今回は、神奈川県在住さんが、マンション上階からのピアノ演奏の音がうるさくて悩んだ体験談をご紹介してみます。マンション管理人に言っても注意してもらえなかったので、何度か直接手紙を送って静かにしてもらうように依頼してみたそうですが、ピアノ演奏は止めてもらえず我慢する日々とのことです。騒音を我慢するのに耳栓、イヤーマフなど使っているそうです。

上階のピアノ演奏がうるさい

私の住まいは神奈川県のあるマンションです。今から5年前、私は20代後半でアルバイトをしていました。住まいは神奈川県です。階上は娘一人に夫婦がいて、娘は夕方にピアノを弾いて、夕食の時にうるさいなぁと腹を立てていました。

それからしばらくして、静かな毎日が悪夢のように変わってしまいました。私の住居の上の階で、ある時からピアノの演奏が始まりました。定年退職した夫婦の奥方が暇つぶしにピアノを習いはじめたそうです。

マンションに住むためのルールではピアノ演奏は可能です。ただし、演奏時間は午前10時から午後9時までと決まっています。奥様の練習は旦那さんが定年後と仕事に出かけている平日の日中に集中していました。

彼女は初心者のようで、練習して何日経っても、間違えずに弾けることはありませんでした。毎年10月から2月終わりまで、毎日続いていました。その演奏音に耐えていましたが、ストレスからくるめまいを発症し、起き上がることができなくなりました。

管理人は騒音を注意しなかった

耳鼻科を受診した私はめまいはストレスからくるから、まずはストレスから逃げてくださいと言われました。困り果てた私は、マンションの管理人に相談しました。私は管理人さんに注意してもらえば済むだろうと考えていました。

ですが、管理人さんは騒音問題は住人同士の問題だから私たちは関わり合いませんと断られました。最初は手紙で伝えました。内容はピアノが響いているから、音が小さくなるようにピアノに消音装置などをつけてくれないでしょうかと書いて伝えました。

その返事は以下の内容です。自分の母親から受け継いだピアノには消音装置がつけられない。自分が夢中になっていたから、階下の人に響いているなんて思わなかった。練習時間を短くするから練習することを許可してもらいたいと書いてありました。

ピアノを演奏できるように私のうちに直接話をしてきましたが、私は話すことなどないので無言で追い返しました。話し合っても、相手が演奏することを許す形になることだけは認めるつもりはなかったからです。

更に手紙を書く

再び手紙を書きました。私は消音装置をつけられないからピアノの音に我慢する言われはないし、私自身、小さい頃にピアノを弾いていたことがあり、そのあと兄にうるさいと言われてピアノを捨てたことがあるのだと手紙に書きました。

そのあとも、それでもピアノを演奏しますと手紙が送られてきました。双方に譲歩する点はないという形になりました。私の意見は言い切ったので後はどうなろうと構わないと腹をくくりました。

ピアノ演奏が始まると静かな小川があるところまで歩いて気持ちを切り替えるようしました。さらに私は耳栓を買い、さら自己防衛のためにイヤーマフをネット通販で購入して、階上のピアノが響くリビングから離れています。

言うだけ言った

相手を言いなりにすることができないのだとわかりました。上の人とのトラブルが終わってしばらくした後、近所の人が教えてくれたことがあります。私が意見を伝えた奥様は近所のピアノの上手い奥様に相談したそうです。

私が取りつく島もないほど腹を立てていることに戸惑ったようです。その方がサイレントピアノと消音装置のつけられないピアノを両方使って 演奏の練習をしていることを伝えたそうです。

ピアノの音のトラブルはマンションでは当たり前のようになっているのですが、私は耐えて我慢しすぎて体を壊してしまったので、言うだけ言って後にはめまいは収まり、別の仕事に就くことができました。

マンションのルールが合ったとしても、一人一人が耐えうる限界はありますから、ルールだからと仕方がないと諦めてしまうのではなく、自分の腹のなかに溜まっていることをきっぱりと言う勇気が必要なのだと学ぶことができました。