今回は、30代専業主婦さんが、中国の北京のアパートで、工事のドリル音が非常にうるさいので、考えた騒音対策をご紹介してみます。騒音対策として、1.寝室を変える、2.外出する、3.夜は早く寝る、4.ドリルの音に集中しない、等の対策案が考えられるそうです。

中国、北京での騒音問題

30代の専業主婦です。

最近まで中国の北京に住んでおり、ここでは常に騒音問題がありました。

中国は人口が多いためなのか、常に工事が行われています。

新しく出来上がった建物であっても壊し、また立て直す、ということで人件費を維持しているのかと思うほど、建物の建築や改修が当たり前のように行われていました。

私たちは、北京にある大学の中のアパートで生活していたのですが、そのアパートも頻繁に改修工事が行われていました。

そのような仕事をする人たちは、基本的に本来は北京で働けないような不法の労働者たちであり、出稼ぎに来ている人も多いため、このような工事が行われる場合は、大学の中にテントが貼られ、彼らはそこで生活をしているようでした。

朝5時からドリルの音が響き、それが夜8時まで続いたこともあります。

また、学生寮の中には、タンスなどの家具が置かれているのですが、その家具も建物と同様、数年間に1度、取り替えられるようです。

まだ使える、真新しい家具を外に出し、金槌でその家具を壊し、今度は新しい家具を中に取り込むということが行われていました。

家具を金槌で壊す作業も朝の5時から始まり、特に私たちの寝室の窓が面している側で行われていたため、そして、私が妊娠中だったということもあり、とにかくストレスでした。

隣の部屋が、改修されている時には、家族の会話も聞こえない程の大きなドリルの音が聞こえました。

叫ばなければ家族と会話することもままならなかったため、笑うしかなかったです。

日本であれば、アパートやマンションで頻繁に改修工事が行われている、朝の5時からドリルを使った工事が行われ、眠ることもできない、窓に面したすぐ外で家具が壊されているなどという事はあり得ませんので、最初はどうやって解決したらよいのか、どのように気持ちを切り替えたら良いのか、全然わかりませんでした。

騒音対策案

騒音対策案1:寝室を変える

とりあえず、窓に面したすぐ外で家具が壊されていた時は、その時は妊娠していたために考えもしませんでしたが、今だったら寝室を変えます。

というのは、違う部屋に入れば、その音はそこまで気にならなかったのです。

確かに朝の5時からそのような音がすれば、どこの部屋にいても嫌になると思います。

しかし、例えば反対側に面したリビングルームであれば、そこまで嫌になることがありませんでした。

今だったら、何とかベッドをリビングルームに移動し、リビングで寝られるように工夫をします。

もちろん、寝室とリビングルームの入れ替えは相当大変ですので、そこまではしないと思います。

家具を壊す作業には、いずれ終わりが来ますから、ベッドをリビングに置き、そちらに面していない部屋で寝る、というだけでも大きな解決になると思います。

騒音対策案2:外出する

ドリルの騒音に関しては、そもそも外出するしか方法はありません。

管理人さんや工事の人に言っても、こればかりは無駄です。

こちらでは働いている人は指示されてやっているだけなので、工事している人に何時までやるのか、いつまで工事が続くのか、と聞いても明確な答えは返ってきません。

ですから、こちらで避けるしかないのです。

騒音対策案3:夜は早く寝る

朝早くからドリルの音が聞こえて目が覚めてしまいますので、とにかく夜は早く寝るようにします。

必要ならば昼寝も大切です。

騒音対策案4:ドリルの音に集中しない

そして、ドリルの音がストレスになる場合は音楽を聴いたりテレビを見たり、映画を見たりして自分も物音を立て、ドリルの音に集中しないことも大切だと思いました。

確かに根本的な解決にはなっていませんが、その騒音に気を取られないようにすることも大事だと思うのです。

家族との会話がままならないほどの大きな音が聞こえたときには、さすがに外出しました。

そのような家にいては気がおかしくなってしまう、音楽を聞いても無駄、といった状態でしたし、幸いにも、改修をするからといってドリルが延々と使われるわけではありません。

ドリルが使われるのは、あくまで数日ですから、数日の我慢と自分に言い聞かせて耐えました。