今回は、35歳専業主婦さんが、突然始まった道路工事の騒音と振動に悩んだ騒音体験談をご紹介してみます。騒音振動対策として、1.洗濯物を大きく広げて防音する、2.ガラス窓に障子をはめて防音する、3.騒音元から離れて寝る、4.実家に帰る、などの案があり、実家に帰る以外は実行してみたそうです。

突然始まった道路工事の騒音

関西地区に住む専業主婦35歳の私は、その日、子どもと一緒に自宅でいつものように遊んでいました。

すると、突然地鳴りのような音と共に、座っていた畳から小刻みに伝わる振動があり、一瞬地震かと思い、子どもと遊ぶのをやめ、この正体が分かるまで顔を見合わせ動けませんでした。

数秒後、この正体が道路工事だとようやく分かり、ホッと一安心したのも束の間、また、地響きと共に足裏から伝わってくる振動の揺れが気持ち悪かったです。

一体どんな工事をしたら、こんな風になるのだと思い、ベランダから工事現場を見ると、丁度、家の下の車道を工事しているようでした。

工事は日中にやるだろうし、この時間帯であれば音や振動に少しびっくりするけど、そのうちに慣れるし、大通りの車道だから数日で終わるだろうと思っていました。

その考えは甘く、何時間経ってもなかなか終わる気配がなく、その日は夜21時を過ぎてもまだ続いていました。

これは絶対に眠れないと判断し、苦情を言っても工事は続くだろうと思い、どうやったら静かに眠れるかを必死で考えました。

小さい子どももいるため、これは直ぐにどうにか対策をうたなければ、いつまで続くか分からない、この工事の影響で、ストレスと睡眠不足になってしまっては、非常に困ると思いました。

防音対策1:洗濯物を大きく広げて防音する

工事の初日は、ベランダの洗濯物干し竿めいいっぱいに、大きなタオルケットや掛け布団、薄手の掛け布団を、二つ折りにかけるのではなく、端の方ギリギリをかけ、洗濯ばさみでとめました。

一つ終えると、その隣ぴったりにまた別の掛け布団等を、同じように洗濯物干し竿に、かけてはとめてを繰り返していきました。

最後に隣り合う布団を上から順に洗濯ばさみでとめ、とても大きな一枚の布のような物になり、ベランダに広げ、はりました。

このとき、ご近所さんから見たら、あのおばさん一体何やってんだろうと、変わった目で見られてるんだろうな~と妄想しながら自分にひいていました。

布生地類は音を吸収するので、少しでも防音になるようにと、自分なりに工夫してやってみたのですが、これだけだと音が防げるのか不安になり、室内のベランダへ出入りする大きなガラス窓にも、何か対策をしようと思いました。

防音対策2:ガラス窓に障子をはめて防音する

丁度、取り外せる障子があり、このガラス窓とサイズがほぼ一緒なのに気づき、障子をガラス窓の枠に入れてみると、少し大きかったのですが、内側からはめることができました。

ガラス窓は四つあるのですが、障子は二つしかなく、私と子どもが寝る部屋のガラス窓に障子をはめることにしました。

この時、気持ち分、普段はそこまでやらないのですが、ガラス窓の鍵を上下共にしっかり掛け、その鍵についているロックの鍵まで掛け、何とかこれでいつもよりかはガラス窓同士が、しっかりと密着されているだろうと考えました。

防音対策3:騒音元から離れて寝る

それから、ベッドではなく敷布団で寝ているので、ベランダから一番遠い場所に敷布団を持っていき、枕の位置も一番遠い位置に変えました。

他に出来ることはもうなく、仕方なく子どもの寝かしつけを始めたのですが、やはり工事の騒音によって、寝ているため畳から直で体全体に伝わってくる振動は変わりませんでした。

せめて、子どもが朝まで眠ってくれさえすればそれでいいと、祈るような気持ちでいました。

ここまでしている自分ってヒステリーおばさんと一人ツッコミをして床につきました。

道路工事の期間を聞きに行く

翌日は、同じように工事があるのか確認しようと思い、郵便受けに、何か工事の説明書のような物が入っていないか確かめに行きましたが、入っておらず、家の建物に貼り紙はないか探しましたが、ありませんでした。

これはもう直接工事現場の人に聞きに行こうと思い、現場へ行くと、家のベランダからは見えなかった場所までも、カラーコーンとポールを置き、沢山の人数で工事作業をしていました。

大きな機械や大きく掘られた車道に、これは長期的な道路工事なのかもしれないと、どうしようという気持ちしかありませんでした。

緊急の道路工事をしていますという看板を見つけ、道路工事の説明書や貼り紙がなかった理由が分かりましたが、このまま帰るわけには行かず、道路工事の屈強なおじさん誘導員に、この道路工事はどのようなものですか?いつまで続きますか?と聞くと、ガス管の工事であることと、いつまでかは分かりませんと、きっぱり言われ、愕然としました。

分からないって何だろう。

おおよその期間も分からないのか、それとも教えられないのか、それとも。。。と色々考えましたが、これ以上話は出来ないし、うるさいと苦情を言っても、ガス管と聞くだけで、緊急性が非常に高いし、万が一ガス漏れや爆発なんてあったらと、更に不安が増すだけでした。

騒音振動対策で実家に帰った方が良かった?

これはもう、毎晩徹底的に防音対策のあの面倒な作業をしてやり過ごすしかないと、少し絶望的にもなり、夜中過ぎまでやっている道路工事に嫌気がさし、もう自分鼻血とか出てくるんじゃないかな~と思いました。

外気に触れ続けた布団は、変な匂いがつくのが難点で、かといって、これほど大きなレジャーシートを持っていたとしても、果たして防音になったか分からずじまいでした。

夜眠るときは、後もう少し何かを敷いて厚みを持たせていたら、少しは音や振動の軽減になったかもしれなかったです。

最悪は、実家に帰った方が何の苦労も一切なかったかなと思いました。