今回は、40代会社員(男)さんが、専門家視点で考えたエアコン等の室外機の騒音問題解決方法をご紹介してみます。騒音対策として、1.室外機購入時に、騒音値を確認、2.購入時、スクロールコンプレッサーの室外機を選ぶ、3.エアコン等で、能力抑制モードを選択して使用、4.遮蔽板を室外機との間に設置、5.アクティブノイズキャンセラーを購入、等が考えられるそうです。

著者紹介

私の年齢は40代、職業は会社員、性別は男、お住まいの地域は中部地方になります。

室外機に関しては、専門家です。

それでは、宜しくお願いします。

室外機の騒音問題

皆さんの中にも、エアコンやエコキュートやエネファームなどの室外機の騒音で悩んだりしている方もいると思います。

そもそも、これら室外機の騒音の原因は全て共通しており、室外ファンとコンプレッサーが原因になります。

その原因となる2つの騒音源を今回のお話しのターゲットにして、騒音対策を含めて、もう少し詳しく説明していきます。

室外機の騒音原因・対策

室外機の騒音原因1:ファンの回転音

最初に室外ファンの騒音に関しては、ファンなので扇風機の騒音と同じです。

ファンの回転数が上がれば上がるほど騒音も上がり、特にファンの風を切る独特の音は、騒音の一番原因と呼ばれるコンプレッサーを上回る時さえあります。

これを抑えるには、やはり回転数を下げるのが一番得策なので、自分が管理出来るものであれば、能力を抑制するモードに切り替えるのが、手っ取り早い対策になります。

あと、細かいことを言えば、最近では、ファンの羽根形状やファンモータの静音化を考慮した設計がされた室外機もあるので、購入時、騒音値を確認しておくことです。

いずれにせよ、そこそこ性能をキープしつつも静かに運転してくれる室外機を選ばないと、買ってからでは、あとの祭りなので、購入時は騒音値をよく確認する様にお願いします。

室外機の騒音原因2:コンプレッサー

つづいて、室外機騒音では一番問題児で、重低音から高周波領域まで、あらゆる音域を醸し出してくれる騒音界の王様である厄介なコンプレッサーについて説明します。

コンプレッサーは、メーカー各社で色々なコンプレッサーがあり、そのコンプレッサー毎に音にも特徴がありますが、中でも、昔から家庭用などにも汎用されて、性能は良いのですが、騒音で悩ましてくれるのが、ロータリーコンプレッサーです。

もうなんのことだか、一般の方には分からないと思いますが、ロータリーと言うのは、名前の通り、圧縮する部分が偏心して回転している機構になっている為、ロータリーと呼ばれています。

他にも、ロータリーよりも静音化出来る渦形状の圧縮機構をしたスクロールコンプレッサーというものもあり、静音化ならこちらの方が優秀です。

なので、出来る限り、スクロールコンプレッサーの室外機を選びましょう。

しかし、なぜかめちゃくちゃ安くて性能も良かったりするロータリーコンプレッサーも捨てがたく、仮にロータリーコンプレッサーの室外機を選んでしまった人や近くにある人などは、その騒音で悩むことになると思います。

もうその環境から抜け出せないのであれば、自衛するしかなく、その対策方法は以下になります。

室外機の騒音対策

1.能力抑制モードを選択

1つ目は、室外ファンと同様に能力抑制モードを選択して下さい。

これが一番簡単な対策方法です。

2.遮蔽板を室外機との間に設置

2つ目は、1つ目が出来ない又は、効果が無い場合になります。

これは騒音全般の対策になりますが、遮蔽板をホームセンターから購入して来て、その騒音源の室外機との間に設置して下さい。

面倒ですが、自衛できる最小限の努力は、このレベルの対策になります。

3.アクティブノイズキャンセラーを購入

3つ目は、マニアックな方法です。

アクティブノイズキャンセラーと言うものがあるので、それを購入して試してみるのも手です。

原理は、聞いたことある人も居ると思いますが、音を音で消す方法です。

つまり、今、悩まされている音があれば、その音とは逆の位相の音を発して、消音させます。

但し、条件次第なので効果の程は、なんとも言えません。

ここまでやるなら、まだヘッドホンでも付けていた方がマシかもしれませんね。

以上、今回紹介はまだまだ専門の一部分になりますが、また何か機会があれば、もっと詳細を説明出来たら幸いです。

最後まで読んで頂き、有難う御座いました。