今回は、30代自由業(男)さんが、米軍基地の軍用機騒音に悩んだが、たまたま解決した騒音対策をご紹介してみます。騒音対策としては、防音対策がしっかりしている新設の賃貸物件に引っ越すことで、あまり費用がかからずに、騒音対策できたとのことです。
米軍基地の軍用機騒音に悩む
30代男性、関東在住、自由業です。
我慢せずに引っ越したら騒音問題、劇的解決しました。
私は高校の頃に、今住んでいる市に引っ越して、以来二十年以上市内在住を続けていますが、一つだけ困ったことがありました。
それは、住んでいた場所が米軍基地、それも飛行場のある基地に近かったので、飛んでくる軍用機の騒音に常々悩まされていました。
それこそ、ひどい時は早朝から日が落ちても延々と飛び続けるような状態で、中には明らかに基準が守られていないのでは、という時もありました。
空を飛んでいるわけですから、当然いつも理想的にはいかないものですが、地上にいる私たちにとっては、たまったものではありません。
特に私や家族は、大きな音に弱い体質でしたので、本当に苦労させられました。
とは言え、日本政府ですら対応し切れないような問題ですから、地元の市に苦情を入れてもどうにもならないし、防音工事を進めるのも、なかなか大変で、有効な手が打てない状態が続いていました。
とは言え、私も家族も市内に生活の基盤を持つようになっていましたので、遠くに引っ越すこともできず、耐えるしかないという状態が続いていました。
引っ越すと騒音がマシになる
転機が訪れたのは数年前のことです。
他の個人的な事情もあり、ずっと住んできた家を出て、市内の別の場所に引っ越すことになりました。
その時は、特に気にしてもいませんでしたが、引っ越してから落ち着いてくるようになると、はっきりと違いに気付くことになりました。
あのけたたましい戦闘機のエンジン音が、さほど、うるさくないのです。
もちろんかなりの音量ではありますが、以前よりも明らかにマシになっていました。
音からして飛来する飛行機の数は変わらないのに、かなりマイルドな感じになっていました。
その理由は大きく分けて二つありました。
一つは、私が引っ越したのが、前の家に比べて、かなり新しい集合住宅だったということです。
アパートと一軒家では随分とイメージが違いますが、新しい基準が法律や自主規制の枠内で生まれたとなれば、それにしたがって作られなければならないのは当然で、きっちり取り決めを守っていれば、騒音に強い家になるのも、また当然だったわけです。
結局、私は、防音工事にかかる多くの費用や時間をかけることなく、快適さを手に入れることができたことになります。
そして、もう一つは、騒音を出している飛行機の「性質」です。
確かに基地の近くにいると物凄い騒音ということになってしまいますが、大工場が生み出す音と比べると、戦闘機のエンジンはずっと小さいため、本質的には騒音のピークがぶつかる場所は極めて狭いのです。
そのため、少しでも生活の空間を変えることで、騒音レベルはかなり軽減され、完璧とまではいかないものの満足いく快適さを手に入れることができるわけです。
この理由がうまく作用したことで、基地騒音問題に関しては概ね満足できる快適さを得ることができ、余裕をもって基地返還や部隊再編成などのイベントを見ることができるようになりました。
新設の賃貸物件に引っ越すのは有効な手段
実際、朝から晩まで延々と飛び続けられると、どうしても怒りや不満といった感情を抑えるのが難しくなり、精神衛生的にも、よくない状況が続きがちですが、特に現在借家かアパートなどで暮らしていて、家や土地を保持する必要がないのであれば、「市内の新しくできた集合住宅に引っ越す」という選択肢もかなり有力だと思います。
もちろん引越しの手間はかかるものの、生活基盤を変えずとも良く、費用も最小限で済むという点は相当に大きいでしょう。
また、あの強烈な爆音に対応できるレベルなら、当然、日常生活における騒音対策も抜かりがないと考えられますので、音が苦手な方にとっては、全体的な意味でも有意義だと思われます。