今回は、30代女性さんが、下の階に住むカップルの騒音に悩まされた騒音体験談をご紹介してみます。騒音対策としては、住民同士の関係性を悪くしない方法としては有効な「アパート住民全員への騒音注意喚起文書」は、対策効果がなかったそうです。早急に騒音問題を解決したいなら、防音対策がしっかりした建物への引っ越しが一番良いとのことです。

下の階にカップルが引っ越してきてから騒音に悩む

30代の女性です。住まいは関東の郊外です。移動は基本的に車が中心でアパートにも駐車場が併設をされている環境でした。

私が悩んでいた騒音は下の階に住む方の生活音です。私はメゾネットタイプのアパートに住んでおり、下の階にカップルが引っ越してこられました。

その前には、小さなお子さんのいるファミリーが住んでいたのですが、ときどきお子さんが夜泣きされることくらいで騒音について悩むことはほとんどありませんでした。

しかし、このカップルが越してきてからは、本当に騒音に悩まされました。

カップルの立てる騒音で睡眠不足になる

まず、お二人ともお仕事の関係でか、帰宅されるのは深夜前後、早くても21時過ぎでした。ちょうど私の寝室の下が1階部分の玄関だったため、夜中にバタンと締められるドアの音や振動でまず目が覚めます。

また、アパートの利用規約には22時以降の掃除機や洗濯機の使用は控えるようにとの注意書きがあるにも関わらず、深夜0時を回ってから掃除機をかけ始めることもありました。洗濯機の使用は基本的には毎日で洗濯機の音だけでなく、夜中に窓をガンガン開け閉めする音にも悩まされました。

その前のファミリーが住んでいた時には気にならなかった足音までもめちゃくちゃ大きく聞こえます。きっと、前に住んでいた方は、気を遣ってくださっていたのですね。そして、それだけにとどまらず自分たちの帰宅時間後に、友人を招いてどんちゃん騒ぎをすることもあり、話し声や笑い声がとてもうるさいことも月に数回ありました。

このご時世ですので、それぞれ生活のスタイルやリズムが違うことは承知ですが、私は土日祝日がお休みで、下のカップルは平日がお休みになっていたようで、大声で騒ぐのも平日でした。こちらは仕事があるから、ゆっくりと夜は眠りたいのに、このカップルの立てる騒音で睡眠不足になることが頻繁にありました。

アパート住民全員への騒音注意喚起文書は効果なし

こんな騒音に悩まされること数か月。我慢の限界を超えた私は、まずは角が立たないようにとアパートの管理会社にいわゆるクレームを入れました。管理会社からは具体的な内容を聞かれ、詳細に伝えました。

しかし、実際には名指しで注意をするということはなく、伝えた内容も反映されませんでした。対応としては、管理会社からその下の部屋に特定してではなく、アパートの全部屋に対して「他人の迷惑にならないように騒音には気を付けるように」との文書による注意喚起を行うというものでした。

電話をした翌々日には、文書がポストに入っていましたので、おそらく、下の階の部屋にも同じ文書が入れられたものと思われます。この方法であれば、だれがだれに対してクレームを入れたのかがわからないため、住民同士の関係性を悪くしない方法としては有効です。

しかし、自分が騒音を立てているという意識がない人には何の効果も発揮されません。実際のところ、この文書が入ってからも生活音の改善は全く見られませんでした。そもそも、そういったことに気を遣える人間は、最初から夜中にバタンバタンと物音を立てることはないのでしょう。

早急に騒音問題を解決したいなら引っ越しが一番

次に取った行動として、もう一度管理会社に電話で「全く改善が見られません」とクレームを入れました。生活の時間が違うため、直に下の階のカップルに合うこともなかったですし、面と向かってクレームを言うほどの勇気がありませんでした。

そのため、管理会社の方に上の階からと、伝えてもらって構わないので、夜中0時前後のドアの開け閉めや友人を招いての宴会に配慮をお願いしました。しかし、改善されることはありませんでした。逆に、自分が管理会社に迷惑をかけるクレーマーのような感じになり、そこまでして、ここに住み続けなくてもいいかなと思うようになりました。

最終的に、この騒音の問題を解決するために引っ越しを決意しました。それまでは間取りを重視して、あまり立て付けやドアを開け閉めした際の、音の響き方まで確認して物件を選んでいなかったのですが、これらの点をきちんと確認しました。

近くの部屋にどんな住民が入居するかはわからないですし、選べませんので、どんな人が入居しても騒音が気にならない物件を選ぶしかないなと思いました。最終手段として、引っ越しは、費用がかかりますが、一番早くて確実に騒音トラブルから逃れられる方法です。