今回は、30代主婦さんが、過去に注意を受けたお宅から聞こえてくる騒音がうるさくて悩んだ騒音体験談をご紹介してみます。マンションでの騒音解決方法は他の住人が注意するまで待つのが良いそうです。

子供の遊び声がうるさいと注意を受ける

私は北海道に住む30代の主婦です。

マンションの一室に住んでおり、子供が小さかった頃は「遊んでいる声が響いてうるさい」とご近所から注意を受けたことがありました。

その時はちょっとうるさいかなという自覚もありましたし、お叱りのお言葉も「聞こえているので気をつけてください」という優しいものだったので相手側の気遣いを感じ、イライラすることもなく大きなトラブルには至りませんでした。

しかし、それから数年後、ご近所から大きな物音が聞こえてくるようになったんです。

ガー、ガー音がうるさい

その音は「ガー、ガー」と一定のリズムで聞こえてくる低い音でした。

車の車輪を転がしているような感じの音で、部屋中に鈍く響き渡ります。

私は当初「のこぎりを使ってDIYでもしているんだろうか」と考え、それほど気にしないようにしていました。

しかし、あまりにもリズミカルな騒音は聞こえてくる時間帯もいつも同じですし、「さすがにDIYじゃないよな」「それにしてもうるさいなぁ」と考えるようになりました。

その騒音は決まって夜に聞こえてきます。

晩御飯を食べ終えた時間帯が多く、30分も狂わないほど毎日一定でした。

聞こえるのは10分間くらいと長い時間ではないのでお互い様と思って我慢していましたが、けっこう大きな音でなかなか我慢するのも耐え難いものがありました。

何よりも私も過去に注意された経緯があり、それ以来今まで以上に気遣って生活してきた自信があったというのもひっかかる原因でした。

お互い様では片付かない

マンションに住んでいるからには少しの生活音はお互い様と思うべきです。

しかし、何でもお互い様では片付きません。

私も注意を受けてますますそう実感し、音がなりそうな道具を使ったり、大きな声は控えるようにしていました。

「それなのに…」という悔しい思いが騒音への悩みを深くしていったように感じます。

騒音はダイエット器具

ある時、テレビを見ていてその騒音が何の音だったか気づきました。

「これだ!」と思ったのはダイエット器具です。

足を外側に大きく開いては閉じ、開いては閉じというアイテムなのですが、画面から聞こえてくる音の感じとリズムの感じがまさに同じでした。

聞こえてくる時間帯も、食後や入浴後だと想像すれば自然ではないかと確信したわけです。

勝手にダイエット器具と決め付けた私はちょっとほっこりしてしまいました。

音の主と思われるおばさんの顔を思い浮かべ、「頑張れ!」という感じで笑えてきたんです。

それに、そのアイテムは私もかねてから欲しいと感じていた商品で、「価値感合うじゃん!」なんて思ったりもしてしまいました。

でも、音の不快感はなかなかのものがあり、大人は我慢できても子供は素直なので「うるさいなぁ」「またこの音!」と文句を言います。

正直それを聞いている方が不快だったりもしたのですが、「お互い様だよ」「ちょっとの時間だから我慢しよう」としばらく耐えていました。

マンションでの騒音解決方法は他の住人が注意するまで待つのが良い?

私が様子を見ていられたのはマンション住まいだったからかもしれません。

これだけ大きな音なら他のお宅にも聞こえているはずですし、うちが我慢してもいずれはどなたかが訴え出てくれるだろうと思っていました。

私は過去に指摘された側なので控えようと思い、そういう方が現れてくれるのをじっと我慢していました。

騒音に悩み始めて1ヶ月も経たないうちに問題は解決して幕を閉じました。

結局、思った通り他の方が訴え出てくれたのかはわかりません。

本人やその家族が「うるさいかな」と気づいてやめてくれただけかもしれないのですが、ある日からその音は全く聞こえなくなりました。

私の住むマンションではクレームを廊下に掲示したりせずひっそりと解決してくれます。

おかげでどうやって解決したかはわからなかったのですが、1件からの声は複数件からの声だと気づいてくれただろうと信じてみることにしました。