今回は、50代会社員(女)さんが、上階の中国人の奥さんがうるさくて悩んだ騒音体験談をご紹介してみます。騒音対策としては、大家さんに騒音への苦情を入れてもらうが効果なかったそうです。その後、定期的に大家さんに報告し、また、ご主人に会うたびに騒音問題対策をお願いして、上階を棒で突っつくなどの対策も行った結果、静かになったそうです。

中国人の奥さんがうるさい

私は50代の会社員の女性で、現在、山口県に住んでいる者です。以前住んでいたアパートで、二階に引っ越して来た夫婦の騒音に悩まされていました。そのご夫婦とは、あまりつきあいがなく、話をしたこともなかったのですが、多分、奥さんが中国の人のようで、この方がまあ、うるさいうるさい、はっきり言って「騒音おばさん」(笑)。

私は、この夫婦が二階に住んでいた時期、ノイローゼになるかと思ったほど、かなりの強者でした。で、この中国人の奥さんの何がうるさいかいうと、それはいわゆる「生活音」です。

例えば、ドアに鍵をかける時など、鍵が壊れそうなほどの勢いで、ガチャガチャとうるさく、「どうしたらそんなに音が立てられるの?」と不思議に思うほどでしたし、また、ドアの開け閉めなども激しいようで、「バタン」という派手な大きな音がして、こちらはその度に「ビクッ」となっていました。

そして、中でも一番悩まされたのが、その奥さんの足音です。時々、ものすごく力が入っている歩き方をする人っていますよね。その奥さんがまさにそのタイプで、毎日のように二階で、バタバタと大きな音を立てて動き回り、それには本当に悩まされました。

最初、二階から「バタバタ」という音がし始めた時は、きっと小さな子供がいるのだろうと思っていて、「子供なら仕方ないかなあ」とも思っていたのですが、どう見てもその夫婦に子供がいるような感じはなく、しばらくして、その音の原因は奥さんであるということがわかりました。

そして、その音がたまになら、まだがまんできるのですが、その奥さん、なぜか朝から晩まで、とにかく動き回っているのです。こちらが休みで、家でゆっくり休みたいのに、朝早くから夜遅くまで、とにかく「ドタドタ、バタバタ」の繰り返しです。

掃除をしているのか、料理をしているのか、それとも何か運動のようなものをしているのか、どうかわかりませんが、もう、こっちはひと時もゆっくり出来ず、その音が聞きたくないので、用事もないのに無理に出かけたりしていました。

休みの日だけでなく、平日でも、私が疲れて仕事から帰って静かにしておきたい時でも、やはり「ドタドタ、バタバタ」なので、私は天井に向かって、「もう、いい加減にしてぇ」と、叫んだりしていました。と言っても、心の中でですが、、、。大きな声で言う勇気はありませんでしたので(笑)。

大家さんに騒音への苦情を入れてもらうが効果なし

その後、耐え切れなくなった私は、大家さんに苦情を入れて、忠告してもらうようお願いしました。大家さんはすぐに対応して下さり、ご主人が直接、私の家に謝りに来られました。

この時、始めてまともにご主人と、面と向かって話しましたが、とても「騒音女」の旦那とは思えないような、とにかく大人しそうな人で、びっくりしました。そして、ご主人は、「これからはなるべく注意するし、少しでも防音出来ればと思って、カーペットを敷いた」というようなことを言われ、私もこの先は少しは、静かに生活できるようになるかと思い、安堵しました。

が、人生そんなに甘くはありませんでした。静かだったのは、ほんの2,3日でした。その後はまた、例の「ドタドタ、バタバタ」です。カーペットなんて何の意味もなさなかったのでしょう。

それにあの気弱そうなご主人がちょっと注意したくらいじゃ聞くような奥さんでもないのでしょうし、生活音って、本人はあまり意識してない場合が多いと思うので、なかなか治るものでもないですよね。私は再び始まった地獄の日々に、がっくり肩を落としました。

下から棒で突っつくと静かになる

その後、以前にも増してひどくなっていく音に、さすがの私も耐え切れなくなり、今度は声に出して「うるさいっ」と天井に向かって叫んだり、時には長い棒を使って、天井を突っついたりして、抗戦しました。すると、さすがにその瞬間静かになりますが、また、しばらくして「ドタドタ、バタバタ」が始まるのです。でもその時、何となくちょっとだけ音が小さくなったようにも思えました。

その後、定期的に大家さんに報告し、また、ご主人に数回会うことがあったので、その度にお願いしていました。例の、棒で突っつくなどの対策も、やっていました(笑)。

それからそんな毎日を二か月くらい過ごしたでしょうか。ある日、音がしていないことに気づきました。まったくという訳ではなく、時々は「ドタ、バタ」とはしますが、以前の「ドタドタ、バタバタ」ということはなくなっていました。まさに努力が報われた瞬間でした。

騒音に悩まされた日々は本当に地獄のようでしたが、私の場合は、騒音の主がある程度理解のある人だったので、その点では不幸中の幸いだと思っています。

相手次第だとは思いますが、話してわかっていただけるような人なら、直接話すのが、騒音解決の一番の近道ではないでしょうか。また、自分では無理なようなら、大家さんや不動産屋さんに相談したりするのが一番ではないでしょうか。私の場合は、下から棒で突っついたのが一番功を奏したのかも(笑)。