今回は、50代会社員(男)さんが、近所の住人が飼っている鷹の鳴き声がうるさいので、実践した騒音対策をご紹介してみます。騒音対策としては、騒音の元が自分であることに気づかない人に対しては、ビデオを撮って、騒音の事実を突きつけることで、騒音問題を解決できる場合があるそうです。
鷹の鳴き声がうるさい
50代男性会社員です。
近所に騒音を出す家庭がありましたが、住民が出すような生活騒音ではなく、鷹の鳴き声という特異なものでした。
ある時突然、明け方などに奇妙な音が聞こえるようになり、時にはいきなりということもあったため家の周辺を確認することに。
初めは音が間欠的でしたので、方向も定かではありませんでしたが、徐々に家の方向が分かり、次第に音の原因がはっきりして来ます。
その近くの知り合いに聞いてみると、どうやら鷹を飼っているらしく、朝夕はよく鳴くとのことでした。
誰かが奇声を上げているようにも聞こえ、ちょっとしたミステリーを感じていましたが、正直迷惑だろうなと思います。
鷹の鳴き声という騒音の解決方法
さて、鷹を飼っている家は、以前から鳩にエサを与えていたようですが、鳴き声が小さいせいか近所の住人は迷惑と感じなかったようです。
その代わり、家周辺の糞害はちょっと酷かったようですが、自ら清掃をしていたようなので大きな問題には発展しませんでした。
この時点で、近所からの苦情が多くなっていれば、鷹を飼うことにはならなかったでしょうが、苦情が来ないということで、鷹を飼っても良いだろう、と拡大解釈したようです。
これが間違いの元でしたが、鷹の習性などを良く知らないがため鳩と同じだろうと考えたようです。
きちんと飼育小屋のようなものを建てて、その中で飼うようにしたまではいいのですが、金網程度で囲ったため音は、だだ漏れになっていました。
どこから引き取ったのかは分かりませんが、こどもの鷹ということもあり、甲高い声はとても耳障りに感じます。
鳴き声も高い金切り声に近いもので、私の家は約100メートルほど離れていますが、住宅街ということでしたので、音が反響するということもあり、とても響くものでした。
では、止めてもらうまでに行った方法を順を追って書いていきます。
1.鳴き声に対して苦情を入れる
最初に行ったのがこれですが、まずは近くの組長さんに話をしに行きました。
実際に組長さんもこの奇声に迷惑していたのに加え、近隣数件から同様の苦情があったため、すぐに当人の家に申し入れしてもらうことにしたようです。
ただ、申し入れたところ迷惑が掛かっているという事実を、すんなり認めてもらえず平行線だったとのこと。
年齢も70代ということで、もしかしたらちょっと面倒なじいさんなのかなとか、耳が遠いのかなとも思ったりもしました。
因みに、その方は息子夫婦の家に住んでいる様で、夕方~翌朝はいないとのことでしたが、迷惑に思わない理由がちょっと分かったような気がしました。
2.実際に鳴いているところを確認してもらう
よく鳴くのは夕方や朝ということで、もしかしたら家に人がいない時、寂しくて鳴いているのでは?と考えました。
そのことを組長さんに話してみると、同じことを考えていたらしく、鳴くところを見ていないのだろうと言うことでした。
ただ、面倒だったのが、うちの鷹は利口だからそんなにうるさく鳴くわけが無い、と認めないことで、2~3ヶ月事実を確認しようともしません。
その間も鷹は家の人がいないと鳴き、帰ってくると鳴き止む状況になり。一向に改善しませんでした。
遂には近隣住民も限界に達したようです。
3.隣同士のトラブルにも発展
小康状態が続いている中で、やはり近隣住民も限界だったようで、向かいの住人が出す騒音に対抗するようになります。
今までのお返しとばかりに、エンジンの空ぶかしや、わざと生活音を出してみたりと。
当の鷹を飼っている家も、自分のところは悪く無いとばかりに改善せず、徐々にどちらも険悪な状況になってしまいました。
少々厄介なことになってきたな、と周りの住人も気が気ではなくなってきました。
ただ一番困ったのが、この状況になっても、うちの鷹がそんなに鳴くわけが無い、と事実を認めないことでした。
4.事実を突きつけるのが一番
どうにもならないようで、居ない時に鳴くのならビデオを撮って、突きつけたらどうだろうかということで見せることに。
するとさすがに意地を張るのも限界のようで、今度ちょっと離れたところで確認してみますとのこと。
数日後、確認できたようで、いかにうるさいのかが分かったらしいです。
小屋に防音施工をし、近隣住民にお詫びをすることで、大きなトラブルにはならず、無事解決したようです。
鷹も大人になったようで、半年ほど経つと飼い主のいうことを聞いているのか大人しくなりました。
事実を見せ付けるのが一番ですが、そんなことは無いと、意固地になっている場合には、収まらなかったかも知れません。