今回は、30代専業主婦さんが、両隣の部屋からの騒音に悩まされた騒音体験談をご紹介してみます。騒音を大家さんに相談して、騒音問題を解決したそうです。

壁の薄いアパートなので結構人の声が聞こえる

現在は30代の専業主婦ですが、その騒音にあった当時は正社員の仕事を辞めてフリーターになったばかりの20代前半の女子でした。住んでいたのは、静岡県にある駅から歩いて15分くらいの築20年くらい経つ二階建てアパートでした。

仕事も安定していないフリーターでも住める駅から遠くないアパートで家賃3万円ちょいなのはそこくらいしかなかったのです。住み始めは、右隣にしか人は住んでなくて、しかも普段は顔を合わせないのでどんな人が住んでるのかはわかりませんでした。

しかし、たまに気になるのは、その右隣の部屋から人の話声が結構頻繁にすることでした。でも、壁の薄さを考えたら、これは仕方ないのだとある程度諦めていました。

一人暮らしだったし、私は眠れさえすれば良かったので、気にしないようにしました。そんな時、ずっと空きだった左隣の部屋に男性が一人で入居してきました。

両隣からの騒音が気になる

中年男性でしたが、別れた奥さんに娘さんがいるようで、たまに娘さんが訪ねてきていて特に感じ悪くもないのでしばらくは普通でした。けれど、だんだんと困るようになりました。

それは、右隣の部屋からは多くの人の話声が聞こえるし、左隣はおそらく部屋にいないような時間でも何故か音楽の音が聞こえてくるのです。そんなに音量は大きくないものの、なぜかCDラジカセが壊れているのか?どこかで止まって同じフレーズだけ繰り返すみたいになってて、それを延々と部屋で聞いてると息がつまる感じでした。

ゆっくり部屋で一人休んでる時に、ずっと同じフレーズの部分が流れてくるのって疲れます。かと思えば何人いるのか、右隣からは日本語ではないような話し声がずっとしていて、さすがに安くてもこれはキツイなと思うようになってしまいました。

私は、仕事以外は部屋に居ることが多かったので、余計に部屋で静かにしていると両隣からの騒音が気になって、しっかり休めなくなりました。

騒音を大家さんに相談

そして、私は遂に嫌になって家賃を払う時に大家さんに相談させてもらう事にしました。決してそのアパートを出たかったわけでもないし、ことを荒だてて、もし、そのまま住んでいられなくなったら嫌だったので、右隣って何人かで住んでるみたいですけど、どんな方ですか?と。すると、一人暮らしのはずだけど、と不思議そうにされていました。

その後、見に来てくれた大家さんが知ったのは、その部屋が不法滞在の外国人たちの寝床となっているという状況でした。私は、まさか不法滞在の人たちとは知らなかったので、びっくりしましたが、とりあえず右隣はしばらくしてから出て行ったので、静かになって嬉しくなりました。

大家さんにとっては、とりあえずは人が住んでいた方が家賃が入るから良かったのかもしれませんが、私に怖い思いをさせて申し訳なかったとかなり恐縮されてしまいました。怖くはなかったけれど、たくさんの人が狭い部屋に住んでたから、いつもあんなに話し声がしてたのかと納得しました。

そして、次は左隣の部屋の方の音楽について、CDラジカセが壊れているのか、同じ音がずっと聞こえてますが、大丈夫でしょうかと話しました。大家さんが、それもついでにすぐ確認してくれました。

その部屋に住んでいた男性は離婚されて娘ともあまり会えないので寂しくて、常に何かの音を出していないと辛かったからCDラジカセが付けっ放しだったようです。でも、部屋から出ていくときにも、それを消さないので音楽の最後になるところで途切れずに同じ部分だけ繰り返すようになっていたと聞きました。

私は、怒っている訳ではないけど、できれば部屋を出る時にはCDラジカセを消して欲しいと大家さんを介して伝えました。その時から、お隣さんとは直接は顔を合わせていないけれど落ち着いて部屋で過ごせるようになりました。

その後、数年して、私も結婚してその部屋を出るまでは騒音被害はありませんでした。その時の大家さんが、大変に気を遣ってくれる人でありがたかったです。