今回は、30代自営業(男)さんが、隣の団子屋が流す大音量音楽がうるさいので、実践した騒音対策をご紹介してみます。騒音対策として、1.直接苦情を言う、2.警察に相談、3.経営方法の問題点を指摘、4.ジャスラックへの確認、5.大家さんに直接懇願、等を行ってみたそうです。この中で、団子屋の店主が問題のある人物だったために、大家さんに直接懇願するのが、一番効果的な対策だったそうです。
大音量で音楽を流す団子屋
私は広島県在住の30代男性、自営業をしています。
ある日、自宅の隣に団子屋ができました。
数年前に自宅を購入した時から隣は空き事務所になっていて、テナント募集の張り紙が張られていたのですが、まさか飲食店ができるとは思っていませんでした。
しかも建物の中で商売をするのではなく、建物と道路の1mにも満たないスペースで、露店のような形で、お店ができるとは想像もしていませんでした。
この団子屋が、朝10時から閉店の19時まで、毎日ジ〇リ映画のサウンドトラックを大音量で流しながら商売をしているので、自宅にいても、ずっと音楽が聞こえてくるのです。
直接苦情を言うが効果なし
1週間ほど様子を見て、家族で話し合い、隣と揉めたくはなかったのですが、音量を下げてほしいと苦情を言いに行きました。
その場では、「すみません、気を付けます」と謝罪され、音量を下げてくれたのですが、翌日からは、また元の音量に戻っていました。
翌日もまたクレームを伝えたのですが、明らかに前日よりも不満そうな態度でした。
それから数日は少しマシになったのですが、また元の音量に戻ってしまいました。
ここから、実に2年にわたり、私と団子屋の戦いが始まるのですが、この時はそんなに長引くとは想像もしていませんでした。
警察に相談
まず取った対策は警察への相談でした。
話を聞いてくれた警察官は、迅速に対応してくれて、すぐに団子屋に近隣からの苦情がある事を伝えてくれました。
それから1週間ほどは静かになったと記憶しています。
これで騒音問題は解決したと思っていたら、また少しずつ音量が上がっていき、以前と変わらない音量に戻ってしまいました。
警察にも、その都度相談に行って指導してもらうのですが、2回目以降は指導してもらっても、翌日には元に戻ってしまうようになりました。
経営方法の問題点を指摘
だんだん団子屋にも腹が立ってきたので、団子屋の経営方法の問題点を指摘する事にしました。
自身も自営業をしているため、営業許可申請の要件などは詳しいつもりでしたので、団子屋が申請していない事は明白でした。
(見るからに申請しても許可が下りる設備が備わっていなかったので)
そこで、保健所に連絡し、申請されているのかを問い合わせしました。
すると、建物内での営業許可はあるけれど、店頭での申請はされていないと回答いただき、後日現場を見に行くと言ってもらいました。
これは効いたみたいで、団子屋は外の販売所を撤去し、店内での営業へと変わりました。
ついに解決したと安心していたのも束の間、1か月ほど経ったある日、団子屋は外に壁を作り始めました。
許可申請の為の設備を作っている事は明白でした。
晴れて申請を取得した団子屋は、また以前と変わらず営業を始めました。
音楽は相変わらずジ〇リのサウンドトラックです。
せめてCDを変えてほしいのですが。
ジャスラックへの確認
次に行った対策は、ジャスラックへの確認でした。
ジャスラックに加盟していない確証はなかったのですが、CDを使っている事は明白でしたので、あるいは著作権使用料を払っていないのではないかと思い、使用料を請求されれば、音楽を流すのを止めてくれると期待しました。
結論から言うと、効果はありませんでした。
どのような経過があったのかも知らされず、ただ現状が変わらないという事実だけが残りました。
大家さんに直接懇願
最後に行ったのは、大家さんに直接懇願する事でした。
これまで1年以上にわたり苦情を申し立てていたが、改善されないので、どうにかして欲しいと頼んでみました。
大家さんからは、謝罪をいただき、こちらで話し合ってみるとの言葉を頂きました。
1か月ほどして大家さんが自宅に見られ、契約を更新せず出て行ってもらう事にしたので、あと半年だけ我慢して欲しいと言われました。
どうやら家賃の滞納や他からのクレームなど色々と問題のある人だったみたいで、私の対策が功を奏したのかは、結局判らずじまいですが、大家さんの判断の一つの材料になった事は間違いないと思います。
そして今月、ようやく団子屋は店を閉め、現在は撤去作業中です。
最後の営業日まで音楽の音量は変わる事がありませんでしたが、最後の3か月だけジャ〇ーズの音楽に変わりました。
次に入られる方が、モラルのある方である事を心から願っています。