今回は、20代アルバイト(女)さんが、マンション上階の住人がうるさい場合に考えた騒音問題解決方法をご紹介してみます。騒音対策として、1.法的責任を問うことができる、2.管理会社に相談をする、3.実際に話し合いをする、4.具体的な行動を示す、等が考えられるそうです。
上の階の住人がうるさい
千葉県に住んでいる20代の女性です。
仕事はアルバイトをしています。
マンション住まいなのですが、上の階の人がうるさいです。
小さなお子さんがいるようで、ドタドタと走っている音がします。
小さい子供なので、ある程度は仕方がないとは思いますが、地響きのようにひどい音がすることがあり、ある程度というレベルではありません。
休日の場合は、1日を通して騒音がしていて、大変迷惑をしています。
我慢していて頭痛を起こして体調を悪くしてしまったので、我慢することはやめて対策をしました。
騒音対策
1.法的責任を問うことができる
マンションの上の階がうるさいことを我慢してしまっている方は少なくないようですが、騒音に対して法的責任を問うことができます。
民法709条や710条に基づき、不法行為を理由とする損害賠償(慰謝料)を請求することができるのです。
精神的苦痛、騒音を和らげるために購入したカーテンやマットなど、うつ病などにかかって入院した費用などを請求できます。
生活をしていれば、音が出るのは仕方がないと何もせずに我慢してしまうことがあり、実際、それで私はストレスによる頭痛がひどくなってしまいました。
我慢をしていると精神的な苦痛になり、場合によっては健康を害することがあるので、損害賠償を請求できる場合があっても日常的な騒音そのものを取り締まる法律はありませんが、我慢をする必要はないのです。
2.管理会社に相談をする
騒音で悩んでいるなら、まずは管理会社に相談をします。
管理会社は、入居者の管理を行う責任があるのです。
いきなり上階の人に文句をいうとトラブルになる可能性があるので、第三者に間に入ってもらうとよいでしょう。
管理会社に相談をする場合、証拠があると動いてくれやすくなると思います。
騒音が起きた日時、どんな音がしたのかをメモしておくと、具体的な内容を相談しやすいです。
3.実際に話し合いをする
管理会社に相談をしたけれど問題を解決できなかった場合、自分で直接上の階の人に話し合いをしにくいという方法もあります。
その際、「うるさい」「何とかしろ」と、一方的に押し付けてはいけません。
問題点を指摘されたり、怒られたりすると、人は動きたくなくなってしまうのです。
騒音解決に動いてもらうためには、相手が悪いとしても、こちらがお願いする形で話し合いをしていきます。
「うるさいから静かにしろ」といわれる場合と、「音でこうこうこのように困っているので、具体的にこのようなことをしてくれませんか」といわれる場合、どちらの方が何とかしてあげようと思いますか。
後者の方が、何とかしようと思えるのではないでしょうか。
相手に悪いことを認めさせることが目的ではなく、目的は騒音問題を解決することです。
たとえこちらが悪くないとしても、問題を解決できるのであれば、お願いすることも大切になります。
4.具体的な行動を示す
静かにしてくださいといっても具体的にどのようなことをすればいいのかわからないと対策をすることができないので、実際に上の階の人と話し合いをするなら、具体的な行動も伝えるようにしましょう。
バタバタと走り回る音がうるさい場合は、床に厚手でクッション性のあるマットを引く、クッション性のあるスリッパを履くといった対策が考えられます。
厚手でクッション性のあるマットとしては、プレイマットやジョインマットというものが販売されています。
一般的なカーペットでは、薄くてフローリングの床のバイアは音がするので、厚手でクッション性があることが大切です。
スリッパを履くことでも、素足よりはある程度音が軽減します。
小学生くらいなら走り回らないように、大人が注意することができるでしょう。
「お子さんが家の中で走っているようなら、なるべく歩くように気をつけてくれませんか」といったように伝えてみるとよいでしょう。