今回は、30代自営業さんが、地下鉄の騒音対策として購入したソニーのノイズキャンセリングイヤフォンMDR-NC11についてのお話をご紹介してみます。ノイズキャンセリングイヤホンは人の声は聞こえて環境ノイズは軽減し、1.回路ノイズ、2.取り回しが悪い、3.音質が悪い、のが欠点だとのことです。

使用したノイズキャンセリングイヤホンの機種

今となっては旧機種ですが、「Sony MDR-NC11」を使っていました。Sonyのノイズキャンセリングイヤホンでは、かなり初期よりの機種でしょうか。

30代の男で自営業をしています。関東に住んでいます。ただし、ソニーのノイズキャンセリングイヤホンMDR-NC11を使っていたのは学生時代でした。

地下鉄の騒音対策としてノイズキャンセリングイヤホンを試す

当時、通学に電車および地下鉄を利用しており、通学時間にDAP(デジタルオーディオプレーヤー)で音楽を聞いていました。しかし、特に地下鉄の騒音はかなり大きく、普通のカナル型イヤホンではそれなりに騒音が聞こえていました。カナル型にイントラコンカ型イヤホン、耳掛け型ヘッドホンなど、イヤホン類を色々と試していた時期でもあったので、ノイズキャンセリングイヤホンも試してみました。

ノイズキャンセリングイヤホン使用は比較的静かな音楽を地下鉄で楽しむのに効果的

機種自体の遮音性はそこそこだと思いますが、ノイズキャンセル機能をオンにすると電車の走行音や環境ノイズが激減します。特に、地下鉄の大きな騒音が明らかに少なくなります。電車内などで使うべきものではありませんが、イントラコンカ型イヤホン等と比べてDAPの音量をかなり絞っても問題なく音楽を楽しめるようになりました。

電車内など騒音が大きな環境であっても、JPopやロックなどはもちろん、クラシックなどの比較的静かなパートがあるジャンルが楽しめるのはノイズキャンセリング型の良いところでしょう。

ノイズキャンセリングイヤホンは人の声は聞こえて環境ノイズは軽減する

地下鉄などの大きな環境ノイズが存在する場所でも音楽を楽しめるようになることでしょう。劇的に騒音が減るので、DAPの音量を上げなくても細かい音が聞き取りやすくなります。低音域などは環境音に影響されやすいので、ちゃんと音楽を聴くためには環境ノイズ対策は必須です。

また、普通のカナル型イヤホンとの違いとして「人のしゃべる声などはそこまで相殺されない」という点があります。

このため、電車内などのアナウンスがある程度聞き取りやすかったりするのもメリットと言えるかもしれません。遮音性の高いカナル型イヤホンなどでは、アナウンス音声などがほとんど聞こえなくなったりしますので、案外電車内などで使うのが怖かったりするのです。

ノイズキャンセリングイヤホンは1.回路ノイズ、2.取り回しが悪い、3.音質が悪いの、が欠点

自宅などの静かな環境で使うと、ノイズキャンセリング回路や機構由来のホワイトノイズがそれなりの音量で聞こえてきます。ノイズキャンセル機能をオフにすればよいのですが、困るのはそこそこの騒音がある環境での使用です。環境ノイズと回路由来ノイズをある程度許容する必要があります。

ノイズキャンセル機構があるため、単純に取り回しが悪いという点もデメリットです。電池も使うので、ある程度重みのあるパーツがイヤホンケーブルの途中に存在するという状態になってしまいます。この辺は、Sonyなどの対応DAP・スマホなどですと本体側がノイズキャンセル機能を持っていたりするので、また話が違うとは思うのですが。

ある意味どうしようもない点として、同価格帯のイヤホンと比較して音質がちょっと劣るという点も挙げられるでしょうか。決して悪いわけではなかったのですが、イヤホンそのものの比較となると他の機種を使いたくなる事もありました。

ほどほどの遮音性とノイズキャンセル機能の効果で、電車内で安心して使えるイヤホンとしてはかなり良い選択でした。しかし、機種由来のノイズの存在、機種の音質などのデメリットから、現在は遮音性の高いカナル型イヤホンを使っています。