今回は、20代会社員さんが、楽器禁止の鉄筋コンクリート造マンションで下の階の育児施設からのピアノ騒音被害悩まされた体験談をご紹介してみます。不動産屋に連絡しても解決せず我慢する日々を送っているそうです。我慢するのであれば、ボーズのノイズキャンセリングイヤホン、イヤーマフ、耳栓あたりを試すのも良いかもしれないです。一円もかけたくない場合、本文にあるように騒音発生時は外出するのが良いかと思います。

鉄筋コンクリート造マンションの角部屋に引っ越し

私は関東在住の20代会社員です。

昨年から今の賃貸マンションに引っ越し、妻と二人で暮らしております。

鉄筋コンクリート造のマンションで、角部屋ということもあり、隣人の騒音はそれほど危惧していませんでした。

しかし、引っ越して来て数日経った後、部屋で食事をしていると上からか下からか、その時はわかっていませんでしたが、ピアノの音がポロンポロンと聞こえて来たのです。

おかしい、このマンションは楽器禁止だったはず、と引っ越し前に貰った契約書などの書類を引っ張り出して確認したところ、やはりしっかり楽器禁止と記載がありました。

しかし、ここでとある事実を思い出しました。

それは下の階が育児施設だったことです。当然引っ越し前にそれは把握済みでしたが、楽器禁止のマンションだったのでピアノ教室も兼ねている可能性など完全に頭から抜け落ちていました。

不規則なピアノの音がうるさい

流石に育児施設に出て行ってもらうことは出来ないだろう、と暫くは我慢の日々が続きました。

平日は18時から21時くらいまで、土日はお昼から夜まで。聴こえてくるのは曲にもなっていない不規則なピアノの音である、というのもポイントです。

曲になっていればまだマシだったかもしれません。不協和音のようでもあり、延々と聞いていると頭がどうにかなってしまいそうでした。

不動産会社に苦情

まずは下の階の育児施設のことを全く説明しなかった不動産会社に苦情を入れました。

直接下の階に行かなかったのはなるべく穏便に済ませたかったからです。

不動産会社には、楽器禁止のはずなのに楽器の音が聴こえてくる、これはどういうことなのかと、それだけ伝えました。

向こうからは謝罪を受けましたが、後日下の階の住人が直接訪問して来たので驚きました。

おそらく、不動産屋から大家経由で連絡が行ったものと思われます。

下の階の住人が直接訪問してくる

下の階の住人は壮年の男性で、不機嫌そうでした。

「どうしたらいいですか?」としかめっ面で聞いて来ました。まるでこちらが悪いと言わんばかりに。

ピアノ教室はずっとやっていることで、止めることはできない、との説明も受けました。

恥ずかしながら、人に強くいうことが出来ない性格です。さらにお金を払って教室を受けている子供のことを考えてしまい、その場でピアノをやめてくれ、と強く言うことができませんでした。

とりあえず、あまり遅い時間にピアノを鳴らすのはやめて欲しいと伝え、その場は収まりました。

再度不動産屋に連絡

穏便に済ませたいからまずは不動産屋に連絡したのに、まさか直接こちらに出向かれるとは思ってもいませんでした。

再度不動産屋に連絡し、こちらの強い怒りを伝えました。

仲介手数料を返すから勘弁して欲しいこの件はこれで終わりにして欲しいとのことでした。

ピアノをやめさせるという選択肢は最初からないようで、それならばそんな大事なことを黙っていたことに対して余計に怒りが湧きます。

結果的に仲介手数料は全額戻ってきました。ピアノの音は止まる時間がほんの気持ちだけ早くなりましたが、状況が劇的に改善されることはありませんでした。

ピアノの音に我慢する日々

それから我慢の日々が続いています。

ピアノが鳴っている時間帯は出かける、テレビをつけておく、など簡単な対策でなんとかしています。

楽器禁止の4文字に踊らされ、完全に安心してしまっていたことを心から後悔しています。

このような例は稀だとは思いますが、引っ越しを考えている方は、たとえ書面上に楽器禁止と書いてあっても、上下左右の部屋がこのような施設になっていないかどうか、引っ越し前に必ず調べることをオススメします。

個人相手ならともかく、施設が相手だとどうしても出来ることが限られてきます。

対応はしたものの残念ながら完璧な解決とはなりませんでした。

今後私と同じような目に合う方が少しでも少なくなれば、と祈っております。

以上になります!