今回は、匿名(男)さんが、酒を飲んで暴れる中年男がうるさかった体験談から実行してみた騒音対策をご紹介してみます。騒音対策として、1.個人で本人に苦情を入れる、2.周りの住人皆で苦情を入れる、3.大家さんに退去させてもらう、4.証拠を突きつける、等を検討・実行してみたそうです。

中年男の騒音問題

アパートで生活していた頃のことですが、隣の中年の独身男性の出す音や行為に悩まされていました。

普段はおとなしく、話す声も何をしゃべっているのか聞き取れないほど小さいのですが、ある事をすると途端に豹変します。

それが酒、つまり飲酒をするとまるで人格が変わったかのようになり、時には表で喚き散らすことも。

ちょっとしたことで気に障るのか、いきなり道を通る人に怒鳴ってみたり、バットを振り回して警察を呼ばれたりと近所でも有名な人でした。

運悪く何も知らずに隣の部屋に住むことになってしまいましたが、生活音がうるさい、機嫌によって、とばっちりを食らったりと散々でした。

こちらも警察を呼んだり、大家さんに話したりしましたが、私がいない時に、妻や子供が危害を加えられたりすることが気になり、ガツンと言えないモヤモヤがありました。

周りの人たちに対して、自分中心のやりたい放題ですが、いつまでもそんな行動が続けられるはずもありません。

ついに反撃開始という訳です。

中年男の騒音問題解決方法

その方は、私が引っ越してくる数年前から入居していたようですが、初めは大人しかったようです。

それもそのはずで、その方を知っている方に聞いたところ、前住んでいたアパートでも同じような問題を起こし、仕方なく引っ越して来たそうです。

どうやら大家さんはそれを知らなかったため、入居を認めたようですが、酒癖が悪いと言う事で悩んでいたようです。

数か月は大人しかった、つまり酒を飲むのを止めていたようで、異常行動は起こさなかったという訳です。

さて、さすがに近所の方も我慢の限界だったようですが、結果的に意外な方法で異常行動を止めることになりました。

順を追って説明して行きたいと思います。

1.個人で本人に苦情を入れる

酒を飲んで文句を言いに来た時に、こちらも迷惑している旨を本人に伝えました。

酒が入っているので当然ながら正常な状態では無く、こちらの話を聞くと言う事はまずありませんでした。

どれだけの量を飲んだら、あのように性格が変わるのか分かりませんが、ちょっとしたことでクレームを入れに来る状態では、何を言っても理解されません。

因みに素面の時に、逆に文句を言いに行ったことがありましたが、本人は覚えていないようでキョトンとした顔をしており、埒が明きません。

2.周りの住人皆で苦情を入れる

素面の時に一人で文句を言いに行っても、知らない、分からない、覚えていないの3拍子でしたので、話も平行線のままでした。

挙句の果てには、こちらの妄想ではないのか?と逆ギレするような感じになり、これ以上はいつ大声で騒がれるのか分かりませんので、止めることにしました。

この頃になると、正攻法では、ムダなんだろうなと考えるようになり、ご近所さんにいろいろ聞いてみることにしました。

するといろんな話が出るは出るはで、怒鳴り込まれた、夜中にドタバタと嫌がらせされた、玄関先で騒音を出されたなど、たくさんの嫌がらせをしていたようです。

皆の考えていることも同じで、もうこんな事止めてほしいということでしたので、皆で苦情をいう事にしました。

もちろん酒に酔っている時には、何されるか分かりませんので、素面の時に。

しかし例のごとく、知らない、覚えていない、と言うだけでどうにもなりませんでした。

3.大家さんに退去させてもらう

大家さんに何度か話をして困っている旨を話していましたが、どうにもなりません。

近隣住民が騒音などの被害を被っているので、強制退去してもらうようにできないか相談しにもいきましたが、年老いた大家さんでは、どうすることも出来ないようでした。

それに、仲介料を嫌って管理会社に依頼することをしておらず、かえってそれが裏目に出た形になってしまいました。

大家さんに退去勧告してもらうのも、何だか気が引けるので、違う策を考えることに。

4.証拠を突きつける

騒いでいたり、バットを振り回している時に警察を何度か呼びましたが、実際に危害が加えられていないため逮捕されたりと言う事はありませんでした。

かえって酒を飲んでも逮捕されるほどのことをしないため、退去の理由にならず、逆に歯がゆい思いをしていました。

やはり本人に認識してもらうことで、ご近所さん皆の考えが一致し、酒を飲んで大声を上げているなどの場合は、連絡が来るようにしました。

その場合には、すかさずビデオを持ち、大声を出す、暴れるなどをしたところを映像で残し、事実を積み上げることに。

中には警察に暴言を吐いたり、バットを持って徘徊したりする場面も映っており、言い逃れは出来ません。

後日、大家さんも一緒に同席してもらい、これらの証拠を突きつけ、迷惑になっているので、本人にどうするか決めてもらう事にしました。

結局、近所の住人も10人ほど集まり、数の多さで圧倒されたのか、月末には引っ越して行き、平穏となりました。

後日談ですが、引っ越し先でも同じような問題を起こし、ついに逮捕されたようです。

やはり酒の飲み過ぎは、身を滅ぼすのかも知れませんね。