今回は、元大学生さんが、今では懐かしい騒音トラブルで困った騒音体験談をご紹介してみます。耳栓が嫌いなので、騒音がなくなる他の手段をいろいろ考えて悩み、最終的に、騒音がやむまで何度も大家さんに相談するのが一番良い対策だと思ったそうです。

夜遅くまでの飲み会の騒音に耐え忍ぶ日々

私は大学生の時、千葉県に住んでいました。そこで、念願の一人暮らしを始めたのですが、同じ時期に入居した方の騒音に、早くも悩まされることになりました。

飲み会でも開いているのでしょう、深夜遅くまで、男女数人の声が響いていました。

しかもそれが、週に二、三回続くのです。

流石にストレスが溜まり、耳栓を購入して対処したのですが、壁が薄いのか、声はしつこく聞こえてきますし、耳栓の装着感も私には合わず、数日でやめてしまいました。

インターネットで警察に相談するとよい、という記事を見つけて実行しようともしましたが、なんとなく勇気が出ずに二の足を踏んで、しばらくは耐え忍ぶ日々が続きました。

騒音にどう対処したら良いか悩む

初めてのアパート暮らしだと、騒音トラブルに巻き込まれた時に、どう問題を解決していけばいいのか分からなくなるものです。

その時の私もそうで、壁を叩いて反撃しようか、とか、いっそ注意しに出向いてみようか、とか、いろいろ考えるものの、結局はどれも実行に移せません。

自分が少し過敏なんじゃないか、とも心配になりますし、相手を怒らせるのも嫌だな、と弱気にもなります。

そもそも騒音と感じられるような行動をとっている向こうに間違いなく非があるわけですが、初の一人暮らし故の自信のなさが、いつの間にか自分をがんじがらめにしていくのです。

親に相談

そこで、私はまず、思い切って親に相談することにしました。

折角の一人暮らし、親の介入はできるだけ避けたかったのですが、ストレスで少しノイローゼ気味になり、眠れないせいで不眠症になりかけてもいたので、流石にどうにかしようと思い立ったわけです。

すると親は「まず大家さんだね」とアドバイスをくれました。

もちろん、大家さんに相談するという選択肢もあるにはありましたが、その時の私はなぜか「大家さんに迷惑がかかる」という心理状態にありました。

自分からなにか厄介事を持ち込むのが苦手なチキンなんですよね、私は。

しかし、親が言うには「大家さんはそういうのに慣れているから、ご近所づきあいも悪くならないし、大家さんも気を悪くしたりはしないよ」とのことでした。

確かに冷静に考えれば、そうなのです。

そこで、私は改めて、親の偉大さを認識しましたね。

大家さんに相談

さて、大家さんの事務所に出向いて相談してみると、まずは大家さんが隣人の方に注意してみる、ということでした。

それで、一週間ほどは、深夜までうるさいということはなくなりましたが、しかし、私の快適な睡眠はすぐにまた、奪われることになりました。

それで、イライラが募り、一度は本気で警察に連絡しようと、あとは発信ボタンを押すだけだというところまでいきましたが、ここで私が冷静にならないと事を大きくする、それは自分にとって決して有利にはならないと自分に言い聞かせて、その日は我慢しました。

大家さんに再度相談

それで翌日、もう一度大家さんに相談したところ、実は隣人の隣人、つまり二つ隣りの方からも苦情が入っていたらしく、大家さんも引っ越しを匂わせつつ強く出ることを決心してくれました。

クレーマーと思われるかもしれませんが、騒音は体験してみると本当にストレスになるということが分かりますし、何度も繰り返し大家さんに訴えかけることで、事態は間違いなく好転すると思います。

特に今回のように、誰もが「騒音」と感じるような迷惑をかけているような場合には。

騒音がやむまで何度も大家さんに相談するのが重要

それ以降、まるで何事もなかったかのように、ぴたりと騒音はやみました。

飲み会自体は続いているようですが、日を跨ぐということは滅多にありません。

一応、隣人づきあいというものは大事ですから、たまに夜遅くまで続く時は、まあ許容することにしています。

私にも心当たりがないわけではありませんからね。

流石に夜更けまで騒ぎ立てるなんてことはしませんが。

とりあえず、隣人トラブルに遭遇した場合は大家さんに相談すること、これが先決です。

なんにせよ対処法を提案してくれますし、音に関するストレスは案外身を削られるもので、特に睡眠不足は実生活に差し支えます。

早めに問題解決することが、自分のためになりますね。