今回は、30代主婦さんが、空港近くに住んでいるので飛行機の離着陸音がとにかくうるさくて考えた騒音対策をご紹介してみます。騒音問題対策として、1.直談判、2.弁護士や自治体などのアドバイス、3.二重窓等防音設備の導入、4.自治体の支援、などが考えられるそうです。
空港近くで飛行機の離着陸音がとにかくうるさい
九州の地方都市に住んでいる30代女性主婦です。
空港が近いので、飛行機の離着陸音がとにかくひどいです。
天気にもよるのですが、晴れた日よりも曇った日の方がよりひどくなります。
ですから、ずっと晴天が続くとわりと平気だったりします。
騒音の手っ取り早い解決方法は、気にしない事ですが、まあそうは言っても気になるものはあるわけで、何事にも我慢出来るレベルかそうでないかはありますね。
うちは結局二重窓を入れて気にならなくなりましたが、ご近所さんでも全然平気という人もいて、人それぞれなんだなあと思いました。
空港騒音問題の解決方法を考察
騒音というのは基本的には外からやって来るものですから、自分がずっとそこに住んでいて静かな場所だと思っていたとしても環境が変われば襲ってくるわけです。
ですから、騒音問題の解決には外部からの問題にどう対応するのかという方法論になってくるのは当然の事です。この中には、2つの方向性が考えられて、ひとつは騒音の原因を断つ事であり、もうひとつは騒音が入って来るのを防ぐ事です。
騒音原因を断絶する取り組み
騒音の原因を断つ取り組みは、騒音を発生させている相手との交渉によるものとなります。具体的には、騒音を抑えてもらうように申し入れをするわけですが、通常は直接話しに行く事から始めます。
しかし、これは相手がどんな団体であってもそれなりに難しさがあります。まず、個人の場合だと相手に騒音をまき散らして迷惑をかけているという認識がない場合もおおいにあります。
また、ご近所さんとのトラブルは避けたいというこちら側の心理もあってなかなか申し入れをしにくくてフラストレーションが溜まってしまう人もいるでしょう。騒音はどの程度までが、許容範囲かは人それぞれの主観によるので、とても難しいのです。
自分は騒音の被害者のはずなのに、逆にモンスタークレーマー扱いされてしまいかねない場面だって考えられるのです。ですから、まず相手が個人の場合の取り扱いには、弁護士や自治体などのアドバイスも絶対必要になってきます。
こうした専門家の第三者に相談する事で、自分が言っている事が客観的に見て、間違っているのか、いないのかを判断する事が可能になります。
当事者同士だけで解決できるなら、それに越したことはないと思いがちですが、周囲との人間関係が希薄になっている現代においては、法的な措置も含めて中立な人を間に立てたほうが、スムーズに行く事も考えられます。
ただ、いろいろな事情で相手からの騒音発生を止められないという場合も考えられます。交渉成立までずっと我慢し続けるというのも心身ともに疲弊してしまいます。そうであれば、第二の方法を積極的に考えるべきでしょう。
騒音を防ぐ取り組み
具体的には防音設備の導入です。例えば2重ガラスなどがすぐに導入できる例ですが、一枚入れただけでもかなりの効果を発揮するので、おすすめです。ただし、家を閉め切れば、それで騒音はかなり遮断できるのですが、それに付属しての問題が発生します。
それは熱と換気の問題です。特に春や秋の時期に今までは冷房が要らなかったのに、必要になってしまうとか、空気の入れ替えが出来ずになんとなく湿気が溜まったり家の中がよどんだりしてしまうといった問題です。
特に生活空間の換気というのは、じわじわと健康に悪影響を与えますので、なおざりには出来ない問題です。それに、もうひとつが設備導入の費用です。効果が高い二重窓ですが、お値段もそれなりにかかるので、これは痛い出費です。
空港や高速道路などの公共の設備が騒音源の場合には、自治体の支援は絶対に必要だと思います。助成金などで100パーセントではないにしても、設置する際に、いくらかの補助があれば救われる人も多いでしょう。
ただ、これもよほどの条件が揃わないと難しいので、神頼みに近いものはあります。