今回は、30代会社員さんが、少しの罪悪感と大きな懐かしさを感じた騒音トラブル体験談をご紹介してみます。騒音のキッカケは、上階にカップルが引っ越して来たことから始まり、アパート住人の過半数以上から騒音被害の嘆願書が大家さんに提出されるという事態に発展したそうです。その後、騒音元のカップルは静かになり引っ越していったそうです。騒音の原因はダンスゲームをやっていた音だったとのことです。
カップルが引越して来る
30代の男性、仕事は会社員をやっています。
住まいは四国地方です。
このお話はつい先日のことなのですが、私が住んでいるアパートで騒音トラブルに遭ってしまいました。
現在は既に解決済みとなっているものの、期間中のストレスは尋常ではなかったです。
きっかけは、GWにあるカップルが引越してきたことでした。
その2人は20代中頃くらい、もしかしたら女性の方はまだ20歳前後の学生だったかもしれません。
第一印象は決して悪くなく、引越しの挨拶には元気良く来てくれたので、良い意味であまり気には留めていませんでした。
上階のカップルの物音が激しい
ところが引越しから1週間ほど経ったある日、突然天井から異様な物音が聞こえるようになります。
実は私は1階に住んでいるのですが、そのカップルはちょうど真上の部屋に引越していたのです。
そのため、すぐにこの音はあの2人によるものだろうと察知しました。
上の部屋に住んでいた前の人は大変物静かな人だったので、余計にうるさく感じてしまったのかもしれません。
日を追うごとに、物音の頻度と激しさは増していきました。
何かステップを踏むような足音のときもあれば、不規則に軋むような音が聞こえることもあります。
正直若い男女が住んでいるわけですから、最初はそういう営みの音かとも考えたのです。
だからこそ注意はし辛く、私が我慢するしかないのだと自分に言い聞かせていた期間も長かったです。
迷惑しているアパート住人多数による騒音被害の嘆願書を大家さんに提出
転機が訪れたのは、カップルの引越しから1ヶ月くらいが経った頃でした。
以前から仲が良かった同じアパートの住人が、突然私の家を訪問し騒音には迷惑していないのかと訊いてきたのです。
その住人もカップルによる騒音には気付いていたようで、私の知らないところで既に何度か注意をしてくれていたことも同時に知りました。
騒音に悩んでいるのは私だけではない、そう知ったときに一気に我慢していた者が溢れ出たように思います。
これ以降は、私も本腰を入れて騒音をどうするか考え始めました。
他の住人が何度注意しても本人たちに改善の兆しは全くなく、若い男女は怖いからという理由で注意するのを諦めた住人もいたほどです。
そして、最終的にはもう大家さんに頼るしかないと感じ、不満を持っている住人たちから早急な対応を求める嘆願書を集めることにしました。
集まった嘆願書の数は、9枚です。
アパートの部屋の数が16部屋ありますから、実に半分以上の住人から集められたことになります。
おかげでその効果は抜群で、大家さんは即日対応をしてくれました。
騒音元のカップルは引っ越し
それから3日ほど経ち、あれだけうるさかった騒音が見事に聞こえなくなりました。
やはりアパートの持ち主である大家さんの言葉には、絶大な力があったのでしょう。
直接カップルから謝罪などはなかったものの、過半数を超える住人から不満の声があったと聞き、恐らくアパートにも住み辛くなったのかもしれません。
気が付くと、いつの間にかあのカップルは再び引越していました。
少し追い出したような形になり申し訳なかったのですが、良い勉強になったと捉えてくれていれば嬉しいです。
騒音の原因はダンスゲーム
後日知ったこととして、そのカップルはどうやらずっと2人でダンスゲームをしていたそうです。
私が聞いたステップを踏むような物音もそれで、他の住人の中には音楽による騒音に苦しんでいる人もいました。
思えば私の青春時代にも家庭向けのダンスダンスレボリューションが流行っており、それが原因の騒音トラブルも少し耳にしたことがあります。
物音のうるささにイライラしながらも、何とも言えない懐かしさに包まれたのが印象的でした。
万が一にでも一緒にやりませんかと誘われていたら、ノリノリで喜んで参加していたかもしれません。
娯楽が騒音に繋がることは度々あるのでしょうが、そう思うと私もいつ騒音を出す側になるか分からないものです。
うるさく感じていた間は被害者感情しかなかったものの、最終的には色々と考えさせられる経験にもなりました。
騒音解決は大家さんに相談が一番
とはいえ今回カップルを怖いと思った住人もいたように、確かにトラブルの大元に直接注意するのは勇気が要ります。
こういうときは大家さんに頼るのが一番だと思いますので、同じような悩みを抱えている皆さんも是非大家さんを頼ってみてください。