今回は、40代兼業主婦さんが、遮音性を期待して豪華な鉄筋コンクリート造(RC)のマンションに引っ越したにも関わらず、木造アパートよりも壁が薄く隣の声が丸聞こえだった騒音体験談をご紹介してみます。騒音を管理会社に相談してみると、騒音に対する注意書きを全住人に送ってもらえたそうですが、そもそも壁が薄すぎるので騒音に耐えきれず引っ越ししたそうです。
豪華なマンションに引っ越し
私は40代で、現在は兼業主婦をしています。関東地方に住んでおります。
まだ結婚する前の話なのですが、同棲していた昔の彼と別れることになり、私が引っ越しをすることになりました。
物件を選ぶ際、私の譲れない条件は、築浅でオートロック・鉄筋コンクリート造(RC)のマンションであることでした。
RCマンションにこだわったのはやはり、遮音性を気にしての事です。
不動産会社に足を運び、複数のマンションを内見して決めたマンションは、駅から徒歩5分!!で築1年・5階建て、まるでお城のようにお洒落なマンションでした!
勿論、オートロック。防犯カメラもついて安心。宅配ボックスも完備され「なんて、至れり尽くせりなんでしょう!」と感動したものです。
相場よりも家賃が5万も!高い物件でしたが、当時のお給料では、ヤリクリできる家賃でした。
遮音性や安全性を考えたら・・・毎日帰る部屋だし!とちょっと奮発したのです。
鉄筋コンクリート造(RC)のマンションなのに隣の音が丸聞こえ
不動産会社のちょっぴり茶髪のお兄さんも
「RCなんで、まったく聞こえないってことはどんな物件でもないですけどー、遮音性はやっぱり軽量鉄骨や木造よりも優れてますヨ」
って言ってたし安心!
ですが・・・引っ越しをして2日後に大変な事実を知ることになったんです。
引っ越し作業も一段落し、部屋で美味しいハーブティーでも飲んでくつろご~なんて思っていた矢先、お隣の部屋から何やら「ブーーン、ブーーン、ブーーン、ブーーン」という謎の音が漏れて来ました。
そして「はい、もしもし」男性の声が・・・・・。
んんッ!!?め、め、めっちゃ隣の音、聞こえるやないかいッ!!
そして、テレビの音、トイレを流す音、シャワーを浴びている音、全てが丸聞こえです。ということは・・?私の生活音も聞こえているということでもあります。(聞きたくもないでしょうが・・)
お隣の音も気になるし、自分もなるべく音をならさないようにと、かなり神経を使う日々を過ごしました。自分の家なのにちっとも安らげやしません。
その後うるさくて眠れなくなる
私の部屋は角部屋ではなく、両隣に部屋がありましたから両隣からの音に悩まされました。
集合住宅ですし、単純に壁が薄いから聞こえてくる生活音はお互い様で致し方ないと思いましたが、もう一方のお隣さんは、パリピなのかパーティー的なものを毎晩しており、深夜に及ぶどんちゃん騒ぎはさすがに苦痛が伴いました。
大音量の音楽、長時間のどんちゃん騒ぎ、耳栓をしても完全には音を防ぐことは出来ませんでした!
私は睡眠障害を引き起こし、不動産会社に相談することにしたんです。
とにかくマンションの壁が薄すぎる
相談した結果、不動産会社を通して注意をして頂くことになりました。
該当する入居者だけでなく、全ての入居者の家の玄関ポストに騒音に対しての注意事項を書いた文書が投函されたようです。
深夜のどんちゃん騒ぎはいかがなものかとは思いますが、そもそも携帯のバイブーレーションが聞こえる位に壁が薄すぎなんです。
極めつけに、窓も防音効果が低く、駅近だけに電車の音もすごく響きました。ガタンゴトン、ガタンゴトン。都会寄りの町だったので電車の本数が多く、早朝から深夜までひっきりなしにガタンゴトン、ガタンゴトン。
駅近だったら遮音性のある窓じゃないと厳しいですね。電車の音が気にならない方は気にならないと思います。何にしろ色々勉強になりました。
友人に相談すると「私のアパートは木造だけど、たまたまこのアパートだからなのか分からないけどさ、そこまでの音漏れはないヨ。鉄筋コンクリートなのにひどいね。壁だけベニヤ板なんじゃない!?」と。
私はとうとう、ノイローゼぎみになり引っ越すことを決意しました。
引っ越し先は、築20年の鉄筋鉄骨コンクリート造のマンションでしたが、前のマンションのような音漏れや騒音から解放され快適な毎日を過ごすことが出来ました。