今回は、40代パート(女)さんが、隣人の親子喧嘩がうるさいので、実践した騒音対策をご紹介してみます。騒音問題を解決するには、思いやりを持ったコミュニケーション(直談判)を取ることが大事だとのことです。
隣人トラブルによる騒音
関西在住のパート従業員主婦(40代、女性)の騒音に関する経験をお話しさせていただきます。
生まれて40ウン年、結婚して20ウン年、実家でも、結婚後の住居でも、引っ越し先でも、それなりに騒音問題に出会ってきました。
騒音問題と一口に言っても、生活騒音、工場などの産業、工業騒音、車や飛行機の騒音、暴走族などの騒音、数え上げたらキリが無いくらい、経済の発展と共に騒音のジャンルも多様化しています。
特に深刻な問題として挙げられるのは、隣人トラブルによる騒音。
これは核家族化やプライバシー尊重など、昔と違った生活環境によって、コミュニケーションも希薄になった結果と言われていますし、TVワイドショーでも隣人トラブルとして、よく登場しています。
視聴者は、その報道を観ても、自分には関わりの無い、ちょっと面白くて迷惑な話・・・と思うかもしれません。
車や産業騒音などは、日常に耳にする機会は居住区域だけでなく、移動先などで経験があるからです。
でも隣人トラブルは、有る意味、ちょっとホラー映画やサスペンスドラマのような遠い出来事に思えることでしょう。
隣人の親子喧嘩がうるさい
私の生家では、隣人とのコミュニケーションも良好で、近所の年の離れたお兄ちゃん、お姉ちゃんに可愛がられながら一緒に遊んで、時には一緒に食事をしたり、夕飯のおかずを交換したり…と、昔懐かしいコミュニティで私は育ちました。
それでも、引っ越しで居なくなる家もあり、私のお隣のご家族も引っ越しで、居なくなってしまいました。
そこへ越してきた新しいご家族。
その方達が、問題のご家族となるなど、顔合わせのご挨拶では、想像もつきませんでした。
トラブルはある日突然やってくる・・・。
まさにその言葉の通りとなったのです。
ご主人が亡くなって、50代の母、20代の姉、弟という3人家族。
姉弟は仕事をしていたようで、大黒柱亡き後、子が母を支える『良い家族』と思ったものです。
しかし、引っ越ししてきてから、1週間も経たないうちに、毎朝、夕方と親子喧嘩の大音声が1時間以上繰り広げられたのでした。
喧嘩相手は弟。
これが今から考えると『アブナイ』性格で、その後、警察の聞き込みも何度かあるくらいの人物。
素行と性格の危うさを持っていても、可愛い我が子、母親は毎日甲高い声で説教。
息子も怒声で応える。
夏場の暑い時期は窓を開けっぱなしでもお構いなし。
出勤前ですから6時半くらいから、夕方は6時半くらいから7時位が定時で、
それはさながら、
お昼のワイドショーならぬ、朝夕のワイドショーとなりました。
直談判
うちの母もハッキリもの言う達なので、お隣の母親に声の丸聞こえや、時間帯のこともしっかり話したようです。
同時に、息子にも話をしました。
同じように、我が家の向かいのご主人も、母と同じ事をしました。
その後、どうなったでしょう?
騒音は少し収まりましたが、違う問題も発生したのです。
私達家族や私達兄弟は、お隣さんとの関係は良好で、挨拶は勿論、お土産のやり取りなど、良きコミュニケーションで、過ごすことができました。。
しかし、お向かいさんとお隣さんの関係は真逆。
挨拶も無し、それどころか新たな騒音問題として、お向かいの子供が、道路でお隣の息子とすれ違う際には、怒声を浴びせられる結果に・・・・。
自転車を右走行していたり、歩行も右でなかったりすると、そこを大きなきつい声で、怒鳴られる訳です。
小学生低学年だったお向かいさんの子供さんは、どこですれ違うかわからないお隣さんの怒声に怯えながら移動していたそう。
母は、『アブナイ』息子に差別せずに率直に、それでも思いやりを持って、騒音苦情と共に、自分の母親への思いやりなどを諭したそうです。
息子は、駅から歩いて帰るうちの母親や私達を見かけると車に乗せてくれたり、重いものを持ってくれたりと、親切にしてくれるようになりました。
一方、お向かいさんのご主人は、騒音問題のクレーム。
ご自身の立場の言い分のみを伝えたそう。
今は昔とまた違った危険性のある世の中なので、母のコミュニケーションが正解とは言えないかもしれませんし、危ないかもしれません。
それでも、その母の方法で結婚後やその後の引っ越し先で、同じような騒音トラブルに出食わした際にも、『思いやりを持ったコミュニケーション』をすることで、解決したので、私にとってはこれは正解かな、と感じています。