今回は、30代会社員(女)さんが、上の階から聞こえるバカ騒ぎの音がうるさいので、考えた騒音対策をご紹介してみます。騒音対策として、1.管理会社に相談、2.直接話し合う、3.騒音を記録し裁判を起こす、4.防音グッズで対策する、等があるそうです。相手に苦情を言っている時点で、防音グッズ対策以外は、騒音問題を穏便に解決する方法ではないようです。また、穏便に解決すると言うなら、引っ越しが重要な選択肢に入ると思われます。

騒音問題

アパートやマンション、戸建てと自分の住まいが変わっても「隣人」はつきものです。

もちろん隣人が助けになってくれることもあります。

しかし、距離が近いからこそ生活音などで騒音問題が発生し、人間関係の悪化によるストレスや鬱、最悪の場合、警察沙汰になるような事件さえ起きてしまうこともあります。

自分が騒音問題に直面したら、どのように解決していけばよいのでしょうか。

上の階からバカ騒ぎの音

実際に私は隣人との騒音問題に直面したことがあります。

当時は都内から通勤圏内の地方都市に住んでおり、マンションタイプのアパートに夫と二人で暮らしていました。

二人とも30代後半で普通の会社員、共働きでしたので、だいたい朝の8時前には家を出て夜に帰宅するというような生活パターンです。

ある日を境に平穏な生活が一転しました。

新しい隣人が上の階に引っ越してきたのです。

平日にも関わらずその隣人は、複数の友人を呼んでは夜中過ぎまで騒ぐようになったのです。

とにかくうるさい!

格闘タイプなのかゲームで盛り上がっている日もあれば、ダンスを踊っているのか大音量の音楽と振動が響いて眠れたものではありませんでした。

管理会社に相談

騒音問題の解決には、トラブルの要因となる隣人にわかってもらう必要があります。

まずはアパートの管理会社にお願いをして、上階の隣人に注意をしてもらうことから始めました。

やはり直接注意しにいくと角が立つこともありますし、こういうトラブルが起きた時こその管理費を支払っている管理会社なわけですから。

住人としての権利を使って管理会社に仲介してもらうべきです。

直接話し合う

次に、管理会社を交えて直接話し合うのも騒音問題解決策の一つです。

実際に私は主人と管理会社の担当に入ってもらい直接話し合う場を設けてもらいました。

学生だったので羽目を外してしまった、またそんなに音が響いていると思わなかったと反省していました。

この直接当人同士が話し合うというのは、お互いの状況や顔を知ることになるので強い牽制の意味にもなります。

顔を知らならない状態だと、騒音を起こす隣人の悪いイメージだけが膨らんでしまい解決するどころか憎悪感情だけが大きくなってしまうこともあるからです。

騒音を記録し裁判を起こす

では、もし騒音問題を起こす隣人が話のわからない人だったら、どうすれば良いのでしょうか。その場合は「相手を変える」か「自分たちを変える」対策の二つに分かれます。

相手を変える、の騒音問題対策を選ぶのであれば、騒音となる証拠を片っ端から集めることです。

いつ何時何分どんな音がしたかをメモする、騒音を測るアプリで記録をつける、トラブルになって注意した回数など事細かに記録し、相手を訴え裁判を起こすという流れになります。

ただ裁判となると当然費用もかかりますし、解決には時間がかかるということも頭に入れておかなくてはなりません。

精神的にもかなりな負担がかかることは予想されます。

防音グッズで対策する

相手を変えるのは無理だと諦めるのであれば、もう自分たちが変わるしかありません。

相手が騒音を出すのであれば、こちらもテレビや音楽など、常に音に囲まれた生活を送ることで他の音が気にならなくなります。

ただ、隣人との生活時間帯が違うことで悩まされる騒音に対しては、騒音が気にならないよう就寝時には耳栓をする、防音カーテンや天井に防音シートを設置することです。

最近はDIYの流行から自分たちだけでも壁や天井に設置できるシートが簡単に手に入ります。

業者を利用しなくてもコストをかけずに防音対策はできるのです。

接着剤などを使用しなくても音を吸収するタイプのパネルが数千円程度で売っているので、さほど難しいことなく家の音に対する環境を変えることはいくらでも可能なのです。

私も自分たちでできることはなるべく実行しようと、防音対策として天井にシートを設置したところ、だいぶ音が響かなくなり効果ありと感じました。

最後に

騒音問題でトラブルになる話はよく聞きます。

うまく対処できないと自分も相手も傷つけるような事件に発展しかねません。

結局、騒音問題を解決する対策なんてたかが知れてる、と思うかもしれませんが、まずは自分のできることをとりあえずやってみる、そこから好転することも、いくらでもあると私は実体験から学ぶことができたと思っています。