今回は、40代会社員(男)さんが、近所の保育園の子供の声がうるさい時に試した騒音問題解決方法をご紹介してみます。騒音対策として、1.引っ越す、2.近所の人を味方につける、3.騒音で体調不良になった診断書を作ってもらう、4.市役所の窓口を訪問、等の案を考えたり、実行してみたそうです。
近所の保育園の子供の声がうるさい
私は40代の男性会社員であり、関東地方に住んでいます。
私が思い切り悩んでいるのが、隣に開園した保育園からの騒音です。
それまでの安眠が一瞬にして崩壊してしまうほどのパワーとエネルギーを持つ園児たちには脱帽といった感じです。
仕事の関係で昼間に眠る私ですが、子どもたちの割れんばかりの声で起こされてしまうのです。
つまり、これが私にとっての騒音問題として立ちふさがりました。
もちろん、子どもの存在は日本にとっても重要な存在であることは私自身もよく理解していることであり、その点を否定するつもりは一切ありません。
私は、隣に迷惑な保育施設ができたことに対しての怒りをどこにぶつけて良いのかわからずに苦労していました。
しかしながら、まともに保育園にクレームや苦情を出したところで、相手にされることがないのはわかっていました。
なにせ、日本は少子高齢社会に直面しており、子どもの存在が必要不可欠であることは百も承知しています。
「お前が引っ越しすればいいのでは?」という人も多くいるのではないでしょうか。
むろん、私自身もそれができれば、それに越したことはありません。
でも、一体誰が私の引っ越し費用の負担をしてくれるのでしょうか。
引っ越しするためには、数十万円の費用がかかることになります。
敷金礼金はもとより、引っ越し業者の手配にも当然ながら、お金がかかります。
安月給の私には無理な話です。
私は、この自らに降りかかることになった騒音問題の解決に向けて全身全霊を傾けて臨む覚悟を固めます。
ネット上でどのようにしたら良いかという方法について調べあげることにしました。
もちろん、弁護士や司法書士などを使うこともできません。
お金をかけずに解決することが条件です。
騒音問題解決の経緯
私はまず、私と同じような意見を持つ人がいないかどうかについて、近所を回ることにしました。
近所の人を味方につけることで、優位性を持つことができないかと思ったのです。
苦労はしましたが、私以外にも同様に保育園の騒音に不満や不安を持っている人がいることを確認しました。
そこで、私は自ら心療内科を受診し、眠れないことで、疲労が重なって体調不良となっていることを診断してもらいました。
当然、診断書も作ってもらったため、それなりの費用がかかってしまいましたが、診断書があるかないかによっても説得力が大きく違ってきます。
私は近所の数件の合意と自らの診断書を持って、市役所の窓口を訪問しました。
その目的は、私の住まいに隣接する保育園の騒音被害を訴えるとともに、それを何とかしてもらいたいという点についてです。
市役所の職員も最初のうちは啞然としていましたが、徐々に私の意見にも耳を傾けてくれるようになりました。
初めての訪問の際には、「確認しておきます」ということで終わりでしたが、その後何度となく訪問すると、係長や課長と呼ばれるような責任ある立場の人も登場するようになります。
私は、同時に近所の賛同者の意見を集めたり、心療内科の受診を続けるなども怠りませんでした。
ようやく、私の努力もあり、保育園の敷地内に防音設備が建てられることになったのです。
同時に子どもたちの外での遊びの時間も大幅に制限されることになりました。
これで、私の安眠生活も守られるようになりました。
後から振り返ってみれば、自治体の窓口を巻き込んだことが成功につながったといえるのかもしれません。
私が感情的になって保育園に怒鳴り込めば、不審者などとして扱われてしまうことは火を見るよりも明らかではないでしょうか。
緻密な戦略を打ち立てて臨んだことが好結果を導くことになったといえるでしょう。
反省材料としては、病院の受診費用などが結果的に膨れ上がってしまったことです。