今回は、30代工場勤務さんが、同じアパートに住む若夫婦の子供が遊ぶ音がうるさかったり、バーベキューパーティーが邪魔だったりした騒音体験談をご紹介してみます。騒音問題の解決方法としては、「不動産管理会社のお得意様大企業から騒音を注意してもらうのが効果的」だとのことです。そして、「複数の者を相手にする時には組織で対応するしかない。」とのご意見です。
静かな生活を求めて新築アパートに引っ越し
群馬の工場に勤務している私は、30代の独身、隔週で夜勤がある不規則な生活を送っています。かつては格安で利用できる社宅に住んでいたのですが、近くに集合団地があり子供達のはしゃぎ声が煩わしかった(わずらわしかった)ため、静かな生活が送れるよう引越したのが新築アパートでした。
新築アパートの間取りは2K、当初の住民は私と同じように工場勤務が多く、どこも似たような生活を送っていたため、昼勤か夜勤の違いはあるものの気になるようなことはありませんでした。
工場勤務者には正社員・パート・期間工があり、正社員の場合は安定して働くことが出来ますが、同程度な労働でも期間工の方は景気に影響を受け易く、真っ先に解雇される対象となります。
後に気付いたことですが、私が住んでいるアパートに当初住んでいたのは、期間工を派遣する会社が社宅として借りていたもの、景気が悪くなった時に私以外の住民は一斉に退去してしまい、その後に入居して来たのが幼稚園児がいる若夫婦でした。
若夫婦の子供が遊ぶ音がうるさい
私の住んでいるアパートは6世帯住むことが出来、私以外の5世帯は期間工であったため、その若夫婦は私だけが住むアパートに引っ越してきたことになります。6世帯が住めるアパートに2世帯しか住んでいないため、駐車場はガラガラ、私が勤務で留守の時は誰もいないため、幼稚園児は好き勝手遊ぶことが出来ました。
私が昼勤の時は夜間しかアパートに居ないため、夜間は若夫婦の夫が子供を注意しますが、私が夜勤で昼間に寝ている時は、夫は仕事でおらず、幼稚園から帰ってきた子供は、アパートを公園と勘違いしているようで、階段や非常階段を遊具のようにして遊んでいました。
保育園であれば朝8時から夕方5時まで預かってもらえますが、幼稚園は先程出掛けて行ったと思ったら、すぐに帰ってくるほど留守の時間が少なく、しかもアパートの駐車場が幼稚園のバス停になっていたため、他の園児も一緒になって騒いでいました。
せめて保護者達が注意でもしてくれれば気が休まるのですが、若夫婦達は近隣に迷惑を掛けていることに気付いておらず、また雨天時には子供を送るためアパートの駐車場に無駄駐車、立て続けにドアがバタンバタンと閉まる音で、深い眠りについていても目が覚めてしまいました。
バーベキューパーティーが邪魔
アパートの周りは長閑な畑、そのため近隣で迷惑をしているのは私だけ、不動産の管理会社に苦情を言えば、私1人が悪者扱いされることは火を見るより明らかでした。
私が工場で働いたのは、人付き合いが苦手なことを理解していたため、そのため子供が騒がしくても注意することなく我慢をしていましたが、夜勤明けで疲れて帰って来た時に、アパートの駐車場で若夫婦が友達を呼んでバーベキューパーティーをした時は、流石にキレました。
若夫婦の友達は車で来ていたため、私の駐車スペースにも無断駐車、私が車を停めるにはバーベキューパーティーを中止するしかありませんでしたが、キレていた私はクラクションを鳴らしてパーティーを撤去させました。
駐車して車から出た私に、スイマセンと言葉では謝っていましたが、明らかに迷惑そうな顔をしており、それ以降は会っても挨拶することはなくなりました。
騒音被害は不動産管理会社のお得意様大企業からの注意が効果的
私は個人で不動産管理会社に苦情を言っても埒が明かないと思ったので、勤務先の会社を通じて苦情を言ってもらうことにしました。私が勤務しているのは大手企業の工場、従業員の中にはその不動産管理会社から借りている者も多く、その不動産管理会社からすれば私の会社はお得意様になります。
アパートの中での私は、若夫婦とその友人達の数に圧されている弱者ですが、社会からすれば大手企業に勤める私は強者、若夫婦とその友人達は弱者となります。
不動産管理会社にすれば、どちらの肩を持つほうが有利かは、火を見るより明らかでした。
通常であれば迷惑を掛けている住人に対して、注意をする程度のことしか不動産管理会社はしてくれませんが、大手企業から従業員の平穏な暮らしを担保するよう依頼された不動産管理会社は、幼稚園に連絡してバス停の変更、若夫婦に対しては次回も同様なことが起きた時は直ちに退去させる旨を通達してくれたため、その若夫婦は暫くして引っ越して行きました。
景気が回復してアパートにはかつてのように期間工の方が入居、昼勤と夜勤の違いはあるものの、互いにモラルを守って平穏な暮らしを心掛けています。