今回は、40代会社員(女)さんが、アパートの生活騒音に悩んで購入したボーズのノイズキャンセリングヘッドフォン(クワイアットコンフォート2)を使った感想をご紹介してみます。ノイズキャンセリングヘッドホンは、1.日常生活にも音楽鑑賞にも欠かせない存在、2.しめつけ具合が快適、3.騒音低下具合が凄い、4.音楽の残響音がはっきり聞こえる、などの利点があったそうです。

4万円を超える値段に購入するか迷ったボーズのノイズキャンセリングヘッドフォン

甲信越地方在住の40代の女性会社員です。

もう15年くらい前になると思うのですが、BOSEのクワイアットコンフォート2を購入しました。

ノイズキャンセリングヘッドフォンの存在を知ったきっかけは、アパートの生活騒音に悩んでいた当時、職場の上司が新幹線の車内にあったパンフレットに掲載されていたBOSEの広告を見て「こんなのがあるよ」と教えてくれたことでした。

でも、値段がめちゃくちゃ高かったので、すぐには決断できませんでした。

3ヶ月くらい商品説明を読んでは諦め…を繰り返しましたが、航空会社のファーストクラスでも使われているし、何といっても「周囲の騒音を大幅に軽減」の文句に惹かれ、ダイレクト通販で購入しました。

実は、ヘッドフォンに関しては苦い経験をしているんです。

「騒音を大幅に軽減」という宣伝を信じて買ったのは、何と工事現場の作業員がするような業務用のヘッドフォン!

これがすっごく重い上に耳が痛い!!

しめつけが強すぎて、数十分も経つとひどい頭痛が…とても長時間つけられる品物ではありませんでした。

加えて、一番期待していた騒音カットに関しても「え、これで??」というレベル。

すごくショックでした。

だから、BOSEの商品が届いたときも、期待と失望が半々で、もの凄く不安だったんです。

4万円を超える値段を考えると、早まったかなぁ…と。

ボーズのノイズキャンセリングヘッドフォンはしめつけ具合が快適だった

まず最初の驚きは、装着したときの軽さと心地良さでした。

例の工事現場ヘッドフォンとは比べものになりませんでしたね。

だって、電池を入れたBOSEより重かったんですから(苦笑)。

しめつけ具合に不快感はなく、特にイヤ―パッドの「ふわふわ感」には感動すらしました。

ボーズのノイズキャンセリングヘッドフォンの騒音低下具合は凄かった

そして、恐る恐るノイズキャンセリングのスイッチを入れた瞬間、2秒くらいしてから「すーーっ」と周囲の音が小さくなっていったんです。

何というか、穴のなかに音が吸い込まれていくような感じでした。

もちろん無音状態にはならないのですが、騒音の減少具合はすごかった。

信じて買ってよかったと思いましたね。

その日から自宅で勉強や読書をする際には、必ず使っていました。

このヘッドフォンの優れたところは、ノイズキャンセリング機能だけを使うことができる仕様ですね。

電池はヘッドフォンに入れる場所があるので、コードが邪魔になるというわずらわしさもなく、本当に快適です。

ボーズのノイズキャンセリングヘッドフォンは音楽の残響音がはっきり聞こえる

本来の用途である音楽鑑賞にも、もちろん威力を発揮。

わたしは長年にわたるクラシック愛好家なのですが、CDをコンポで聞く時とは明らかに音の響きが違って聞こえました。

耳に近いところで音が鳴っているせいもあるのでしょうが、音楽が終わった瞬間の弦楽器の残響音が特にはっきりと聞こえてきて、初めて経験したときは鳥肌が立ちました。

ノイズキャンセリング機能も使っていたので、まるでコンサートホールで聴いているようでした。

コンポだと、離れて聞いているから音の余韻までは拾えません。

日常生活だけでなく音楽鑑賞でも、ノイズキャンセリングのすごさを実感しました。

以上が、わたしの経験と使ってみて思ったメリットです。

電池残量が少ないとノイズが増える

デメリットとしては、まあこれは構造上、仕方ないというか当たり前ですが、電池の残量が少なくなってくるとランプが点滅し出して、ノイズが増えます。

時々「キーン」と鳴ったりもします。

でも、それは電池を換えれば解消することなので、問題ないかと。

オーバーイヤー型なので夏は暑い

あとこれも仕様上、仕方のないことですが、オーバーイヤー型なので夏は暑いです。

フツーに蒸れます(笑)。

なので、長時間の着用は大変です。

それと、耳に当たる部分のパットがボロボロになってきます。

10年以上使ってれば、そりゃあ劣化もするだろうと思うので、デメリットとは考えていませんが、ご参考までに。

あれからBOSEはますます進化して、クワイアットコンフォートシリーズも増えました。

値段もお手頃感が出てますね。

わたしのときを考えると正直、羨ましいです。

でも、逆に言えば、消費者にとってやさしい商品を開発し続けてるってことですから、やはりBOSEはおすすめです。