今回は、30代兼業主婦さんが、上の階からの子供の足音と洗濯機音がうるさいので、実践してみた騒音対策をご紹介してみます。騒音対策として、管理人さんに相談は、それ程、対策効果がなかったそうです。騒音のイライラを減らす方法として、騒音主(子供)と会話ができる人間関係を作るのが良いそうです。
上の階から「ドンドン」という音が響く
30代、兼業主婦、現在海外在住ですが、これは私が関西地方に住んでいた頃のことです。
当時、家族でファミリータイプのマンションに暮らしていました。管理人も常駐しており、とてもきれいなマンションでしたが、騒音問題に関しては家族全員が悩まされました。
私の住んでいたマンションは、1階ごとに4部屋しかない(四角い形の)マンションだったので、購入時に私の親は「煩わしい人間関係も少ないだろうし、暮らしやすそう」と思っていたらしいです。
暮らし始めてすぐに、上の階の「ドンドン」という音が、気になるようになりました。歩き方によって、下の階に響く音が違うのです。
小さな子供がいる家だったので、仕方ないかなとも思いましたが、疲れて帰ってきても「ドンドン」という音が、夜遅くまで続くと、イライラが増えてしまいます。また、夜中になって洗濯をかけているようで、グォングォンという音が、聞こえる日もありました。
私の親は、「我慢しなさい」と言い続けていましたが、私は一度管理人さんに相談をしてみました。
管理人さんに相談
すると、管理人さんは「自分の仕事の範囲内ではないから、きちんとは話すことができないけれど、ゴミ出しの時に、顔を合わせたら、それとなく言ってみる」と言ってくれました。
それから2週間ほどすると、あの「ドンドン」音が少しマシになった気がしました。
夜の洗濯機は、相変わらず続いていましたが、少し音が減ったので気分が収まってきました。
けれど、数か月もたたないうちに、またドンドン音が復活。
親戚や友達が来ているらしい日は、一日中ドンドンという音が響きます。
さらには、時々マンションのドアの外に締め出されて大声で泣いているときもありました。
(短時間だけなので、虐待とかではありません)
子供のいる家庭なので、ある程度はこちらも我慢しなくては、と思っていましたが、ある日、私はそこの子供と会った時に、少し話をしてみることにしました。
子供と話しをしてみる
「たまに怒られて泣いちゃってるけど大丈夫?」みたいな軽い声かけから始めて、少しずつ会話をするようになりました。
生活の時間帯が、あまり被らないので、しょっちゅう会うわけではなかったのですが、4、5、回目に会話をした時のことです。
「あのさぁ、〇〇くん、たまーにお家で、ドンドン飛び跳ねたりしてるでしょー」と私が言うと、
その子は少し考えてから、
「うーん、してるかも。あ、走ってるよ。めっちゃ速く走れるし」とニコニコ話してくれたので、
その時に、「すごいね、速く走れるの」とほめたあとで、
「でもさ、実はお姉ちゃんのお部屋、〇〇くんが走ったり飛んだりすると、すっごい大きな音がするんだー。だから、お家が壊れちゃったらどうしよう、とか心配になるし、お耳が痛くなっちゃうんだ」と言いました。
すると、その子は「そうなの?」と言って少し考え込んでいたので、
「だからさ、走るのは、お外とか庭にしてくれないかな?お家でドンドンすると、ちょっと嫌だなぁって思っちゃう」と伝えました。
その子の反応が気になりましたが、意外にも「ふーん、そうなんだね」と言ってあっさり別れたので、私もそのことは考えなくなりました。
けれど、それからはドンドンという音が明らかに減ったのです。
友達が来ているときは、もちろんドンドンさせていましたが、普段の日には、あれほどうるさかった音が減ったのです。
たぶん、歩き方も気を付けるようになったんだろうな、と思いました。
その子の親とは、挨拶以外はしたことがないので、夜中の洗濯に関しては彼らの家族が引っ越すまで続きましたが、ドンドンという音がなくなっただけで、私のストレスは一気に減り、洗濯の音はあまり気にならなくなったのです。
騒音主と会話ができる人間関係を作るのが大事
騒音に関しては、「張り紙をするといい」や「管理会社に言うといい」と聞くこともありますが、私のように、騒音を出している当事者と話すことで、お互い気持ちよく暮らせることもあるんだということを知ってほしいです。
もちろん、いきなり「騒音がひどいので、なんとかしてください」とは言いに、行くこともできませんが、それまでの間に、会話をできる関係をつくっておくと、後々、自分のストレスが減ります。
余談ですが、私の姉は隣のマンションの風鈴の音に非常にイライラしており(冬になっても風鈴がついていました)そこの部屋に向かって、「風鈴外してください」というメモを投げ込んでいました。
数日後には、風鈴が外されていましたので、それも効果があったとは思います。
ただ、一方的に言われる人の身になると、手紙やメモで、いきなり指摘されるというのは、気持ちがよくないと理解しておくと良いと思います。
騒音を出している本人は、大体無自覚なので。
もし、騒音の主と近づける機会があったら、イライラする気持ちを一旦抑えてみて、会話ができる人間関係をつくってみてください。