなくなりました。
直接交渉は危険だとよく言われますが、私は挨拶に行ったときに、お子さんたちも朗らかで、ママさんもそれに手を焼いてはいるけど、うるさいのも自覚していて(おそらく私たちの前の住人からも、上階にクレームを入れていたのだと思います)「これが下に響く」というのをわかってもらえれば、お互いストレスを減らすことはできるのでは、と感じていました。
それがうまくいったケースだったのかなと思います。