今回は、20代会社員さんが、夜9時頃から3時ぐらいまで暴走族の話声やバイクの音に悩まされた騒音体験談をご紹介してみます。騒音解決方法として、やんちゃな子達に対しては、「バイクに乗ったり、集まって騒いだりするのは楽しいのはわかるけど〇〇だからお願いって対等な関係としてお願いすればわかってくれる。」とのことです。
深夜の暴走族がうるさい
20代会社員で東京在住です。都会ではあまり見かけなくなった絶滅危惧種の暴走族。3年前に長野に居たときには未だに特攻服を着て単車を乗り回している子たちがいました。
日中はまだ彼らの時間ではないためとても静かな住宅街でしたが、夜は彼らの時間。夜9時ごろから2時、3時ぐらいまで彼らの声とバイクの音が鳴り響いていました。その音は、離れた街中を走っていても聞こえるぐらい大きく、近所の方みんな迷惑をしており、自治会の会議議題にあがるくらいでした。
自治会でパトロールをすることになり、当番が注意するも流されてしまったり、ケンカになり怒鳴り合うだけでいっこうに改善されませんでした。むしろ、こちらをからかっているのかコールの音が夜中響いたりと酷くなっていました。警察にもお願いしましたが、警察官の扱いがうまい彼らは警察官と仲良くなり、軽い注意で済む程度で状況はかわらないままでした。
張り紙など自治会でできることは何でもやりましたが、全く効果なし。もうどうしようもないなと諦めていました。
騒音に耐える毎日
彼らの集会所は自治会館の前。
我が家はちょうど自治会館の目の前にあったので、騒音だけではなく、単車のライトの光なども家の中に差し込んできて迷惑でした。
光は遮光カーテンでなんとかなりましたが、音だけはどうしようもなく、騒音に耐えながらの毎日でした。
妻と2人きりの時には耐えられていた音も、子どもが生まれてからはそうもいきません。
生まれたばっかで、まだ目がほとんど見えていない赤ちゃんは、バイクの大きな音にびっくりしてギャン泣き。
外でも中でも騒音続きで、毎日寝不足の私達。
暴走族に注意
ある晩、限界に達した妻が
「もう耐えられない!あなた注意してきて!」
と私に指令をだしてきました。
私もこの生活に嫌気がさしてましたが、それよりも彼らの方が怖く渋っていました。
しかし、行かなければ離婚すると言われ渋々。妻も後ろからついてきて私を見守っていました。
勇気をだして、もう少し静かにしてほしいなど注意しますが、うるせーなーなどと返され撃沈。
それを見て妻は大きなため息。
あぁ、これもう離婚されちゃうのかなって思って落ちこんでました。
もう戻ろと思ったときに妻が
「ねぇ。ちょっと話きいて。」
と彼らに話かけたんです。
なんだよババァなどと言われても妻は動じず、
「お願いがあるの。うちには生まれたばかりの赤ちゃんがいるの。」
と赤ちゃんが怖がってないてしまうことなど説明してました。
すると、リーダーっぽい子がもう帰ろうと仲間に声をかけて帰っていきました。
案外あさっり帰ったね。凄いねと声をかけると、あーいう子達には怒鳴ったり、頭から否定しても反発するだけ。バイクに乗ったり、集まって騒いだりするのは楽しいのはわかるけど〇〇だからお願いって対等な関係としてお願いすればわかってくれるのよって男らしく話す姿に惚れ直しました。
この時、私は忘れていましたが、妻は産休に入る前はこういったやんちゃな子達がくる施設で働いてたため、扱いはプロでした。
もっと早くに妻が言ってくれたらとぼやいたら、お腹に赤ちゃんがいるときにもしものことがあったら困るでしょと怒られてしまいました。
その後
その後も彼らは集まったりしてますが、エンジンを切ったりなど彼らなりにうるさくならないよう気をつかってくれています。
妻のことは覚えているようで、たまに会うと赤ちゃんは元気かなど話すぐらいの仲に。
子どもが歩けるようになり、外で遊ぶことが多くなった頃は夕方ぐらいにきて一緒に遊んでくれたりしていました。妻も大きい息子達ができたみたいと、嬉しそうにごはんを食べさせたりしていたので、我が家の食品代はとんでもないことになってましたが、実家が農家だからと野菜やお米を持ってきてくれる子もいて助かっていました。
あの頃は大変でしたが、今ではいい思い出です。