今回は、20代家事手伝いさんが、通学時の電車の騒音対策のために購入したソニー(SONY)のノイズキャンセリングヘッドホン(MDR-NC33)についてのお話をご紹介してみます。昔(10年近く前:2009年発売)のノイズキャンセリングイヤホンのレベルは、騒音を打ち消すどころか逆にうるさかったそうです。現在のノイズキャンセリングイヤホンは進化して、高性能なのではないか?とのことです。
昔のノイズキャンセリングイヤホンの話
今回はSONYの「MDR-NC33」というノイズキャンセリングイヤホンを使った経験について一筆書かせて頂きます。
といっても2009年発売というかなり古い機種の話ですので、現在販売されている機種の進化具合を測る目安程度に読んでください。最近のものは非常に進歩していると聞きます。
私は現在20代後半の東京在住家事手伝いですが、このイヤホンを使っていた当時は20歳前後で学生でした。
使っていたノイズキャンセリングイヤホンというのが、SONYの「MDR-NC33」という機種になります。
こちらは当時のウォークマンに付属していたイヤホンにノイズキャンセリング機能を付けただけのような構造になっており、音質に関しては元からあまり期待できるような品ではありませんでした。
通学時の電車の騒音対策のためにノイズキャンセリングイヤホンを購入
私がこのイヤホンを購入した一番大きな理由は、当時の通学環境にあります。
当時私は大学まで片道1時間の電車通学をしており、また乗り物酔いをするたちなため本を読んでの暇つぶしが出来なかったこともあり、必然的に音楽がその役回りを担うことになりました。
主に録音したラジオを聴いていたのですが、電車の走行音は非常にけたたましく、比較的遮音性が高いと言われるカナル型イヤホンであってもこの騒音を防ぎ切ることが出来ませんでした。
常に雑音が耳に入り神経に障る上にラジオの話し声が聞き取れないレベルの音が起きることもしばしば、とてもじゃありませんが毎日1時間x2もこんな環境にいるのは御免でした。
そこで、当時ぽつぽつ出始めていたノイズキャンセリングイヤホンに目をつけたのです。
昔のノイズキャンセリングイヤホンは騒音を打ち消すどころか逆にうるさい
周囲の騒音を90%程もカットしてくれるという触れ込みでしたので、価格はなかなかのものでしたが悩んだ末、当時ノイズキャンセリング技術を他社よりも押し出していたSONY製を選びました。
イヤホンの形状があまりよろしくなく装着感に難があったものの取り敢えず使ってみたのですが、騒音90%カットという謳い文句が嘘のように結構周りの音が聴こえます。打ち消せていませんでした。
しかも原理上イヤホン自体がサーッという音を微かに出してしまって更に雑音が増えていました……。
当時の技術はまだまだ発展途上の未熟なものであり、特に原理上突発的な音は減衰させることすら出来ないものでした。
肝心の電車内の騒音を防いでくれるなんてことは無理で、それどころかそれほど人通りのあるわけでもない町中を歩いていてもノイズキャンセリング機能の恩恵を感じることが出来なかったものです。
しかも前述の原理上発生するサーッという音のおかげで、図書館など静かなところにいても定量の騒音が発生するという本末転倒っぷりでした。
完全に失敗しました。これではそこそこの額を払った意味がありません。
おかげでこのMDR-NC33は購入早々に押入れに仕舞われることとなりました。そもそもイヤホンとしても優れたところが見当たらなかったので仕方ありません。
この経験のおかげで未だ以て私自身はノイズキャンセリング機能の効果に懐疑的なのですが、最近のBOSEやSONYの一部のノイズキャンセリングヘッドホンはかなり優秀で実際に購入した人の話に依ると値段に見合った高い効果を発揮しているそうです。
今のノイズキャンセリングイヤホンは進化した?
ノイズキャンセリングヘッドホンの原理上のデメリットとして犬の鳴き声など突発的な音に弱いのは現在でも変わっていないと聞いていますが、ずっと鳴っているような音であるなら静寂と言えるほどほぼ聴こえないくらいに打ち消してくれるそうです。
本来なら私のMDR-NC33もそうであったはずなのですが……。まぁ現在の進歩の礎になったと思って諦めています。
あまり静かでない住環境にある人でも静寂の世界を満喫できるので、騒音に悩んでいる、音に過敏な人などには多少高くても良いものを選んで使用することをオススメします。