今回は、30代会社員(男)さんが、集合住宅、一軒家、それぞれにおいて考えた騒音対策をご紹介してみます。騒音対策として、1.深夜にシャワーを浴びない、2.深夜はTVの音量を小さくする、3.大家さんに相談、4.安眠用のイヤープラグ(BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDSなど)の使用、5.二重窓、6.吸音素材で天井や壁を囲う、7.可動式の吸音ボードを設置、8.吸音カーテンを設置、等があるそうです。

集合住宅では騒音問題に敏感になる

30代の男性、会社員です。

最近、東京23区内から、神奈川県北東部のベッドタウンに引っ越しました。

引っ越すまでは、集合住宅に住んでいたので、騒音問題には敏感でしたね。

とくに10年間、ずっと1階の部屋に住んでいたので、上の階の人の歩く音や生活音に敏感になることは、しばしば。

それでも、普段は仕事の帰りが遅く、深夜12時を過ぎることも多かったので、とくにクレームを入れることもなく、疲れて寝てしまうことで我慢できていました。

逆に、こちらの生活音を気にされてしまうことは、あったかもしれません。

深夜に気を付けていた行動

仕事の帰りが遅いぶん、平日はとくに、深夜の騒音に気を付けていましたね。

たとえば、上の階の人は、深夜に風呂やシャワーに入ったりしていましたが、私は、なるべく夜10時以降は風呂やシャワーに入らないように心がけていました。

また、私の趣味が映画鑑賞なのも、気を使ってしまいがちなところ。

引っ越すまでは、ホームシアターなどをつくることはあきらめ、逆に騒音が出にくい、低周波を出しにくく音が近くにあつまるPC用の音質のいいスピーカーをテレビにつないで、音量も控えめにしていました。

幸い、私と上の階の人の間で、トラブルはありませんでした。

が、建物の天井のつくりが薄かったのか、お隣さんとその上の階の人は、騒音問題で、たびたび手紙の応酬をしたりして、こじれていたみたいです。

集合住宅でのこじれた騒音問題

一度は警官が来て、事情聴取をされたこともありました。

問題があったその時間に部屋にいなかったので、わかりませんでしたが、どうやら夫婦喧嘩などがあって、相当の音が響いていたようです。

集合住宅だと、どうしてもその手の問題は避けられませんよね。

解決方法といっても、借りているだけの家賃暮らしでは、大掛かりな工事もできないことでしょう。

加害者にならないためには、最終的には気を使って、自制するくらいしか方法はないと思います。

騒音被害は大家さんに相談

逆に被害に頭を悩まされている場合には、まずは大家さんに相談すること。

よほど騒音が気になる場合は、レオパレス21の件のような欠陥工事の可能性がゼロではありませんから、大家さん以外にも、しかるべき調査機関に相談してみてもいいかもしれません。

安眠用のイヤープラグ

そして、自衛手段としては、たとえばノイズキャンセリング機能つきのヘッドホンで音楽を聞くこと。

さらに、安眠が妨げられる場合には、安眠用のイヤープラグというイヤホンみたいな商品も売られています。

たとえばボーズ社の「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」など。

3万円前後とお値段は少々張りますが、それに見合うだけの安眠が得られますので、これは意外とおすすめです。

一軒家での防音対策

さて、先日、子どもが一人増えたのを機に、集合住宅から一軒家に引っ越しました。

家を新築する際、思い切ってホームシアターをつくったので、ご近所への防音対策にも、かなり神経質にこだわりました。

工事の手を入れる場合、防音の手段は4つあります。

防音対策1.二重窓

まずは、吸音性の高い窓を加えて、二重窓にすること。

防音対策2.吸音素材で天井や壁を囲う

吸音素材をつかった部材で、天井や壁を囲うこと。

壁は、学校の音楽室や視聴覚室にあったような、ぼこぼこ穴のあいたアレです。

防音対策3.可動式の吸音ボードを設置

更に、可動式の吸音ボードを設置すること。

この吸音ボードも音楽室のぼこぼこ壁と同じものです。

スライドして出したり、しまったりできるので、大きな音を出すときには、他の部屋との仕切りになりますし、使わない時には、しまっておいて邪魔にならないのがメリットです。

防音対策4.吸音カーテンを設置

吸音ボードに比べると若干吸音性は劣りますが、吸音カーテンを設置するのも手です。

こちらも使わないときは、折りたたんで仕舞っておけるのが利点ですね。

けっこう分厚くて、遮光性が高いのも特徴です。

吸音ボードや吸音カーテンは、音をさえぎるだけでなく、テレビ画面に映り込む外光もシャットアウトできるので、ホームシアター好きにはおすすめです。

音質も、すごくよくなりますよ。