今回は、50代会社員(男)さんが、エアコンの室外機がうるさいと言われたので、実践した騒音対策をご紹介してみます。エアコンの音対策として、1.管理会社を通して騒音問題を解決する、2.エアコンを新品に交換、3.「オトナシート」という防音シートをエアコンに張り付ける、4.夜10時以降はエアコンを消す、等が有効とのことです。更に、騒音問題解決のヒントが3つ紹介されています。

エアコンの室外機音で苦情

50代のサラリーマンをしている男性です。

東京都内の集合住宅に住んでいます。

今年の冬にエアコンの室外機が、うるさいというクレームが隣の部屋の方から届きました。

うちは全然気にしていなかったのですが、軽い異音がしていたのです。

ですがガンガンうなってうるさいという程ではありませんでしたし、私はベランダに置いてある室外機のすぐそばに寝ているのですが、窓を開けなければ気になる音ではなかったのです。

ある日、マンションの管理会社から、「エアコンの室外機、うるさいですか?隣の方から苦情が出ているのですが。」という電話が入りました。

「多少異音がしますが、うちはそれほど気になるレベルではないんですが」

と返答しましたが、

「一度調べさせてください」ということで見てもらいました。

結果としては、異音がするということで、エアコンを替えてもらうことになりました。

エアコンを替えても苦情

これで一段落かと思ったら、問題はここから悪化しました。

エアコンを取り替えたのに、まだ隣から苦情が来ていると管理会社から連絡があったのです。

うちにはエアコンが3台あり、室外機も3台あるのですが、取り替えた新品のエアコンも含め、3台ともうるさいと言っているとのこと。

うちは隣の人と直接話はせず、管理会社とやりとりをしていたのですが、ある日、夜中の24時に隣の人がうちに直接クレームを言いに来たのです。

これには、さすがにびっくりしました。

エアコンの音対策

結論としては、エアコン3台中2台を新品にし、3台ともに「オトナシート」という防音シートを貼りつけ、夜10時以降はエアコンを消すということで、なんとかクレームは納まりました。

エアコンは、もともとマンションの備品のため、費用は管理会社が負担してくれたのでよかったです。

自費だったら、とてもじゃないけど簡単にはできませんでした。

管理会社を通して騒音問題を解決するのがベスト

集合住宅での騒音問題は、うるさい方は気がついていなかったりするので、悪気があるとも限りません。

もし騒音問題が起こった時には、住人に直接言わず、必ず管理会社を経由して問題を解決することを心がけましょう。

直接文句を言うと「マンションでの騒音の問題」から「個人的な問題」に転化してしまいます。

また、住人同士でやりとりをすると解決後も何かしらのしこりが残り、なんとなく気まずくなってしまいます。

うちの場合は直接隣の人からクレームを言われたのですが、うちは基本的には管理会社とやりとりするようにしていました。

また、管理会社という第三者が入ることで、客観的に判断してもらうことが可能となります。

騒音問題解決のヒント

ヒント1:騒音被害者は音に過敏になっているので、音が出ないようにできるだけ静かにする

もうひとつ気をつけたいことは、騒音で迷惑をこうむっている側は、おそろしく音に敏感になっているということです。

極端な話、うるさくなくても耳をそばだてて聞いていると言っても過言ではありません。

原因以外の音にも過敏になるのです。

そこを理解してあげましょう。

ですから、騒音の原因が解明されて対応できるまでは、できるだけ相手の感情を逆なですることなく、静かにしてあげることが解決への道に繋がります。

生活は少し不便になりますが、逆切れされたり、怒鳴り込まれたりするよりは、マシかなと考えます。

ヒント2:周囲の部屋の方から客観的に、うるさくないか聞いてみる

また、もし可能であれば、例えばあなたの部屋が騒音の原因だとした場合、隣の部屋や上下の部屋の方に「うちはうるさくないか」と確認してみるといいでしょう。

あなたが本当に「騒音」の原因なのか、クレームを言ってくる人が「音に対して過敏すぎる」のかどうかを判断する基準になります。

ヒント3:騒音計で騒音のレベルを計測

また、数値で騒音を明確にしたい場合は、騒音計を使ってみるのもいいでしょう。

実際、うちにクレームを言ってきた方は、騒音計で計っていました。

騒音はエリアによって違いはありますが、条例で決まっており、夜間は40dbが目安とされています。

自分の家で計る音と、相手の家で計る音の音量は違いますが、実際に数値で、どのくらいの音量なのかを確認することで、客観的に判断することができます。

最後に

騒音の感じ方は個人差によるところもありますが、集合住宅の方は特に普段から生活音には鈍感にならないように、気をつけておくとよけいなトラブルが避けられるでしょう。