今回は、40代主婦さんが、近所の犬の鳴き声がうるさかった体験談から実行してみた騒音対策をご紹介してみます。騒音対策として、1.耳栓を試す、2.飼い主や犬の気持ちになる、を実行してみたそうです。
近所の犬の鳴き声に悩む
40代女性、主婦です。
当時、関東地方に住んでいました。
結婚したばかりの10年ほど前の話になります。
引越したアパートの近所の犬の鳴き声の騒音に悩まされました。
「犬の鳴き声がうるさい」なんて愛犬家のかたに叱られてしまいそうですが、私も犬は好きですし、できれば犬の文句なんて言いたくありません。
しかし、そのワンちゃんは日中ほとんど鳴いていて、同じく日中ほとんど家にいる私にとっては迷惑な騒音となってしまったのでした。
騒音をなくす方法を考えるためネットで「犬 鳴き声 うるさい」と検索してみました。
すると、いろいろな対策方法や、同じような悩みを抱えている人の文章などが多く出てきました。
もともと私は文章を理解するのが苦手です。
本が読めないタイプです。
自分の興味がある文ならともかく、そこに記されているのは「飼い主側がする犬へのしつけ」や「犬の鳴き方には理由がある」などの犬を飼ったことのない私には、なかなかすんなり頭に入ってこない内容でした。
なぜ、すんなり頭に入らないかというと、集中して読めないからです。
なぜ集中して読めないかというと・・・調べ中にも犬の永遠と終わらない鳴き声が続いているからなのです。
「えーっと、なになに・・犬が吠えるときは・・(ワン!ワン!)警戒しているときや・・(ワン!ワオーーン!)えーーっと、集中して読めない!」こんな具合です。
ワンちゃんが鳴き続けるなか、とりあえず理解できたことは、ネットで調べる限り、飼い主側が犬に対して行う方法(しつけなど)や「保健所に連絡」や「弁護士に警告書を送付してもらう」などの方法しか書かれていませんでした。
正直、近所付き合いは大事です。
私のほうから相手のお宅へ何か行動を起こすようなことはしたくありません。
飼い主の方のしつけがどうなのかも、飼い主の方とお話をしたことがないので、状況がよくわかりません。
仮にすごく良い人だったら、なおさら苦情なんていえません。
耳栓を試す
飼い主とワンちゃんを巻き込まず、自分一人で解決する方法が一番だと思い、平凡ですが、耳栓を試してみました。
ケチな話ですが、こちらに責任がないのに耳栓を買うことによって出費がかさむなんて嫌だなと思っていましたが、まあ、安い買い物です。
耳栓をしてしばらく生活をしてみると、犬の鳴き声はかすかに聞こえるだけで、快適に家事をこなすことができました。
午前中ずっとつけていて、お昼はテレビを見ながら食べたかったので、耳栓を外すと、やはり耳栓を外していた方が心地よく午後にまた耳栓をするのが嫌になってしまいました。
着け心地にだんだん違和感を感じてしまったからです。
おそらく安物だから。
でも、高いお金を出して買うのももったいなく、耳栓作戦は失敗に終わりました。
飼い主にも不快に思われず、自分の負担も少ない解決方法を考え直すことにしました。
犬の鳴き声解決方法模索
そこで、飼い主の方に鉢合わせしないよう、ワンちゃんの鳴いている時間帯に飼い主のお宅の近くを通ってみることにしました。
すると、今まで知らなかった新事実がわかりました。
ワンちゃんは2匹いたのです。
鳴き声だけではあまり気づかなかったのですが、一匹だと思い込んでいた犬は実は2匹でした。
私は今までペットを飼ったことがありません。
しかし、動物は好きです。
動物を飼っている人に悪い人はいないような気もします。
ましてや犬を2匹も飼うなんて、エサ代や、散歩など、いろいろ大変だろうなとも思います。
ワンちゃんのお宅の庭にはワンちゃん用のすてきなお家もあり、大事にされているのも良くわかりました。
ペットを飼ったことはありませんが、毎日の散歩が必要なこと、しつけはしなければならないことは理解しているつもりです。
そうは言ってもペット中心に生活するのも難しですよね。
散歩に行けない理由があるとか(多忙な仕事や、飼い主の病気など)
飼っていないのでわからないが、このくらい鳴くのは飼い主の人たちからしたら普通のことかもしれない(そういえば夜は鳴いてない)
私の最大の解決方法はこれでした。
「飼い主や犬の気持ちになること」
この先、私に子どもが産まれ「赤ちゃんの泣き声うるさい」と言われたら嫌だな。
とか、ワンちゃんだってお話したいのに「静かにするように」と口うるさくしつけられたら嫌だろうな。
そう思ったとたん、とても愛おしくなり、鳴き声が気にならないようになりました。
鳴き声のボリュームはもちろん変わりないのですが、鳴くたびに「ごはんって言ってるのかな」とか「2匹のワンちゃんで喧嘩かな?」など。
(おそらく)犬と飼い主にとっては、当たり前の日常に文句を言っていた過去の自分が恥ずかしくなってしまいました。
結局数年後、転居により他県へ引っ越したのですが、今ではいつかマイホームを建てたら犬を飼ってみたいなとも思い始めています。