今回は、40代OLさんが、アパート生活で、犬がワンワン吠えてうるさくて困った騒音体験談をご紹介してみます。騒音問題は、アパート管理会社に、アパートの契約内容違反を連絡することで、解決したそうです。また、犬の飼い主は、犬のためにも、社会的ルールは守るべきとのことです。

閑静な住宅街のアパート住まい

はじめまして、私は北海道に住む40代のOLです。

今日は私が住むアパートで起きた騒音問題について、お話ししたいと思います。

私の住まいは、札幌の郊外にある閑静な住宅街の3階建てのアパートです。

室内は1LDKの単身向けの間取りとなっていて、入居者のほとんどが単身者のようでしたが、なかなか顔を合わせる事もなく、挨拶程度のお付き合いすらないアパートです。

しかし、このアパートはとても日当たりが良く、周りも静かで過ごしやすい環境に、女独り暮らしとしては、安心でとても満足しておりました。

そんなアパートにも春が来て、転勤・進学・就職シーズンに突入し、私のアパートも人の入れ替わりが激しい時季を迎え、新しい入居者さんが続々と入ってきた時の事です。

犬がワンワン吠えてうるさい

普段聞きなれない犬の声がして、室内をカチャカチャ走り回る音に窓から顔を出してみると、下の部屋から柴犬がヒョッコリ顔を出しているではないですか。

まぁ~ここはペットOKの物件なので、他にも犬を飼われている方は、数軒いるし仕方の無いことではあります。

しかし、それからと言うもの、早朝になればワンワン吠え、飼い主が留守にすれば遠吠えをし、玄関前を誰か通れば、また吠える始末。

おまけに全室フローリングなので、カチャカチャと走り回る音は、朝早くから夜遅くにもする有り様でした。

私は、それからも気になって仕方なかったのですが、ペットOKの物件である以上は文句も言えません。

しかし、日に日に騒音は大きくなる一方で、私はあまりにも神経質になり過ぎて自分自身が過敏になっているのかとも思ったくらいです。

テレビをつけ生活雑音がある時間帯は、まだ我慢も出来ますが、布団に入る時間は布団を頭から被らなければ、気になって仕方がない位になっていて、ノイローゼにでもなりそうな程になっていました。

犬が増える

そんなある日のことでした、窓から顔を出してみると、なんと柴犬が2匹!1匹増えているではないですか。

確か、契約書の事項には「小型犬1匹まで」と記載があったはず、と思い契約書を引っ張り出してみましたが、やはり、契約内容は間違いありませんでした。

早速、管理会社へ確認がてら電話をかけ、今回の騒音を相談してみました。

管理会社の回答はやはり「小型犬1匹まで」が入居条件であり、小型犬という条件に対して、柴犬は小型犬とはみなさない上に、更に2匹も飼育しているのは契約違反ということで、入居者への現状確認をするとの事でした。

それから数週間後、下の入居者は引越しをしていきました。

スッカリ静かなひと時が戻ってきたのですが、私自身なんだかあまりいい気分ではありませんでした。

犬の飼い主は社会的ルールを守るべき

入居条件の契約違反という事で、今回の騒音は解決されましたが、結果、私の相談がきっかけとなって、下の入居者が退去する事になったのは事実です。

愛犬家の方にとっては、酷い話だと言われるかもしれませんが、これだけは理解して頂きたいのです。

どんなに大切に飼育をしていたとしても、犬を飼う以上は責任をもって飼っていただきたい。

それは、飼育だけにいえる事ではなく、周りへの配慮や犬と一緒に暮らす為の環境も含めてです。

でなければ知らず知らずに近所にも迷惑をかけ、愛犬にすら安らぎを与える事が出来ないのと、同じではないかと私は思います。

今回は、犬の声や走り回る音による騒音問題を、管理会社が相手の入居者へ契約違反という形で、簡単に解決してくれましたが、私達同じアパートに住む者をはじめ、犬にとっては騒音の原因になった犬ではなく、社会的ルールを守らない身勝手な飼い主さんによる迷惑な話だったと思います。

私も実家では、犬を飼っていたので、犬が嫌いな訳ではありません。

それどころか大好きなので、今回引っ越しをしていった犬達には、可哀想な事をしたと思っています。

飼い主が今回の一件で、他人の迷惑を考え、犬達にとって最適な住まいを探してくれる事を祈りたいです。