今回は、元会社員さんが、隣から毎晩カップルの〇〇が聞こえてきてうるさくて悩んだ騒音体験談をご紹介してみます。騒音元と騒音被害者の間で、直接、騒音トラブルを解決するのは事件になるなどのリスクが大きいため、管理会社やオーナーさんなど第三者に介入してもらうのが一番良いとのことです。

カップルによる騒音

みなさんマンションやアパートに住んでいる方のお悩みの一つによくあるのが騒音問題ではないでしょうか。今回はそんな騒音問題の中で隣室がカップルによる騒音のケースについてみていきたいと思います。

私が20代半ば会社員だったころのお話です。

当時、私が住んでいたのは都内の23区内の某エリアでした。最寄り駅はバンドマンや劇団員などが多いサブカルチャーでとても有名な駅でした。そんな若者の多い駅にちょうど引っ越しをしてきたばかりのことです。

猫のような「にゃぁ~ん」という声が聞こえる

私は当時、バリバリの不動産営業会社に勤めていましたので家に帰る時間はかなり遅く、場合によっては終電やタクシーで帰ってくることもしばしばでした。

当然、そんな時間まで働いていたものですから、ヘトヘトな状態で文字通り寝るためだけに家に帰っていたと言っても過言ではありませんでした。

引っ越してきて1週間ほどたったある日の夜、いつものように疲れた状態で夜遅くに帰宅して布団に入ってさぁ寝ようかと思ったその時です。

どこからともなく猫のような『にゃぁ~ん』という声が幾度となく聞こえてきました。

それも普通の鳴き声でなく交尾の時のような声で『にゃぁ~ん』とどこからともなく聞こえてくるではありませんか。こんな夜中に猫が交尾するものなのかと思いながら、その日は次の日が早かったのでなんとか眠りにつきました。

その鳴き声事件の2.3日後、またおなじように夜寝ようとするとどこからともなく『にゃぁ~ん』という声が聞こえてきました。さすがに疲れていた私は半分イライラしながら家の周りを見回りにいきましたが、それらしき猫はいません。

また猫の鳴き声のような音が聞こえる

当然、私の住んでいたアパートはペット飼育禁止の物件でしたので、いるはずはありませんでした。結局、その謎の鳴き声の正体が掴めないまま私は朝までほとんど眠れませんでした。

しかし、この時私はこの2日後、この声の驚くべき正体を知ることになるとは思いもしなかったのです。

二回目の鳴き声事件から二日後の夜、その日も終電で帰ってきた私はいつものようにシャワーと食事を済ませ早々に布団に入りました。その時です、今日は一段と大きく以前にあったような声がどこからともなく聞こえてきました。

しかも今日はなんだか以前聞いた鳴き声に似ているのですが、どことなく人間の女性のような声がしていました。

隣のカップルによる夜の営み中の声

どちらにしろ真夜中の騒音に変わりありません。その時、もしやと思った私は、隣の部屋につながっている壁に恐るおそる耳を付けてみました。

なんとその声の正体はとなりに住んでいる部屋からのものだったのです。ドスンドスンという振動音と共にその声に強弱がついているところをみるに真夜中の交尾中の猫のような声は実は、隣のカップルによる夜の営み中の声だったのです。

直接騒音トラブルを解決するのはリスクが大きい

驚き半分と勘弁してほしいという気持ちが半分ずつでした。こういうケースの場合、事の最中に突然、注意する訳にもいきません。

私は不動産会社の営業をしていることもあり、こういった隣人間のトラブルを当事者同士で解決しようとして揉めてしまったり、最悪の場合事件につながることをよく知っていました。

たまにならまだしも連日、このような営み中の声で眠れないとなってはたまったものではありません。

翌日、私は大家さんに現在の騒音事情と困っている旨を伝えました。

アパートのオーナーに相談すると騒音問題解決

内容が内容なだけに相談するのが恥ずかしかったのですが、きっぷのいい男性の大家さんだったので、すぐに対応することを約束してくれました。

それ以降、そういった夜の声に悩まされることはなくなりました。

しばらくした時に隣の家の郵便受けの表札が白紙になっていたので、大家さんに『となりの方は引っ越したんですか?』と聞くと、どうやら隣人の方は以前から騒音常習犯で他の入居者からもクレームがたびたび出ていたようです。

それで今回、私が相談した時にオーナーさんが隣人の方に引っ越すか、静かに生活するか選ぶよう迫ったら、引っ越ししたとのことでした。

騒音問題解決は管理会社やオーナーさんなど第三者に介入してもらうのが一番

今回、私はオーナーさんの迅速な対応もあり早期に解決することが出来たのですが、皆さんの中には賃貸住宅の騒音をなかば諦めて生活している方もいらっしゃるのではないでしょうか?先にも書きましたが当事者同士によるトラブルの解決は問題自体が大きくなってしまうケースがほとんどです。

トラブルが分かった時点で管理会社やオーナーさんなどの第三者に介入してもらうことが早期解決への近道になります。判断に迷ったときは管理会社やオーナーさんに相談して快適な賃貸生活を送りましょう。