今回は、元20代パート勤務(女)さんが、一人暮らしで隣の男がうるさいので、実践した騒音対策をご紹介してみます。騒音対策として、騒音元に直撃し、直接苦情を言って解決したそうです。しかし、今考えると女性の一人暮らしの場合、直接交渉は相手によっては危険なので、管理会社か大家さんに言った方が良かったとのことです。
隣室の騒音に悩む
以前住んでいたアパートの壁が薄く、隣の部屋の騒音に悩まされていました。
当時私は20代で関東の某調剤事務のパート勤務でした。
朝早くに出勤する事も多く、遅くまでワイワイ騒がれると、眠れないので朝も起きられず、遅刻ギリギリ出勤ということが重なり、これでは仕事がままならない。
そう思い、耳栓を購入したり、防音カーテンを用意したりしたのですが、効果が見られません。
このままではいけない、騒音の元を絶たねば解決しない。
騒音元に直撃
睡眠不足もあったのでしょう、シャワーを浴びて髪を乾かす気力も起きなかった私は、完全にヤケになっていました。
今考えれば何て軽率なことを、と頭を抱えますが、その時は本当にもう眠くて、我慢ならなかったのです。
時刻はおよそ午前0時。私は隣室のインターホンを押しました。
部屋の造りは隣も同じだということは知っていたので、このインターホンにはカメラがついていることも知っています。
隣人が私の顔を知っているかどうかはわかりませんが、この時間にインターホンが押されたら、ちょっとは気になるかなと思ったのです。
しかし、反応はありません。
「すいません!」
と割と大声で言ってみましたが、やはり反応がない。
聞こえなかったのかな、と思い、暫く待ってもう一度押してみましたが、手ごたえはやはりない。
私は睡眠不足で、だいぶ頭にきていたみたいです。
インターホンを出来得る限りの速度で連打してみました。
これならさすがに聞こえるだろう、とやけっぱちでやっていたら、さすがに隣室の住人は気付いてくれました。
私はそこで、隣人が男の人だということを知って、急に怖くなってしまいました。
喧嘩したら負けるし、何かあったら抵抗できない。
しかし、精一杯の勇気を振り絞って声を絞り出します。
「あの、明日、早番で、寝ないと、仕事、出来ないんで……」
後半はほぼ、ビビッて小声になっていましたが、隣人の方は親切な方だったので理解してくれました。
隣人の方が親切で話の分かる方だったことが、一番大きな要因だったとは思いますが、夜中にインターホンを連打され、髪が濡れたままの女がボソボソ話しかけてくるのは、不気味だったんじゃないでしょうか。
若干引き気味で「わかったから」とお返事を頂き、その夜は穏やかに眠ることが出来ました。
軽率な行動は危険
お陰でそれ以来、騒音に悩まされることは無かったのですが、その事を職場や友人に話すと、驚かれたり嘆かれたり散々でした。
どうやら、女性の一人暮らしで、いくら騒音が煩くても普通は大家さんに相談するのが当たり前なのだそうです。
直接交渉は、相手が悪意を持っていたら女性では敵わないし、トラブルにも繋がるから、基本的に絶対にしてはいけないというのが、私の受けたお叱りでした。
今回のケースは本当に運が良く、隣人が親切で良かったと心底ホッとしましたが、軽率な行動は控えようとしっかり心に刻みました。
アパート等で、もしも騒音問題が起きたら、女性の一人暮らしの場合、直接交渉は相手が親切なら、その場で問題が解決しますが、危険を伴います。
大家さんに相談する場合は、大家さんと相手が交渉する時間を取りますが、無用なトラブルを生むことが少ないので安全です。
女性の場合は数日我慢してでも、大家さんに頼むのが防犯的にも安心だと思います。
そもそも、我慢できなくなるくらい我慢するのが問題でした。
今は反省しています。
ひとつだけ、気になることがあるのですが、隣室の騒音について、男性二人で何かゲラゲラ笑ったり、大声で怒鳴りあったりしていたはずなのですが、私が訪問した際、ワンルームに居たのは、たった一人の男性でした。
彼は誰と話していたのでしょう。
今はもう引っ越してしまったので、過去の事ですが、この記事を書きながらふと、思い出して不思議に思いました。