今回は、30代ライター(男)さんが、上階の足音と隣の騒ぎがうるさくて悩まされた騒音体験談をご紹介してみます。住みづらくならないための騒音問題解決方法として、1.騒音問題を直接話す場合、話が通じそうな人物かどうかを見極めてから話す、2.マンションの管理人に相談する時は、一人ではなく二人の方が効果が高い、などがあるそうです。
上階の足音と隣の騒ぎがうるさい
私の年齢は30代、職業はフリーランスのライター、性別は男、住んでいる地域は埼玉県です。
私が社会人2年目の頃の話です。一人で住んでいたマンションの隣の部屋と上の部屋がうるさくて困りました。
上の部屋からは、どんどんと足音が響くのが悩みでした。隣の部屋では、日曜日になると友人らしき人が遊びに来て、ひととおり騒いでいくということが続きました。
上階住人と交流してみる
この2つの問題を解決した方法について書いていきます。まず、上の部屋の場合です。上の部屋から聞こえる足音はどうやら子供の足音らしいと分かりました。上の部屋には、夫婦と3歳くらいの子供が暮らしていたからです。子供が走り回っている音が聞こえてくるのでした。
そこで、いきなり苦情を言いに行くのは良くないと考え、まずは交流してみようと思いました。具体的には、マンションの前などですれ違ったときに声をかけるようにしました。
そして、自分が下の部屋に住んでいる人間であることを伝えました。そのときに特に何もこちらから言っていないのに、奥さんの方が「もしかしたら、うちの子がうるさくて迷惑をかけていたらごめんなさい」と言いました。
相手の方も、うるさいかもしれないという懸念があったようなのです。これは話がしやすいかもしれないと感じました。その日は、それ以上の突っ込んだ話をせずに別れました。
騒音問題を直接話す場合、話が通じそうな人物かどうかを見極めるのが大事
話をした感じでは、夫よりも奥さんの方が理解してもらえる気がしたので、今度は夫がいないときに話そうと考え、そのときを待ちました。その後も、夫婦とは会釈をする間柄になりました。
2週間くらいして、近所で祭りがあり、祭りの会場に奥さんと子供だけがいたので、たわいもない話をひととおりしました。そのときに、正直に、お子さんの足音が気になるときがあること、少しだけ気にしてもらえたらありがたいと、低姿勢でお伝えしました。
すると、ごめんなさいとおっしゃり、すぐに理解してくれました。
その後は、足音が聞こえる回数が極端に減り、それほど気にならなくなりました。ひとまず上の部屋の問題が解決できほっとしました。この件で感じたことは、いきなり騒音の話をするのではなく、話が通じそうかどうかを見極めたことがよかったということでした。
もし、夫婦の二人ともに話しづらい雰囲気があれば、直接話すのはやめるつもりでした。いざこざが大きくなると思ったからです。結果的に、奥さんの方には話しかけやすかったので、夫のいないところで話す機会をうかがったことが良かったと感じています。
隣の大学生が日曜日に盛り上がる件
続いて、隣の部屋の問題に関する解決方法について書いていきます。
隣には、男子大学生が住んでいました。休日、特に日曜日になると、複数の友人が訪ねてきているようでした。盛り上がって大笑いしている声がしたり、ギターの音も聞こえたりしました。
平日は静かで問題ないのですが、日曜の夜は決まってうるさくなるので、頭を抱えていました。まず、男子大学生ということで、直接話をしてもうまくいかないこともあるだろうと思いました。
マンションの管理人に相談する時は、一人ではなく二人の方が効果的
そこで実行した方法は、隣の部屋のさらに隣の部屋の住人に話すことでした。
その住人もこの大学生のうるさい音に悩まされているだろうと思ったからです。その部屋には、30歳くらいの女性が住んでいました。彼女は、案の定、大学生の問題に悩まされているが何も対策はしていない、とおっしゃいました。
二人でいろいろと対策を相談した結果、マンションの管理人にとりあえず相談することに決めました。管理人には私たちの名前を出さないことを強くお願いしました。
すると後日、マンションの各部屋に、部屋がうるさいという苦情が届いているという紙が配られました。どこの部屋がうるさいとは一切書かれていない注意書きでした。
もちろん、私と女性の名前もどこにも書かれていません。その後、日曜日に大学生がどんちゃん騒ぎをしなくなったのをよく覚えています。大学生はたぶん自分のことを書かれていると感じたようでした。
間接的に問題を解決できて安心しました。ただ、この件が解決したのは運が良かったと感じています。注意書きを読んでも問題が解決する保証はないからです。ただ教訓として挙げられる点があるとすれば、次の2点だと思います。
まず1つ目は、直接話に行かないという選択をしたこと、2つ目は、管理人に2人で相談に行ったことです。ともに一人暮らし同士では、直接対話ではうまく解決できるかわかりませんし、管理人に一人で相談したら、ちゃんと対応してもらえなかったかもしれないからです。