今回は、40代元不動産管理会社勤務(女)さんが、下の階の住人がうるさかった体験談から実行してみた騒音対策をご紹介してみます。騒音対策として、警察に通報してみたそうです。他の騒音対策として、1.管理会社に連絡、2.専門機関に連絡、3.YouTubeで“お経”を流す、等あるそうですが、明らかな迷惑行為の場合、警察に通報するのが一番良いと思ったそうです。

下の階の住人がうるさかった話

私は、派遣社員として不動産管理会社に勤務していた40代女性です。

職業柄、日頃からマンションオーナー様や、ご入居者様から近隣騒音の相談を受ける事がよくありましたが、その近隣騒音問題が自身にも降り掛かった時のお話です。

私は新宿から電車で20分程の23区外ではありますが、駅から徒歩4分という利便性の良い5階建てマンションの3階に住んでいました。

大学が周辺に多くある立地からか、留学生の外国人も何組か入居しており、私の部屋の真下の部屋には、アジア圏の男子学生が2名入居していました。

仕事上、マンションオーナー様から頂く相談でも良く耳にするのですが、外国の方は集合住宅で暮らす事に関してあまり気を使わない事が多いようです。

個人差は勿論あると思いますが、仕事の経験上アジア圏の方は文化の違いからか“苦情”となってしまうケースが多いんです。

特に学生ともなると自由です。

私の下の階の2名の学生がそうでした。

足音が大きい。

部屋をまたがって何故か窓開放で大きな声で会話をする。

友人を良く招く。

たまにバスケットボールをついている。

私は当初は彼らの事を“生活習慣の違い”と多めに見ていましたが、月日が経過するにつれて騒々しさはエスカレートしていきました。

最終的な出来事が『明け方のパーティー』です。

平日の午前3時過ぎです。

私は騒音というか爆音で目覚めました。

明らかに下から聞こえる大音量の音楽。

窓を開けてみると煙草の匂いがしました。

窓から身を乗り出してみると、明らかに下の階から大盛り上がりの声と音楽が聞こえてきました。

時間も時間なので私は床を叩くなど反撃をしてみましたが、騒ぎが収まる気配がありません。

夜中の出来事なのでマンションの管理会社に連絡する事もできません。

そうなると方法は1つしかありません。

警察に通報

110番です!

え?騒音問題なんかで110番していいの?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、警察はきちんと対応してくれます。

電話すると勿論「事件ですか、事故ですか?」と聞かれますが「近隣騒音です。現在も大きな音楽と男性数人が騒ぐ声がして、窓の外は煙草の匂いが凄いです。」と状況を伝えました。

その後に住所を伝えて騒音の原因と思われる階数を伝えました。

電話では「住人の方からの通報は言わない」と教えてくれ安心出来ました。

それから程なく男性警官と女性警官が2名でマンション周辺を見回り、マンションに入るのを確認しました。

その数分後です。

今まで続いていた大騒ぎがパタッと止みました。

その日以降は、以前からの気になっていた程度の日常の騒がしさもグンと少なくなりました。

集合住宅での騒音問題対策

マンションやアパートでの近隣騒音の場合、事を荒立てる事が逆効果になったり、ご近所付き合いの関係から言い出せなくて我慢するしかなかったりするんですよね。

建物オーナーや、管理会社に相談するのも一つの案ですが、対応策といえば注意文を書面で各住戸に投函するのが精一杯です。

そして、注意文が投函されるということは、誰か住人から苦情がでたとバレバレです。

勿論、生活騒音に関しては入居者同士のマナーの問題なので、警察にお願いする事は難しいと思いますが、明らかにマナー違反や迷惑行為はトラブルに発展する前に専門機関の力を借りる事をお勧めいたします。

そして、例外的なお勧め方法にはなるんですが、窓開放での大声の会話が連夜の時は、私の場合は外国人の方になんと伝えたら良いか悩みましたが、答えが見つからず、とりあえずYouTubeで“お経”を探して、自分の部屋の窓を少し開けて、外に向けてお経を流してみました。

効果の程は、一時的に静かになった気もしますが、もし私だったら外からお経が聞こえてきたら何と無く、窓を閉めると思います。

これは例外中の例外として書かせていただきますね。

騒音だと感じるか、さほど気にならないかは本当に個人差もあるかと思いますが、ストレスと感じる事は、我慢せずに相談する事が解決への近道です。